洗面台の選び方|洗面化粧台リフォーム

失敗しない洗面化粧台の選び方
洗面化粧台を交換する際は、まず交換可能な条件やサイズを確認ください。

交換できるくんで交換可能な洗面化粧台

当社では壁から離れて設置、または片側に壁が接続されている洗面化粧台の交換のみ対応しております。
両側に壁がある洗面化粧台の交換は行っておりませんのでご注意ください。

片袖壁(片側に壁)

片袖壁に設置された洗面台|交換工事対応可能

両袖壁(両側に壁)

両袖壁に設置された洗面台|交換工事対応不可

両袖壁の間に設置された洗面化粧台は、撤去時に壁のボードの一部が破損するため、下地や壁紙の補修工事が必要となりますので、単品交換には不向きです。そのため、当社ではこのように設置されている洗面化粧台の交換対応は現在行っておりません。あらかじめご了承ください。

両袖壁の洗面台でも交換できる場合

両袖壁の間に設置された洗面化粧台でも片側に5cm以上の隙間があれば交換可能です。

隙間がある両袖壁に設置された洗面台|5cm以上であれば交換工事対応可能

交換可能な間口(幅)と高さについて

床から洗面台本体までの高さと間口を計測|洗面化粧台の採寸ポイント

幅と高さの2ヶ所の採寸を行いますが、それぞれにポイントがあります。

幅についてはボウルの幅ではなく、足元のケコミ部分(足元の引っ込んだ部分)で採寸してください。
採寸した寸法が交換できる洗面化粧台の基本寸法となります。この寸法を基本に商品をお選びください。

【間口】足元のケコミ部分で幅を採寸

【高さ】床から本体の上面までを採寸

※寸法確認の上で、注意すべき点や既存とは異なるサイズの洗面化粧台へ交換されたい場合は、下記をご参照ください。

洗面台の幅を広げたい場合

壁から洗濯防水パンまでを計測、洗濯かごは撤去処分|洗面化粧台の幅を広げて設置する場合

洗面化粧台を今よりも広げたい場合の幅寸法確認はその有効寸法を確認する必要があります。

左のような場合は壁から洗濯防水パンまでの寸法を計測してご確認ください。

サイドキャビネットを設置したい場合も同様の計測を行い、寸法確認をしてください。

※当社で交換可能な間口・幅寸法は500~900mmまでです。造り付けの洗面台からの交換および間口1000mm以上の洗面台からの交換につきましては、通常お取り扱いをしておりません。

高さの計測がしにくい場合

洗面化粧台の横に荷物や洗濯機があって、高さが計測しにくい場合は、室内天井高さから洗面化粧台の上面までの寸法を計測して、本体の高さを割りだすことができます。

洗面台はシリーズごとに設置に必要な高さが異なります。通常の天井高さであればどのシリーズも設置可能ですが、念の為ご確認ください。

天井高さから洗面台本体の高さを割り出す|洗面化粧台の高さ計測が難しい場合
高さによって設置できる洗面化粧台一覧
ベーシックグレード メイングレード
TOTO Vシリーズ
1,801mm以上必要
TOTO サクア
1,791mm以上必要
LIXIL オフト
1,681mm以上必要
LIXIL ピアラ
1,781mm以上必要
Panasonic エムライン
1,801mm以上必要
Panasonic シーライン
1,801mm以上必要

※洗面ボウル高さによって上記以上の寸法が必要になる場合もあります。

※本体幅によっては上記寸法以上の高さが必要になる場合があります。

※LIXIL商品はアジャストミラーを使用した際の寸法になります。

洗面化粧台の上に梁(はり)がある場合

洗面化粧台の上に梁がある場合は梁下までの高さが洗面化粧台が設置できる最大高さとなります。

梁下までの寸法が1,901mm以上あれば、交換できるくん取り扱いの洗面化粧台は全て設置が可能ですが、それ以下の場合は設置できるミラーキャビネットと洗面キャビネットの組合せは制限されます。

床から梁下までの寸法が設置可能な高さと考える|洗面化粧台の上に梁がある場合
高さによって設置できる洗面化粧台一覧
ベーシックグレード メイングレード
TOTO Vシリーズ
1,801mm以上必要
TOTO サクア
1,791mm以上必要
LIXIL オフト
1,681mm以上必要
LIXIL ピアラ
1,781mm以上必要
Panasonic エムライン
1,801mm以上必要
Panasonic シーライン
1,801mm以上必要

※洗面ボウル高さによって上記以上の寸法が必要になる場合もあります。

※本体幅によっては上記寸法以上の高さが必要になる場合があります。

※LIXIL商品はアジャストミラーを使用した際の寸法になります。

より高さのある洗面化粧台に交換したい場合

例えば既存高さ1,800mmから1,900mmの洗面化粧台に交換したい場合、上部に干渉となるものが無いか確認する必要があります。

干渉物がある場合は、床からその下面までの寸法が設置有効寸法となります。

上部に梁や収納などの干渉物が無いか確認|より高さのある洗面化粧台を設置する場合
高さによって設置できる洗面化粧台一覧
ベーシックグレード メイングレード
TOTO Vシリーズ
1,801mm以上必要
TOTO サクア
1,791mm以上必要
LIXIL オフト
1,681mm以上必要
LIXIL ピアラ
1,781mm以上必要
Panasonic エムライン
1,801mm以上必要
Panasonic シーライン
1,801mm以上必要

※洗面ボウル高さによって上記以上の寸法が必要になる場合もあります。

※本体幅によっては上記寸法以上の高さが必要になる場合があります。

※LIXIL商品はアジャストミラーを使用した際の寸法になります。

洗面化粧台の上に吊戸棚がある場合

洗面化粧台の上に吊戸棚がある場合は、吊戸棚の再利用または一緒に交換、どちらの場合でも床から吊戸棚下までの寸法と、天井高さの両方を計測してください。

これは吊戸棚を残したくてもご希望の商品や、寸法によっては一緒に取り替える必要があり、その際には天井高さが重要になってくるためです。

床から天井までの高さと吊戸棚下までの高さ両方の採寸が必要|洗面化粧台の上に吊戸棚がある場合
高さによって設置できる洗面化粧台一覧
ベーシックグレード メイングレード
TOTO Vシリーズ
1,801mm以上必要
TOTO サクア
1,791mm以上必要
LIXIL オフト
1,681mm以上必要
LIXIL ピアラ
1,781mm以上必要
Panasonic エムライン
1,801mm以上必要
Panasonic シーライン
1,801mm以上必要

※洗面ボウル高さによって上記以上の寸法が必要になる場合もあります。

※本体幅によっては上記寸法以上の高さが必要になる場合があります。

※LIXIL商品はアジャストミラーを使用した際の寸法になります。

扉の開き仕様を決める

洗面台の化粧台扉は開き扉や引出しがあります。利便性においては奥のものが取り出しやすい引出しタイプが優れていますが、引出しタイプは配管干渉を起こしやすく、設置できないケースがあります。

排水配管が干渉しない場合と干渉する場合

開き扉
開き扉なら排水配管に干渉しません|洗面化粧台扉の選び方
引出し

※配管干渉する場合があります。

引出し扉なら排水配管に干渉する場合あり|洗面化粧台扉の選び方

そのため、開扉から引出しタイプに交換する多くの場合は、排水配管位置を調整する必要があります。

引出しに交換した場合の排水配管調整例 
追加工事費:
11,000
円(税込)

リフォーム排水
ユニットを使用
リフォーム排水ユニットを使用|洗面化粧台扉を引出し扉へ変更
床下で
排水配管を調整
床下で排水配管の位置を調整|洗面化粧台扉を引出し扉へ変更

床下で排水配管の移設ができるのは戸建てなど床下にスペースがある場合のみでマンションの場合は対応ができません。
また戸建てでも床下にスペースが無い、または床下スペースで作業が出来ない場合は排水配管移設は不可となりますのでご注意ください。

洗面片引き扉なら配管移設が要らない場合も

洗面化粧台の片側だけ引出し、片引出しタイプ|洗面化粧台扉の選び方
床下で排水配管の位置を調整|洗面化粧台扉を引出し扉へ変更

片側だけ引出しの『片引出しタイプ』であれば、配管位置によっては移設工事不要で洗面台の交換も可能です。

現在お使いの排水位置が引出し部分に被らなければ排水移設工事は不要です。

引出し位置に排水位置が被るようであれば引出し同様に排水配管移設が必要になります。

現状の排水位置によっては排水の移設工事が必要になる場合があります。コストを抑えたい場合はお使いの洗面台と同じ扉仕様でご検討ください。

排水移設は不要
引出し位置に排水配管がなければ設置可能|洗面化粧台扉の選び方

引出し位置に排水配管がない

排水移設が必要
引出し位置に排水配管があれば設置不可|洗面化粧台扉の選び方

引出し位置に排水配管がある

ac

洗面ボウルの高さを決める

以前の洗面化粧台はボウルの高さが75cmでしたが、現在では80cmが標準高さとなっています。シリーズによってはボウル高さを選べるものもあるので、ご家族の身長を考慮してお選びください。

高さ750mm 高さ800mm 高さ850mm
洗面ボウル高さ750mmについて|洗面ボウルの選び方 身長155cmぐらい
の方におすすめ
洗面ボウル高さ800mmについて|洗面ボウルの選び方 身長165cmぐらい
の方におすすめ
洗面ボウル高さ850mmについて|洗面ボウルの選び方 身長170cmぐらい
の方におすすめ
ボウル高さが高くなればなるほど腰に掛かる負担が軽くなりますが、身長の低い方にとっては使い勝手がよくありません。
小さなお子様がいらっしゃる場合は今後の成長を考慮して選択しておくと長く使い勝手よく使えます。
ボウル高さ一覧
ベーシックグレード メイングレード
TOTO Vシリーズ
80cm
TOTO サクア
75、80、85cm選択可
LIXIL オフト
81.5cm
LIXIL ピアラ
75、80、85cm選択可
Panasonic エムライン
75cm
Panasonic シーライン
80cm

カラーと表面仕上げ

カラーは清潔感のあるホワイト系と洗面所の雰囲気が引き締まるダークブラウン系があり、表面仕上げによっても印象は変わります。

例えば、同じホワイト系やダークブラウン系でも「落ち着いた質感の木目調」、「高級感のある鏡面仕上げ」と様々です。
※表面仕上げが選べない商品もあります。
ホワイト系

ホワイト系

ピンク系

ピンク系

ライトブラウン系

ライトブラウン系

ダークブラウン系

ダークブラウン系

写真:TOTO サクア

取っ手の種類

一般的な取っ手

通常の取っ手|洗面化粧台につける取っ手の種類

写真:TOTO Vシリーズ

一般的な取っ手です。上からでも下からでも手(指)を差し入れて開け閉めができます。

また、タオルかけとしてもお使いいただけますが、濡れたタオルを掛けっぱなしにすると、扉材の傷みにつながる場合がございます。

ライン取っ手

ライン取っ手|洗面化粧台につける取っ手の種類

写真:Panasonic ウツクシーズ

「ライン取っ手」と呼ばれるもので、一部の製品の限られた扉カラーに搭載されています。出っ張りがなくスッキリと上品な印象です。

取っ手の下から指先をひっかけて開け閉めするタイプですので、下段の引き出しを出し入れするときは、一般的な取っ手よりは姿勢を低くする必要があります。

一緒に内装工事をおすすめいたします

既存の洗面台をはずすと、意外と壁紙が汚れています。床も既存の洗面台の設置跡が残っている場合が大半です。
洗面台だけが新品になると、古い壁紙や床の汚れが目立ってきます。滅多に交換しない洗面台。洗面台交換のタイミングが、壁紙と床のクッションフロアの張替え時でもあります。
床クッションフロアの張替
床クッションフロアの張り替え|洗面台の内装リフォーム
22,800
円(税込)~
22,800
円(税込)~
壁(クロス)の張替
壁紙クロスの張り替え|洗面台の内装リフォーム
49,800
円(税込)~
49,800
円(税込)~
壁紙の下地が見えてしまう
床の下地が見えてしまう
古い洗面台のボウル跡が残る

商品を条件で選ぶ

交換できるくん取り扱い商品をそれぞれの条件に合わせて比較しています。商品を選択するときにお役立てください。

洗面台取替のお役立ち情報

古い洗面台のボウル跡が残ってしまった例|洗面台の内装工事
古い洗面台のボウル跡が残ってしまった例|洗面台の内装工事
古い洗面台のボウル跡が残ってしまった例|洗面台の内装工事