1990年代以前に製造、販売されていた家庭用トイレは、1回の洗浄に約13~20リットルもの水を使用しています。一方、最新のトイレは3.8~6リットルと、少ない水で流すことができます。現在お使いのトイレの洗浄水量によっては、トイレを交換することで大きな節水効果が期待できます。
このページは「最新のトイレに交換したら、どれくらい節水・節約できるのか?」を特集しています。
最新のトイレは、なぜ少ない水で流せるの?
トイレの水流が「縦」から「渦巻き」に変わったことと、便器素材の防汚性能の向上により、最新トイレは少ない水でも汚れを流せるようになりました。
「渦巻き」水流で便器全体を洗浄
便器に汚れにくい素材・技術を採用
セフィオン テクト |
便器表面をナノレベルで平滑にする技術 | |
有機ガラス系 新素材 |
水族館の水槽にも採用される、水アカが固着しにくい「新素材」 | |
ハイパー キラミック |
便器表面をナノレベルで平滑にする技術 | |
アクア セラミック |
水アカ汚れの固着を防ぐトイレのための新素材 |
現在お使いのトイレと、節水力を比較してみましょう
まずは、今お使いの便器の品番をお調べください
ほとんどのトイレの便器品番は、左のイラスト・赤丸部分のラベルで確認できます。収納型システムトイレの場合、タンク収納板下方、収納扉の裏、収納天板の裏のラベルで確認できます。
(便器品番の例)
TOTO C770B
TOTO CS430P
INAX BC-120S
INAX GBC-320P
など
品番が分かりましたら、こちらで洗浄水量をご確認ください
旧型トイレと節水トイレの年間水道代の差額一覧(目安)
●1人が1日でトイレを流す回数:大1回・小3回
●4人家族
●1年:365日
●水道代:1リットル0.24円で計算
※1ℓの単価は、2019年8月時点の東京都水道局の試算例を参考にしたものです。
実際の単価換算は自治体や時期、使用状況によっても異なりますのでご注意ください。
【参照】東京都水道局 平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査
<算出方法>
X=交換前後の「大」の洗浄水量の差(単位ℓ)
Y=交換前後の「小」の洗浄水量の差(単位ℓ)
(X×4人×1回+Y×4人×3回)×0.24円×365日=年間の水道代の差(円)
最新節水トイレの
洗浄水量 お使いのトイレ
|
小1回=3ℓ 大1回=4ℓ |
小1回=4ℓ 大1回=5ℓ |
小1回=5ℓ 大1回=6ℓ |
約4,555円 |
約3,154円 |
約1,752円 |
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約7,358円 |
約5,957円 |
約4,555円 |
|
約12,264円 |
約10,862円 |
約9,461円 |
|
約13,666円 |
約12,264円 |
約10,862円 |
|
約17,870円 |
約16,469円 |
約15,067円 |
洗浄水量別・最新節水トイレのラインナップ
※大洗浄の洗浄水量でのラインナップです。
※商品により排水タイプの違いで洗浄水量が異なります。
3.8Lの最新節水トイレ
大洗浄:4.6~4.8Lの最新節水トイレ
大洗浄:5.0~6.0Lの最新節水トイレ
また、使用環境などによっても年間水道代は変動いたしますので、節水性能・水道代の比較は副次的な情報としてご参照いただき、価格帯、売れ筋ランキング、デザイン、機能、施工事例などとあわせてお選びいただくことをおすすめいたします。