条件からガスコンロを選ぶ

ビルトインガスコンロの選び方|違い・特長

ビルトインガスコンロの選び方

ガスコンロがキッチンに組み込まれたビルトインガスコンロは、10年以上前のコンロと比較すると、製品の見た目も、お手入れ性も、万が一の火災に備える安心機能も格段に向上しています。中でも新しいビルトインガスコンロでスタンダードとなっている機能や、おすすめ機能・特徴をご紹介いたします。ビルトインガスコンロの選び方のポイントをおさえて、快適な交換工事にお役立てください。

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ビルトインガスコンロはここまで進化しています!
機能や特徴
安全面

2008年より安全基準が変わり、全口に温度センサーが搭載されたSiセンサーコンロが標準となりました。新しいビルトインガスコンロは安全面でもさらに高い水準を誇るものとなっています。

グリル

グリルと言えば、水を張って使うものでしたが、新しいビルトインガスコンロは、水を使わず、一気に上下から火を入れる両面焼きがスタンダードです。両面焼きのグリルは、食材をひっくり返す必要がなく、短時間で食材を美味しく焼き上げます。また、水を張らないから、お手入れ性も格段にUPしています。

バーナー周り

バーナーの周りにあった「汁受け」がなくなり、吹きこぼれもさっと拭き取れるフラットな形状になっています。また、ゴトクは取り外しやすく、汚れやすい部分が少ないコンパクトな形状。この形状が新しいビルトインガスコンロのスタンダードです。

コンロ機能

セットした時間で消火するタイマー機能と、火力を一定の温度で保つ温度調節機能。どちらも一部機種を除きほぼ全てのビルトインガスコンロに標準搭載される便利機能です。

新しいビルトインガスコンロには、上記以外にもコンロ部、グリル部ともにさまざまな便利で使いやすい機能があります。お住まいのガスコンロタイプによって、ビルトインガスコンロの設置・交換に対応している機器と対応していない機器がありますので、さらに詳しい製品特徴を確認しながら最適なビルトインガスコンロを選んでいきましょう!

STEP1 : 交換可能であるかを確認設置ビルトインガスコンロが交換対応可能かチェック

ガスコンロと言っても、据置タイプ(ガステーブル)やビルトインなどいくつか種類があります。現在設置されているコンロの種類によっては、ビルトインガスコンロへの交換が難しい場合もあります。まずはご自宅のコンロがどのタイプかチェックしてみましょう!

ガスコンロのタイプの違い・特長比較

ガスコンロの設置タイプは大きく分けて、据置・セクショナルキッチン・ビルトインの3タイプに分類できます。それぞれの設置タイプで、ビルトインガスコンロに交換できるか異なりますので、詳しくは下記の表でご確認ください。

ガスコンロの
タイプ
据置 セクショナルキッチン ビルトイン
据置 セクショナルキッチン ビルトイン
ガスコンロの特徴と交換工事の際の注意点など 独立したコンロ台の上に、据置型のガスコンロが乗っているもの。

コンロの交換を行う場合は、据置型コンロを新しくし、置き換えます。
コンロ台とガスコンロが一体化した特殊なタイプ。

コンロ部分の交換を行う場合には後継機種への交換となります。

このままではビルトインガスコンロへの交換はできません。
ビルトインガスコンロへの交換を希望される場合には、コンロ台ごと交換する必要があります。
システムキッチンのワークトップ(天板)に埋め込まれるように設置されたガスコンロ。

ビルトインガスコンロへの交換は問題なく可能で、基本的にはどのメーカーの機種にも交換が可能です。
※ガスオーブンがある場合は別途選び方があります。(チェック2参照)
ビルトインガスコンロへの交換工事対応可否 ビルトインガスコンロへの
交換はできません。
コンロ台ごとの交換が必要です。 ビルトインガスコンロに
交換が可能です!

ガスオーブンの有無でのビルトインガスコンロ交換比較

ビルトインガスコンロの下に、ガスオーブンが設置されている場合、ビルトインガスコンロ交換工事と同時にガスオーブンをどうするかを検討する必要があります。"一緒に交換する場合"、"そのまま残す場合"で、ビルトインガスコンロ選びが異なります。また、ビルトインガスコンロ交換工事の際、同時にオーブンを取り外して収納庫にすることも可能です。

ビルトインガスコンロの下にオーブンあり ビルトインガスコンロ
の下は収納庫
ビルトインガスコンロの下にオーブンあり ビルトインガスコンロの下は収納庫
オーブンも交換する オーブンをそのまま残す 収納庫に変える もともと、ビルトインガスコンロの下が収納庫になっている場合は、既存のビルトインガスコンロのメーカーを気にすることなく、どのメーカーのビルトインガスコンロにも交換が可能です。
※詳しい設置可否はお見積りの際に行います。
ビルトインガスコンロの交換と一緒にガスオーブンの交換もする場合には、既存のメーカーを気にすることなく、お好きなメーカーの機種をお選びいただけます。
ただし、ビルトインガスコンロとガスオーブンのメーカーは揃える必要があります。

既存のガスオーブンを残して、ビルトインガスコンロのみを交換する場合には、新しく設置するビルトインガスコンロのメーカーを、残すオーブンのメーカーに合わせる必要があります。

コンロとオーブンは、別々のメーカーでの設置はできません。

ガスオーブンを取り外し、収納庫を設置することも可能です。その場合は、新しく設置するビルトインガスコンロのメーカーを気にすることなく、どのメーカーのビルトインガスコンロにも交換が可能です。
※詳しい設置可否はお見積りの際に行います。

ビルトインガスコンロに使用するガス種がプロパンガスか都市ガスか

一般家庭で使用されているガスには、都市ガス(12A・13A)と、プロパンガス(LPG)があります。これをガス種と呼びます。このガス種に対応するため、ビルトインガスコンロの機種は、それぞれ都市ガス用とプロパンガス用があります。
どの機種もひとつの品番に対して「都市ガス用」と「プロパンガス用」があり、必ずお使いのガス種を選ぶ必要があります。また、都市ガス用とプロパンガス用の違いは、内部の構造のみとなっており、見た目はどちらも同じで変わりありません。ガス種が異なると器具の使用ができないので、注意が必要です。
プロパンガス(LPG)
プロパンガス(LPG)

ガスが入ったボンベ(上記写真)を、業者が自宅まで配送し、それを各家庭で使用します。

プロパンガスは、プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス。本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐに気がつくようニオイをつけてあります。また、空気より重く、屋内でのガス漏れ時などに、床の方に溜まる性質があります。

都市ガス(12A・13A)
都市ガス(12A・13A)

供給所であるガスホルダーから、道路の下のガス導管を通じて供給されます。そこから、ガスメーター(マイコンメーター)を通し、各家庭で使用します。

都市ガスは、メタン(燃える気体)を主な成分に持つ天然ガス。本来は無色、無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気がつくよう、ニオイをつけてあります。また、空気より軽く、屋内でのガス漏れ時などに天井の方に溜まる性質があります。

ガス種の確認方法
ご自宅で使用しているガス種が分からない場合、以下のようにガス機器に貼付されたラベルを確認することでガス種を確認することができます。 ラベルに<LPG>と書いてある場合はプロパンガス、<12Aまたは13A>と書いてある場合は都市ガスとなります。
ビルトインガスコンロの場合
ガスコンロの場合

本体内部の後方に貼ってある銀色のラベルで確認することができます。

オーブン付ビルトインガスコンロの場合
オーブン付ガスコンロの場合

オーブン付のビルトインガスコンロの場合、オーブン下部のサービス扉の裏に貼ってあるラベルで確認することができます。

※ガスメーターにも、13A、12A、LPGのいずれかの記載がありますので、そちらでもガス種を確認することができます。

ビルトインガスコンロにはどんなメーカーがあるの?

メーカーごとの特長は?

現在お使いのビルトインガスコンロと異なるメーカーへの交換も可能です。

リンナイは、ビルトインガスコンロやガスオーブンなどのガス機器分野で国内シェアも高いメーカーです。
「品質こそ我らが命」の理念を掲げ、その理念のとおり、品質の高さには信頼のおけるメーカーです。

ノーリツは、業界で初めて、ビルトインガスコンロや両面焼きグリルを開発したメーカーです。2011年にハーマンと営業統合し、2014年に厨房機器のブランドを「ノーリツ」に統一しました。

パロマは、リンナイ、ノーリツに次ぐ大手メーカーで、1988年には全米にて給湯器を供給しているリーム社を買収し、アメリカでの給湯器シェアも高い海外でも活躍している企業です。

こちらからメーカー・シリーズを一覧で比較できます

STEP2 : 選び方を確認交換するビルトインガスコンロを選ぶポイント

ビルトインガスコンロを買い替える際にはいくつもの選び方のポイントがありますので、順番に解説いたします。まずビルトインガスコンロの天板とゴトク(五徳)のデザイン面、そして調理時のバーナー口数や火力の機能面、さらに料理の幅が広がるグリルの特徴と機能をたっぷりご紹介いたします。

ビルトインガスコンロ 選び方 デザインで選ぶ
現在設置のビルトインガスコンロの天板幅を参考に、新しいビルトインガスコンロの天板幅を選びます。
コンロの天板幅
ビルトインガスコンロの天板幅は、各メーカー規格が共通化されており、60cm幅か75cm幅の2サイズから選びます。標準サイズは60cm幅となります。どちらのサイズも本体のサイズは同じで、75cm幅は60cm幅と比べて15cm横幅が広いタイプとなります。 ほとんどのビルトインガスコンロが、この2サイズをラインナップしており、現状設置のガスコンロの天板幅と同じサイズのものにするか、または交換を機に幅の変更をすることも可能です。ただし、機種によってはもともと1サイズしかラインナップしていないものもあります。2サイズ展開の機種の場合、75cm幅の方が販売価格ベースで2~3千円程高くなります。
バーナーの位置関係
幅の違いで変わることは、左右のバーナー間の長さ(左図※1)です。メーカーや機種により若干異なりますが、60cm幅から75cm幅になると、2~5cm広がります。また、左右のバーナー間の長さが広がることで、上コンロとの距離(左図※2)も広がります。

また、天板端からゴトクまでの距離(左図※3)も変わります。

大きな鍋などを2つ並べての調理が多いご家庭や、3口全てを使っての調理が多いご家庭、自動炊飯機能でご飯を炊くことが多いご家庭などは、バーナー間の距離が広い75cm幅のコンロがおすすめです。
幅を狭くする際の注意点
(75cm→60cmへ交換)
  • これまで設置していた天板の設置痕が露出してしまう。
  • コンロバーナー間の距離が狭くなる。
幅を広くする際の注意点
(60cm→75cmへ交換)
  • 調理用のスペースがビルトインガスコンロを挟んで左右15cm狭くなる。
  • 現在設置されているレンジフードの幅が60cmの場合には、消防法の規定でレンジフード幅以上のビルトインガスコンロの設置ができないため幅変更が難しい。
ビルトインガスコンロの天板には何種類かの素材があり、特徴が異なります。同じシリーズ内で天板の種類を選択することが難しいので、あらかじめ、デザイン、素材の特徴、価格など、何を一番重視するかを決めてから選ぶと選びやすいです。
ホーロー ガラスコート ガラストップ アルミ/ステンレス
ホーロー ガラスコート ガラストップ アルミ/ステンレス
価格表
鉄板にガラスの釉薬を焼き付けた天板。 鉄板のダークな色そのままのデザインとなり、色は選べません。

鉄板なので丈夫ですが、汚れ落ちの面では、ガラスやガラスコートに劣ります。

圧倒的にお求め安い価格のものが多く、価格重視の場合におすすめの天板素材です。
ホーロー用鋼板に、ガラスのようなコートを施した天板。 ホーローの強度と、ガラスの美しさのどちらも兼ね備えた素材です。

ガラス天板のようなクリア感は無く、デザイン面ではガラストップにやや劣りますが、お手入れ性ではガラス同様とても優れた天板です。

明るめの色など、カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。

ベーシックグレードコンロに搭載されていることが多く、お求めやすい価格帯が特徴です。
明るめのカラーラインナップとクリア感、光沢が特徴的な強化ガラス素材の天板。最新ビルトインガスコンロの多くがこのガラストップを採用し、人気があります。 強度ではホーローに及ばないものの、お手入れ性ではどの天板よりも優れています。

キッチンを明るくしたい、高級感のあるキッチンを演出したいなど、デザイン面からもおすすめの天板素材です。

カラーバリエーションも豊富で、色を選べるのも特徴です。
<アルミ>
熱を分散させやすいアルミ素材の天板。バーナー周りのこげつきなどが起きにくいメリットがあります。

マットな質感で落ち着いたデザイン。お手入れ性など、扱いやすさではガラストップに劣りますが、衝撃に強いという特徴があります。

<ステンレス>
業務用のような堅牢さがあり、家庭用コンロとしては個性的な素材。ノーリツの1機種にのみ採用されています。
リンナイ

メタルトップ

マイトーン※

センス※

ユーディアエフ※

セイフル

デリシア(3V乾電池式)

デリシア(100V電源式)

リッセ

マイトーン※

センス※

スタンダード

ユーディアエフ※

<アルミ>

デリシアグリレ

<ステンレス>

なし

ノーリツ

メタルトップ

なし

プログレ

オルシェ

ネスト

ピアット2口

ファミ

<ステンレス>

+do(プラスドゥ)

パロマ

スタンダード

クレア ※

フェイシスグランド ※

ブリリオ ※

リプラ

シスト

ウィズナ ※

クレア ※

フェイシスグランド ※

ブリリオ ※

ウィズナ ※

アバンセ

取扱いなし

※のついている機種は複数素材のラインナップがあるものとなります。
ゴトク
新しいビルトインガスコンロのゴトク周りは、以前のコンロにあった「汁受け」がなくなり、フラットな形状となっています。また、ゴトクはお手入れ性を重視し、コンパクトになり、汚れがつきやすい部分を極力なくしたデザインとなっています。また、ゴトクが天板から取り外しやすいのも特徴です。 これらのゴトク周りの変化は、機種やグレードに関わらず現在販売の機種なら、どの機種にも当てはまります。

ビルトインガスコンロ選びの際にポイントとなるのは、ゴトクの種類(素材)です。従来と同じ素材のホーローか、ステンレスを選ぶことが可能です。以下で素材の違いについてご紹介します。
ステンレス
ステンレス

ステンレスで出来たゴトク。ステンレスの素材を生かした明るい色が特徴です。ミドルグレード以上のガラストップコンロに搭載されていることが多く、ビルトインガスコンロをより明るく彩ります。 ステンレスゴトクは素材そのもので出来ており、塗装がされていないため、お手入れの際に、摩擦などで剥がれることがなく、耐久性に優れています。
ただ、ステンレスは熱に弱く、加熱により変色してしまいます。そのため、変色が気になる場合は、こまめに専用クリーナーでお手入れする必要があります。また、明るい色のため、飛び散り汚れなどが目立ちます。

汚れをしっかりお手入れをしたい方や、デザイン重視の方は、ステンレスごとくがおすすめです。

ホーロー
ホーロー

ホーロー素材のゴトク。熱による焼け焦げや傷などが目立ちにくいのが特徴です。新しいコンロも、ホーローゴトクが標準です。
見た目のスタイリッシュさはステンレスには劣りますが、濃い色であることから、飛び散り汚れなどが目立ちにくくお手入れに手間がかかりません。
ただ、ホーロー素材は古くなると、塗装が剥がれて、錆びることがあります。また、汚れを落とすために擦りすぎると、摩擦で塗装が剥がれて劣化してしまいます。

デザインよりもお手入れ性重視の方は、ホーローごとくがおすすめです。

ビルトインガスコンロの特徴・機能で選ぶ
ビルトインガスコンロのバーナーの口数は、シリーズ内で選択することが難しいので、あらかじめ2口か3口かを決めて、シリーズを選ぶと選びやすいです。
2口
2口

現在販売されているビルトインガスコンロでは、2口のコンロは圧倒的に少なく、限られた機種のみで2口のものがあります。同じビルトインガスコンロのシリーズで2口か3口かなど、口数を選べるわけではありません。

2口コンロは、奥のバーナーが無いので、手前からバーナーまでに距離があり、調理する人との間にゆとりがあるのが特徴です。鍋の取っ手のひっかかりや、着衣着火にも配慮されています。

3口
3口

新しいビルトインガスコンロのコンロバーナー口数は、3口が標準です。現在販売されているコンロのほとんどの機種が3口となっており、機種選択の幅があります。
現在販売のビルトインガスコンロは、最高でも3口となっています。

3口コンロのメリットは、同時に3箇所で調理ができることで、いっぺんにたくさんの調理をするご家庭などは、3口コンロがおすすめです。また、3口コンロ搭載機種が多いので、機種を選べるというメリットもあります。

以前のビルトインガスコンロは、左右どちらかのみ高火力のものが多かったのですが、高火力もとろ火も使えるバーナーの搭載が増え、人気もあることから、現在では多くの機種がダブル高火力&ダブルとろ火を搭載しています。シリーズ内での選択はできないので、お好みの火力タイプを決め、シリーズを選ぶのがおすすめです。
左右どちらかのみ高火力
左右どちらかのみ高火力

以前のビルトインガスコンロに多いタイプで高火力バーナーの位置を右か左か選び、設置するのが特徴です。 このタイプのビルトインガスコンロは、奥の小バーナーと、手前の左右のバーナーの3つそれぞれが異なる火力のバーナーとなります。

高火力バーナーの位置は、防火対策のために、キッチンの壁から遠い方に設置するのが一般的です。

ダブル高火力&ダブルとろ火
ダブル高火力&ダブルとろ火

奥の小バーナーをのぞいて、手前の左右のバーナーのどちらも高火力バーナーで、さらに、どちらもとろ火が使えるものが「ダブル高火力&ダブルとろ火」です。

左右どちらかのみ高火力バーナーの場合、高火力のバーナーと通常バーナーの最小の火力が異なり、高火力バーナーでは、とろ火が使えずコトコト煮込む料理などが向かないというデメリットがありました。現在の高火力バーナーは、とろ火も使える火力幅となっており、料理によってバーナーを使い分ける必要がりません。 現在どのメーカーもこちらを搭載した機種が多く、ダブル高火力&ダブルとろ火が標準となっています。

高火力調理もとろ火調理も、バーナーを選ばず行いたい人におすすめです。

ビルトインガスコンロのグリルの機能で選ぶ
以前のビルトインガスコンロと性能や特徴が大きく変わった部分と言っても過言ではないほど進化しているグリル。水を張る必要がなくなり、ほとんどの機種が両面焼きの機能を搭載し、調理の手間を軽減する設計となっています。いまやグリルのスタンダードとも言える2つの特徴をご説明します。
水あり・水なし
水あり・水なし

従来のビルトインガスコンロのグリルは、必ず水を張って使用するタイプでしたが、新しいビルトインガスコンロは水を張る必要がなく、焼き網の上に食材を乗せるだけでOKです。

水を入れる手間もかからず、また使用後も脂が落ちた水をこぼさないように流しまで運ぶ必要もなく、お手入れ性が格段にアップしています。

現在販売されているビルトインガスコンロのグリルは、この水なしタイプが標準です。

当社で取り扱っているビルトインガスコンロは、全て水無しタイプのグリルを搭載しています。

片面焼き・両面焼き
片面焼き・両面焼き

従来のビルトインガスコンロのグリルは、上火バーナーのみで焼き上げる"片面焼き”が主流でしたが、新しいビルトインガスコンロは、これまでの上火に加え、下から加熱する下火バーナーが搭載された”両面焼き”に進化しました。 最新コンロは、この両面焼きが標準です。

加熱しすぎると硬くなりやすい魚などは、上下から一気に火をいれることができる”両面焼き”がぴったりです。 また、片面焼きにくらべ、焼き時間も短縮できます。

当社で取り扱っているビルトインガスコンロは、ほとんどの機種が”両面焼き”グリルを搭載しています。 一部機種のみで片面焼きのものがございます。

グリルの横幅は通常サイズとワイドサイズの2タイプ。シリーズ内での選択ができないので、あらかじめ、どちらのサイズが良いかを検討し、シリーズを選ぶのがおすすめです。また、通常サイズの場合、横幅は同じでも、引き出し幅に違いがある機種がございます。その点にも着目し選ぶのがさらにおすすめです。
通常サイズ
通常サイズ

通常のグリルの横幅は、約21~23cm。さんまですと、約4本が横並びに並ぶサイズです。 グリルの幅を検討するときに重要なのは、横幅だけでなく、引き出した時の引き出し幅。同じグリル幅でも「引き出し幅が短いタイプ」と「フルオープンタイプ」があり、機種により異なります。 横幅が同じでも、引き出し幅が異なると、使い勝手に違いが出るため、グリルを検討する際のポイントとなります。

通常サイズのグリルは、ベーシックグレードのコンロに搭載されており、本体価格がお手頃なのも特徴です。

ワイドサイズ(幅広タイプ)
ワイドサイズ(幅広タイプ)

一般的にワイドグリルとよばれるグリル幅が約25~26cmと、広いタイプのグリルです。メーカーにより呼び名が異なり、リンナイではパノラマワイド、ノーリツ・パロマはワイドグリルと呼ばれています。

さんまですと、約5本がいっぺんに並びます。通常サイズのグリルと比較すると、さんま約1本分横幅に違いがあります。 ワイドグリルの場合は、引き出し幅がフルオープンとなっており、食材の取り出しなど、楽にできるのが特徴です。

一度に多くの食材を焼くことが多いご家庭や、食材をゆったり乗せて調理をしたい方などは、ワイドグリルがおすすめです。

ワイドグリルはミドルグレード以上のビルトインガスコンロに搭載されています。

グリルと言えば魚を焼くところ、というイメージのグリル。新しいビルトインガスコンロは、魚の調理も自動で行うことができます。機種によっては、魚以外にも自動調理メニューが搭載されている機種もあり、グリル調理は、以前よりもバリエーションが広がっています。以下では、魚の自動焼き機能についてご紹介します。
オートグリル
「オートグリル」機能は、グリルを使い自動で魚を焼く機能です。どのメーカーのオートグリル機能も、定番の焼き魚の種類(干物・姿焼・切身)があらかじめ準備されていて、種類選択後、焼き加減を指定するだけで、焼き時間や火加減を自動調節し焼き上げます。自動機能なので、調理中のひっくり返す作業などが必要ありません。

焼き魚は日本の食卓に欠かせないメニューですが、調理の度に魚の種類やメニュー内容で時間や火加減を調整するのは面倒ですし、意外と難しいものです。その点を解決してくれるのがオートグリル機能です。

毎日魚を焼く方や、よく焦がしてしまう方などにおすすめのグリル機能となります。 オートグリル機能はハイグレードからベーシックグレードまで幅広い機種に搭載されているので、他の機能と併せて機種を選ぶことが可能です。

こだわり条件で選ぶ

STEP3 : 実際に商品を選んでみる設置するビルトインガスコンロを選ぶ

価格、タイプ別一覧

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