【2024年4月】窓リフォームで活用できる補助金制度!費用を抑える方法もご紹介
2024/05/02
2024/05/02
窓のリフォームをすることで、住まいの断熱性や省エネ性能が向上します。しかしリフォームの箇所が多ければ、リフォーム費用が高額になることが考えられます。
窓のリフォームは、さまざまな補助金制度の対象となります。該当の補助金制度を把握し、窓リフォームの費用負担を抑えてください。
この記事では、窓のリフォームで利用できる補助金の一覧をご紹介します。
窓のリフォーム費用を抑える方法や、依頼先も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
間取りフォームで活用できる補助金制度は、次の4つです。
それぞれの内容を、解説します。
先進的窓リノベは、窓の性能を高めるリフォームに適用される補助金制度です。
対象となるリフォーム内容と補助金額は、以下の通りです。
リフォーム内容 | 補助額 |
ガラス交換 | 5,000〜5万5,000円/枚 |
内窓設置 | 2万3,000〜11万2,000円/枚 |
外窓交換(カバー工法) | 5万8,000〜22万円/枚 |
外窓交換(はつり工法) | 4万6,000〜18万3,000円/枚 |
補助金対象となる窓は、外気に面している窓のみです。室内窓やリビングと廊下を繋ぐ窓などは対象にならないため、注意してください。
また、先進的窓リノベの補助金は、補助額の合計が5万円のみで申請が可能となります。小さな窓のガラス交換だけでは補助対象とならないため、その他の窓リフォームと組み合わせてください。
補助の上限額は、200万円/戸です。
子育てエコホーム支援事業は、住宅の省エネ化や子育てがしやすい家づくりを支援しています。窓のリフォームも該当するため、窓リフォームを予定している方は申請の内容を確認しておくと安心です。
当制度では、3つの必須工事と5つの任意工事が設けられています。任意工事だけでは申請ができず、必須工事のうち必ず1つは該当リフォームをする必要があります。
必須工事は「開口部の断熱改修」「外壁、屋根・天井または床の断熱改修」「エコ住宅設備の設置」の3つです。窓をリフォームする場合は「開口部の断熱改修」が該当します。
開口部の断熱改修に含まれる窓リフォームの内容と補助金の支給額は以下の通りです。
ガラス交換 | 3,000〜1万4,000円/枚 |
内窓・外窓交換 | 1万7,000〜3万4,000円/箇所 |
補助金額の合計が5万円未満では申請ができないため、窓リフォームは複数箇所行う必要があります。もしくは、窓リフォームとその他のリフォームを組み合わせて5万円以上になれば問題ありません。
窓のリフォームのみで支給額の下限に届かない方は、この機会に、その他の箇所のリフォームも検討してみてはいかがでしょうか。
既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、窓の断熱リフォームが補助金の申請対象となります。
該当する窓リフォームの内容と補助額は、以下の通りです。
トータル断熱の場合(戸建て) | 内窓取り付け | (3万円×施工面積)×1/3 |
窓の設置(カバー工法)・外窓交換 | (4万〜6万×施工面積)×1/3 | |
ガラス交換 | (4万〜5万×施工面積)×1/3 | |
トータル断熱の場合(集合住宅) | 内窓取り付け | (3万×施工面積)×1/3 |
窓の設置(カバー工法)・外窓交換 | (5万×施工面積)×1/3 | |
ガラス交換 | (3万〜5万×施工面積)×1/3 | |
居間だけ断熱の場合(戸建て) | 窓の設置(カバー工法)・外窓交換 | (4万〜6万×施工面積)×1/3 |
内窓取り付け | (3万×施工面積)×1/3 | |
居間だけ断熱の場合(集合住宅) | 窓の設置(カバー工法)・外窓交換 | (5万×施工面積)×1/3 |
内窓取り付け | (3万×施工面積)×1/3 |
「居間だけ断熱」を選択する場合、リビングすべての窓のリフォームが申請の条件です。また、ガラス交換は「居間だけ断熱」の対象外となります。
補助額の上限は、一戸建ての場合は120万円/戸、集合住宅の場合は15万円/戸(玄関ドアの改修工事も行う場合は20万円/戸)となります。
長期優良化リフォーム推進事業では、住まいの耐震性や省エネ対策、劣化対策のリフォームが補助金の条件に該当します。
窓リフォームも当制度の申請対象となります。補助額は、80万円〜210万円/戸です。
しかし長期優良化リフォーム推進事業は、リフォーム前に住宅の性能を調査する「インペクション」の実施が必要です。また、リフォーム後の住まいの機能性が、一定の基準を満たしていることも申請の条件となります。
ハードルが高い補助金制度ですが、得られる金額が大きいため、窓リフォームを含めた大規模なリフォームを検討している方はチェックしておくことをおすすめします。
窓のリフォーム費用は、工法によって大きく変化します。
たとえば、窓の断熱性を高めたい場合、窓ガラスを断熱性能に優れたタイプに変更するよりも、内窓を設置したほうが安くなることがあります。
また、窓全体のリフォームをする場合でも、窓枠そのものを変える「はつり工法」よりも元の窓枠を残してその上から新しい窓を設置する「カバー工法」のほうが安価です。
内窓もカバー工法も、室内がやや狭くなるデメリットがありますが、窓の機能性を向上させる目的は十分に果たせます。
窓リフォームの費用を抑えたい方は、安価な工法を選んでみてください。
加えて、窓リフォームの内容によっては火災保険が適用されるケースもあります。故意ではなく、事故や自然災害で窓ガラスが割れたり、窓が壊れたりした場合は火災保険によってリフォーム費用が補える可能性があるため、まずは加入している保険会社に問い合わせてみてください。
窓のリフォームの依頼先は、リフォーム会社がおすすめです。リフォーム会社の中でも、窓に特化した会社は知識や技術に長けており、安心して任せられます。
また、地域に根付いたリフォーム会社であれば、何かあったときのアフターフォローも、すぐに駆けつけてくれるのではないでしょうか。
住まいのハウスメーカーに窓リフォームを依頼することもできます。ハウスメーカーであれば、家の設備も把握しているため、依頼がスムーズです。しかし施工はハウスメーカーが提携している会社に依頼することが多いため、リフォーム費用はやや高めです。それでもハウスメーカーのブランド力による安心感を得られます。
加えて、集合住宅の場合は窓のリフォームを自己判断で行わないように注意してください。集合住宅は窓が共有部分に該当するため、リフォームは規約で禁止されている可能性があります。
内窓設置であれば室内側のリフォームになるため規約違反にはならないかもしれませんが、それでも念の為、管理組合に相談をした上で行ってください。
窓のリフォームは、補助金を活用することで費用を抑えられます。窓のリフォームに対応している補助金は多く、補助額も高額な内容が豊富なことから、お得に窓リフォームを実現したい方は補助金の申請をしたほうが安心です。
ご紹介した内容を参考にして、ご自宅の窓リフォームが該当する補助金制度を、ぜひ利用してみてください。
ARTICLE LIST
2024/08/06
2024/11/08
2024/10/03