ガスコンロの温度センサー、点火プラグ、つまみ、ガスホース交換を解説

ガスコンロ部品の「温度センサー」、「点火プラグ」、「つまみ」、「ガスホース」、「電池ケース」の交換方法や注意点をご紹介いたします。
ビルトインコンロの内容がメインとなりますが、テーブルコンロ（卓上型コンロ）をお使いの方にも役に立つ内容となっております。部品交換の際の情報としてお役立てください。

温度センサーの交換はお使いの機種を製造しているメーカーのメンテナンス窓口に依頼する必要がありますが、ここでは「交換した方が良いケース」と「交換前に試すこと」の２点についてご紹介します。

揚げ物調理時の温度調整がうまく働かない、高温でもないのに火が勝手に小さくなる、消えてしまう場合は温度センサーの故障が考えられます。温度センサーは鍋底に当たる部分で温度を感知しているので、この面が汚れていると正しく機能しません。温度管理がうまくできていない場合は、まず温度センサーを掃除してみてください。また同様の方法で日頃のメンテナンスを行うことでガスコンロを長持ちさせることができます。

点火プラグの交換はお使いの機種を製造しているメーカーのメンテナンス窓口に依頼する必要がありますが、ここでは「交換前に試すこと」についてご紹介します。

点火プラグが飛ばす火花は電源を必要とします。一部のガスコンロを除き、この電源は乾電池となりますので、火花が飛んでいない場合は電池交換ランプが点灯（点滅）していないかご確認ください。電池切れであれば、電池を交換することで解消します。
また煮こぼれや吹きこぼれなどの汚れ・焦げつきが点火プラグにこびりついている場合は、固く絞った布などで拭き取るなど清掃をすることで正常に動作しますので、交換前にお試しください。

以前はツマミをひねって点火、火力調節を行っていたガスコンロは、この20年の間に大きく進化して、現在ではツマミタイプを採用するコンロは少なくなりました。現在ではテーブルコンロの一部にのみ採用されています。

ビルトインコンロに採用されている「ダイヤル式」「レバー式」についてはガスコンロ本体の一部となるため、お客様で交換することができません。壊れてしまった場合はメーカーメンテナンスへお問い合わせの上、交換・修理をお受けください。テーブルコンロの「つまみ」はメーカーパーツショップで販売されています。交換自体は簡単なので、パーツショップよりご購入の上、ご自身で交換可能です。

ビルトインコンロとテーブルコンロで接続されるガスホースの種類が異なります。またそれぞれ都市ガス用・プロパンガス（LPGガス）用で使用するホースが異なりますので交換の際はご注意ください。

ビルトインコンロ・テーブルコンロともに電池ケースはメーカーパーツショップで販売がありません。蓋など破損してしまった場合は各メーカーのメンテナンス窓口にお問い合わせください。

ガスコンロは不具合発生時のエラー（エラーコード）はブザー音でお知らせするように設計されています。ご使用時にブザーがなる場合はブザーがなる回数やタイマー表示でエラー内容をご確認ください。