トイレに取り付けられている換気扇(天井埋込型タイプ)の故障の症状・原因、また寿命についてご紹介します。
トイレ換気扇の主な故障の症状と原因
1.電源スイッチを入れても、換気扇が動かない
電源を入れても換気扇が作動しない場合、まずはブレーカーが落ちていないかをご確認ください。ブレーカーに問題がない場合は、スイッチが故障している可能性がありますので、まずはメーカーへのお問い合わせをおすすめします。
2.換気扇から異音がする、振動している
換気扇からジーっと音が鳴っていたり、換気扇内部が振動していたりする場合、まずは、換気扇内部に汚れが溜まっていないか確認してください。ファン(羽根)や換気扇内部に汚れが溜まっていると、ファン(羽根)が正常に回転せず、異音が発生しやすくなります。
トイレ換気扇のお掃除方法について詳しくはこちらをご覧ください >
お掃除をしても異音が鳴り止まない場合は、モーター内部の劣化が原因である可能性が高いです。トイレは窓がなかったり、湿気がこもりやすい場所でもあるので、モーター部分が錆びやすく異音も鳴りやすいです。感電、故障、けがなどの恐れがありますので、ご自身での分解などはお控えいただき、修理はメーカーへのお問い合わせをおすすめします。
3.換気風量が少ない
ティッシュ1枚を換気扇に近づけた時に、換気扇に吸いつけば正常な換気風量となります。換気風量が少なくなってきた、換気性能が落ちてきた場合は、換気扇内部の汚れが原因です。換気扇内部に溜まったホコリをお掃除してください。
トイレ換気扇の寿命
メーカーが換気扇を安全上支障なく使用できる標準使用期間は10~15年と定めているため、換気扇の寿命も、10~15年程度が目安となります。
故障と思われる症状は、換気扇を使い始めて8年目ごろから出ることがあります。換気扇の修理は、工事費・部品代・出張費等を含めて2~5万円ほどが相場のため、修理ではなく機器の交換を選ばれる方もいらっしゃいます。
また、10年程度使用してから起こる故障は、機器の寿命によるところが大きいため、その際は換気扇の交換をご検討ください。