交換できるくんでビルトイン食洗機の交換及び新規設置(後付け)をする際の工事についてご紹介します。メーカー施工説明書だけではわからないプロの手順を写真付きで解説します。給排水工事の知識や経験が無い方のDIYについては当社で推奨していませんが、ご自身で交換または後付け可能かの判断にお役立てください。
自分でDIYできる?ビルトイン食洗機の取り付け手順
ビルトインタイプ食洗機を自分で交換、新規取付(後付け)する手順についてご紹介いたします。交換と後付けで必要とする工具も異なります。本体に同梱されていない必要部材も合わせて掲載しております。
ビルトイン食洗機は工事を必要とする「住宅設備機器」です。卓上型食洗機のように「家電」とは異なり、取付工事に関しては道具、部材だけでなく経験も必要とされるプロ向け商品のため、様々なリスクが想定されます。
自分で取り付けできるかどうかはご自宅の設置状況や経験値によって異なりますので、一概に申し上げることはできません。
※給排水接続(及び電気工事)の基本的な理解が必要です。 ※DIYを行う場合は、お客様の自己責任でお願いいたします。そのような事情のため、交換できるくんではビルトイン食洗機商品単体での販売は行っておらず、責任を持って提供できる「商品+工事のセット販売」のみとさせていただいております。
ビルトイン食洗機の交換・後付け工事は資格の保有者が推奨されています
ビルトイン食洗機の交換・後付け
工事は資格の保有者が推奨
- 給水装置設置技術主任者
- 排水設備工事責任技術者
- 第一種電気工事士
- 第二種電気工事士
無資格でも状況によりDIYは可能ですが、少しでも作業に不安がある方は多数の工事実績を持つ業者に依頼されることをおすすめします。なお、アース工事などの電気配線作業が発生する場合は、必ず電気工事士の資格が必要となりますのでご注意ください。
ビルトイン食洗機を自分で交換する手順
パナソニックのスライドオープン・ディープタイプ食洗機「M9シリーズ」をプロが交換する手順となります。
※ミドルタイプ及びフロントオープンタイプ、トップオープンタイプからの交換は内容が異なります。手順 1
食洗機交換前の下準備
キッチン床に養生シートを敷く
キッチン床に養生シートを敷く
ビルトイン食洗機交換時はキッチンの床に傷がつかないように養生シートを敷いて作業します。養生シートがない場合はダンボールなどで代用し、養生の下に細かなゴミが入り込まないように注意しながら進めます。
DIYに必要な工具や部材を確認しておく
DIYに必要な工具や部材を確認しておく
ビルトイン食洗機の交換にはモンキーレンチ、ドライバー、電動ドリルなど多くの工具が必要となります。
作業前に必要となる工具や部材が揃っているか確認しておくとスムーズです。
手順 2
給水と電源供給を止める
必要に応じて引き出しを取り外す
必要に応じて引き出しを取り外す
シンク下に食洗機用止水栓があり、コンロ下にコンセントが設けられている場合は、それぞれの引き出しを一旦取り外します。食洗機下部に止水栓、コンセントがある場合は食洗機部分だけで作業ができるので引き出しの一時取り外しは不要です。
専用の止水栓で給水を止める
専用の止水栓で給水を止める
ビルトイン食洗機専用の止水栓で給水を止めます。食洗機専用止水栓が設けられていない場合は屋外にある水道メーターのバルブを閉めて、宅内への給水を止めます。
※止水栓の開閉に電動工具は使用不可です。電源の供給を止める
電源の供給を止める
ビルトイン食洗機のコンセントを抜いて、電源供給を止めます。
食洗機本体下にコンセントがある場合は、コンセントを引き抜いた後、差し込み口にホコリが入らないようにテープを貼っておきます。
食洗機本体下にコンセントがない場合は、コンロ下の奥にある点検口を開けると裏側にコンセントが設けられていることが多くあります。(点検口の留め金は失くさないように注意)
手順 3
既設の食洗機を撤去する
給水配管と排水配管を取り外す
給水配管と排水配管を取り外す
ビルトイン食洗機の給水及び排水配管を取り外します。排水管が本体後部にある場合、排水ジョイントの取り外しは食洗機を撤去した後に行います。配管を取り外すと排水から匂いが上がってきますが、新たに設置する食洗機の排水配管を接続すれば匂いは止まります。給水を外すと残水がこぼれるのでバケツなどで受けておきます。
給水配管の取り外しや接続にはモンキーレンチを使用します。
ビルトイン食洗機を撤去する
ビルトイン食洗機を撤去する
下部配管カバーを取り外し、固定ビス2ヶ所をドライバーで外します。ビルトイン食洗機本体を手前に引き出すと取り外すことができます。
重量があるので、作業時は充分にご注意ください。
食洗機の搬出後に台枠も撤去する
食洗機の搬出後に台枠も撤去する
故障しているビルトイン食洗機は本体内部に残水が多く残っていることもあるので、斜めに持つと漏れてしまことがあります。床やその周辺を汚さないように、故障しているビルトイン食洗機を搬出する際はできるだけ平行に持って搬出します。
その後、台枠を撤去します。
手順 4
周辺を清掃する
床や周辺を清掃する
床や周辺を清掃する
普段清掃が出来ない場所なので、食洗機本体を撤去した際は合わせて掃除することをおすすめします。掃き掃除の他、拭き掃除が出来そうなら中性洗剤等で汚れを落とします。
手順 5
台枠の組み立てと設置位置の調整を行う
台枠を組み立てる
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(高さ)
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(高さ)
台枠の組み立てが出来たら、設置場所に合わせて最適な高さ寸法に調整します。台枠の脚部部分で調整し、横、奥行き全ての面で水平が保てているか水平器で確認します。
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(前後)
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(前後)
左右の引き出しを元に戻し、配管カバーを取り付けた台枠を設置場所に置いて前後の調整を行います。配管カバーは構造上、上部より下部が手前に若干出っ張っています。食洗機本体の扉面は配管カバーの上部面と合うので、左右引き出し扉の面は、配管カバーの上部面と合わせると出面が揃いやすくなります。
経年使用による歪みでシステムキッチンの左右引き出し扉の面の出面が揃っていない場合があります。
キャビネットが前後に動く場合は、この時点で調整して食洗機の出面を合うようにしておきます。
手順 6
台枠を設置位置に固定する
台枠を固定する
台枠を固定する
前後の出面位置が決まったらインパクトドライバー(電動ドリル)などを使って台枠の固定を行います。配管カバーを取り外し、左右をビス固定。左右4ヶ所、合計8ヶ所にビス固定穴が設けられていますが、内2ヶ所ずつ、合計4ヶ所をビス固定します。奥側の左右どちらかに転倒防止金具を取り付けます。
手順 7
新しいビルトイン食洗機を取り付ける
新しい食洗機に給排水及び電源を接続する
新しい食洗機に給排水及び電源を接続する
食洗機本体を設置場所の前まで移動させて給水・排水及び電源の接続を行います。ホースやコンセントコードの長さが足りない場合は、ビルトイン食洗機設置後に各配管の接続を行います。この場合、各種ホース・コードを手繰り寄せる必要があるので、手の届きやすいところに配置しておきます。
※付属のフィルター付きパッキンは必ず使用します。食洗機を台枠の上に取り付ける
食洗機を台枠の上に取り付ける
ビルトイン食洗機を台枠の上に取り付けします。後部までスライドさせる際に排水ホースなどが後部固定金具に挟まれないように注意して押し込みます。定位置まで押し込めたら前面部を専用固定金具にてビス固定します。
蹴込み板を取り付ける
蹴込み板を取り付ける
同梱の蹴込み板を高さに合わせてカッターナイフ等でカットします。前後出面を調整して取り付けます。
必要に応じてドアパネルを取り付ける
必要に応じてドアパネルを取り付ける
食洗機にドアパネルを取り付ける際はズレ防止のために両面テープを利用が有効です。電動工具ではなく手回しドライバーを使用するようにしてください。電動工具で締めると必要以上に締め付けられ、パネルを押さえる枠が破損する恐れがあります。ドア面材の下穴を開けるには電動工具を使用します。
手順 8
動作確認による最終チェックを行う
試運転を行い正常に作動するかを確認する
試運転を行い正常に作動するかを確認する
試運転を行い、各接続(給水・排水)部から水漏れが起きていないか触ってチェック。漏水がなければ設置は完了となります。
念の為、2回ほど回しておきます。内部の排水部に臭気止めの水が溜まっている(封水)状態が正常です。
ビルトイン食洗機を自分で後付けする手順
パナソニックのスライドオープン・ディープタイプ食洗機「M9シリーズ」をプロが新規設置(後付け)する手順となります。
※ミドルタイプ及びフロントオープンタイプの後付けは内容が異なります。手順 1
食洗機後付け前の下準備
キッチン床に養生シートを敷く
キッチン床に養生シートを敷く
ビルトイン食洗機取り付け時はキッチンの床に傷がつかないように養生シートを敷いて作業します。養生シートがない場合はダンボールなどで代用し、養生の下に細かなゴミが入り込まないように注意しながら進めます。
DIYに必要な工具や部材を確認しておく
DIYに必要な工具や部材を確認しておく
ビルトイン食洗機の後付けにはモンキーレンチ、ドライバー、電動ドリルなど多くの工具が必要となります。
作業前に必要となる工具や部材が揃っているか確認しておくとスムーズです。
手順 2
キッチンの引き出しとキャビネットを撤去する
シンク下にある引き出しを撤去する
シンク下にある引き出しを撤去する
シンク下で給水分岐を行うため、横のシンク下引き出しを一時撤去します。
設置予定の場所にあるキャビネットを撤去する
設置予定の場所にあるキャビネットを撤去する
設置場所のキャビネットを解体撤去します。新築マンションに採用されている木製タカラスタンダードキッチンの場合、解体しなくてもそのままの形で抜き出せることもありますが、通常は解体が必要です。左右のキャビネットに傷がつかないように注意して解体します。
手順 3
食洗機専用の止水栓を取り付ける
キッチンの止水栓を閉める
キッチンの止水栓を閉める
シンク下のキッチン蛇口に繋がる給水及び給湯の止水栓を閉めます。止水栓が設けられて居ない場合は屋外にある水道メーターのバルブを閉めて、宅内への給水を止めます。
※止水栓の開閉に電動工具は使用不可です。片ナットチーズを取り付ける
片ナットチーズを取り付ける
シンク下にあるキッチン蛇口の給湯止水栓の2次側に片ナットチーズを取り付けます。ゴムパッキンでも大丈夫ですが、給湯分岐の場合は、より耐熱温度の高いノンアスパッキンが有効です。配管を外すと残水がこぼれるのでバケツなどで受けておきます。食洗機専用の止水栓設置が必要になります。この時点で止水栓を取り付けておくと作業がしやすくなります。
手順 4
給水配管と食洗機を接続するフレキ管を加工する
給水配管距離を確認する
給水配管距離を確認する
片ナットチーズから食洗機下部までの給水配管距離を測ります。長すぎると配管スペース内にうまく収まらなくなるので丁度いい長さを判断します。
ステンレスフレキ管の長さを調整する
ステンレスフレキ管の長さを調整する
長さが決定したらステンレスフレキ管をパイプカッターでカットします。
ツバ出し処理を行う
ツバ出し処理を行う
袋ナットを入れて、両端をツバ出し機でツバ出し処理します。
※袋ナットの向きに注意してください。手順 5
排水配管分岐を行い、フレキホースを取り付ける
排水配管を分岐させる
排水配管を分岐させる
ビルトイン食洗機の排水接続先を確保するため、排水配管分岐を行います。今回はパナソニックから販売されている簡易排水キットを利用し、シンク下の排水トラップ下配管より配管を分岐します。
塩ビ管を使って配管する
塩ビ管を使って配管する
食洗機排水配管を所定位置までHT(耐熱)塩ビ管を利用して配管します。配管分岐位置によってはエルボ配管等必要になります。
キャビネットに穴を開ける
キャビネットに穴を開ける
ビルトイン食洗機まで配管を通すための穴をシンク下キャビネットに開けます。この作業にはインパクトドライバーとホルソーが必要です。
フレキホースを取り付けて穴を通す
フレキホースを取り付けて穴を通す
シンク下にあるキッチン蛇口の止水栓二次側に取付けた片ナットチーズに作成したフレキホースを取り付け、前項であけた穴を通して食洗機下部まで配管します。
手順 6
食洗機用の電源を確保する
100V専用電源を確保する
100V専用電源を確保する
ビルトイン食洗機は消費電力は高くないものの、専用回路配線が必要になります。マンションの場合、食洗機設置場所の近くに専用コンセントが用意されていることが多くありますが、戸建ての場合はビルトイン食洗機の設置を想定していないため、分電盤から配線する必要があります。
新規配線については家屋の構造上、一部またはその全部が露出配線となる可能性があります。
手順 7
周辺を清掃する
床や周辺を清掃する
床や周辺を清掃する
普段清掃が出来ない場所なので、食洗機を設置する前に清掃しておきます。掃き掃除の他、拭き掃除が出来そうなら中性洗剤等で汚れを落とします。
新築で汚れが無い場合は、省略しても問題ありません。
手順 8
台枠の組み立てと設置位置の調整を行う
台枠を組み立てる
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(高さ)
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(高さ)
台枠の組み立てが出来たら、設置場所に合わせて最適な高さ寸法に調整します。台枠の脚部部分で調整し、横、奥行き全ての面で水平が保てているか水平器で確認します。
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(前後)
台枠の寸法を設置箇所に合わせて調整する(前後)
左右の引き出しを元に戻し、配管カバーを取り付けた台枠を設置場所に置いて前後の調整を行います。配管カバーは構造上、上部より下部が手前に若干出っ張っています。食洗機本体の扉面は配管カバーの上部面と合うので、左右引き出し扉の面は、配管カバーの上部面と合わせると出面が揃いやすくなります。
経年使用による歪みでシステムキッチンの左右引き出し扉の面の出面が揃っていない場合があります。
キャビネットが前後に動く場合は、この時点で調整して食洗機の出面を合うようにしておきます。
手順 9
台枠を設置位置に固定する
台枠を固定する
台枠を固定する
前後の出面位置が決まったらインパクトドライバー(電動ドリル)などを使って台枠の固定を行います。配管カバーを取り外し、左右をビス固定。左右4ヶ所、合計8ヶ所にビス固定穴が設けられていますが、内2ヶ所ずつ、合計4ヶ所をビス固定します。奥側の左右どちらかに転倒防止金具を取り付けます。
手順 10
新しいビルトイン食洗機を取り付ける
新しい食洗機に給排水及び電源を接続する
新しい食洗機に給排水及び電源を接続する
食洗機本体を設置場所の前まで移動させて給水・排水及び電源の接続を行います。ホースやコンセントコードの長さが足りない場合は、ビルトイン食洗機設置後に各配管の接続を行います。この場合、各種ホース・コードを手繰り寄せる必要があるので、手の届きやすいところに配置しておきます。
※付属のフィルター付きパッキンは必ず使用します。食洗機を台枠の上に取り付ける
食洗機を台枠の上に取り付ける
ビルトイン食洗機を台枠の上に取り付けします。後部までスライドさせる際に排水ホースなどが後部固定金具に挟まれないように注意して押し込みます。定位置まで押し込めたら前面部を専用固定金具にてビス固定します。
蹴込み板を取り付ける
蹴込み板を取り付ける
同梱の蹴込み板を高さに合わせてカッターナイフ等でカットします。前後出面を調整して取り付けます。
必要に応じてドアパネルを取り付ける
必要に応じてドアパネルを取り付ける
食洗機にドアパネルを取り付ける際はズレ防止のために両面テープを利用が有効です。電動工具ではなく手回しドライバーを使用するようにしてください。電動工具で締めると必要以上に締め付けられ、パネルを押さえる枠が破損する恐れがあります。ドア面材の下穴を開けるには電動工具を使用します。
手順 11
動作確認による最終チェックを行う
試運転を行い正常に作動するかを確認する
試運転を行い正常に作動するかを確認する
試運転を行い、各接続(給水・排水)部から水漏れが起きていないか触ってチェック。漏水がなければ設置は完了となります。
念の為、2回ほど回しておきます。内部の排水部に臭気止めの水が溜まっている(封水)状態が正常です。
メーカーごとの施工説明書を確認する
ビルトイン食洗機は卓上食洗機と異なり、工事を必要とするプロ向けの商品です。施工説明書も卓上食洗機のものとは大きく内容が異なります。当社で取り扱いのある食洗機の施工説明書をまとめましたので、内容についてご確認されたい場合は、下記よりダウンロードのうえ、ご参照ください。
パナソニック食洗機製品の施工説明書
国内ビルトイン食洗機のトップシェアを誇るのがパナソニックビルトイン食洗機です。賢く節電・節水してくれるエコナビ、ノックで扉が開くフルオートオープン、高温で99%殺菌するストリーム除菌洗浄、食器セットがしやすいムービングラック、小物も洗いやすいちょこっとホルダーなどの機能が特徴です。
パナソニック(Panasonic)の代表的な機種
その他製品の施工説明書はこちらからご確認くださいリンナイ食洗機製品の施工説明書
ディープタイプとミドルタイプの他に国産メーカー唯一のフロントオープンタイプがラインナップされています。マルチショットでスミズミまで均等に洗浄するタワーウォッシャー、人にも環境にも優しい洗剤を使わない重曹洗浄、浮遊カビ菌やニオイを抑えるプラズマクラスターなど他にはない機能を搭載しています。
リンナイ(Rinnai)の代表的な機種
その他製品の施工説明書はこちらからご確認ください三菱電機食洗機製品の施工説明書
ディープタイプ、ミドルタイプのスライドオープンタイプ食洗機が販売されております。交換できるくんで取扱いがあるのはベーシックグレードのミドルタイプ食洗機EW-45R2S/EW-45R2Bのみ取扱いしております。ベーシックグレードながら、ご購入いただいたお客様からは動作音が静か、と好評頂いています。
三菱電機(MITSUBISHI)の代表的な機種
ミーレ食洗機製品の施工説明書
海外製食洗機の知名度が高いミーレ食洗機は、最近では国産システムキッチンのオプションでも採用されるようになってきました。国産食洗機に比べて庫内容量が大きくなっているのが最大の魅力です。幅60cmタイプはバリエーションが豊富で自動洗剤投入機能AutoDos、庫内を照らすBrillantLight機能を搭載したモデルもあります。
ミーレ(Miele)の代表的な機種
その他製品の施工説明書はこちらからご確認くださいボッシュ食洗機製品の施工説明書
海外製食洗機の知名度が高いミーレ食洗機は、最近では国産システムキッチンのオプションでも採用されるようになってきました。国産食洗機に比べて庫内容量が大きくなっているのが最大の魅力です。幅60cmタイプはバリエーションが豊富で自動洗剤投入機能AutoDos、庫内を照らすBrillantLight機能を搭載したモデルもあります。
ボッシュ(BOSCH)の代表的な機種
【DIY参考】食洗機交換に必要な工具と部品について
自分でビルトイン食洗機を交換する際にに使用する工具、電動工具、部材等の一覧になります。当社が工事を行う際は現場ごとに状況が異なるため、どの状況でも対応できるように様々な道具や部材を準備してお伺いしています。
工具
モンキーレンチ/ワイドモンキレンチ(2本)、プラスドライバー、マイナスドライバー、カッターナイフ、塩ビカッター、水平器、スケール
電動工具
インパクトドライバー(電動ドリル)、プラスビット
その他道具
養生マット(またはダンボール)、水受けバケツ(釣り道具の水汲みバケツ)、ライト、タオル、ティッシュ
部材類
ステンレスフレキホース、配管用化粧プレート(内径19~22mm)、片ナットチーズ、袋ナット、HT20塩ビパイプ(エルボ、ストレート)、エスロンボンド、リングスリーブ、絶縁ビニールテープ、ノンアスパッキン、養生テープ
自分で食洗機交換をDIYする際の注意点
ビルトイン食洗機の交換は、現場状況に合わせた対応が必要になります。DIYで交換につきましては、主に給排水配管の施工の経験がある方のみご検討ください。なお、交換できるくんではビルトイン食洗機商品のみ販売は行っておりません。DIY施工のご質問等につきましては食洗機メーカーまたは商品販売店へご相談頂ますようお願いいたします。
ビルトイン食洗機の取り付けに資格は必要?
給排水のみの工事であれば特に資格は不要です。ただし、新たに100V電源配線やアース配線を行う場合は第2種電気工事士以上の資格が必要になります。
配線に必要な材料も入手しやすく、作業自体も軽微ですが、有資格者以外の工事は電気法上禁止されています。
電動工具はホームセンターでレンタルすることもできます
一部のホームセンターでは一般工具及び電動工具のレンタルサービスがあります。
DIYで取り付けをご検討でお家に上記工具がない場合はこういったレンタルサービスを利用するのもひとつです。
ただし、ビルトイン食洗機取り付けに必要な全ての工具がレンタル対象ではない事もあり、不足分は購入が必要になります。
部材の多くは余ります
取り付けに必要な部材もホームセンターやネット通販で入手可能ですが、購入できるロット数が大きいため、多くは残ってしまう可能性があります。
※ステンレスフレキ管を1巻(5m)購入したものの、実際には1m分しか使わず、約4m分残った例購入したビルトイン食洗機が取り付けできない?
ビルトイン食洗機には様々なタイプ(スライドオープン/ミドルタイプ、スライドオープン/ディープタイプ、フロントオープンタイプ、トップオープンタイプ)が存在します。交換の場合、同じタイプへの交換は比較的容易に行えますが、配管状況によっては取り付けができない場合も。メーカーが公表してる買い替え表だけでは判断できないことが多々あります。
購入予定の食洗機がご自宅の設置状況に適合するか、事前に良くご確認ください。
漏水・水漏れのリスクがあります
ビルトイン食洗機は専用の給排水設備を必要とします。正しく取り付けることで安心してお使いいただけますが、誤った取り付け方をするとマンションなどの場合、階下漏水・水漏れといった事故を引き起こすリスクもあります。
長く安心して使うためには現場状況に合わせて正しく取り付けしなければなりません。後々のリスクも考慮してよほど経験がある方以外はプロに依頼される方が得策です。
取り外した食洗機の搬入搬出や廃棄処分について
ビルトイン食洗機本体は軽いものでも約20kgもの重量があります。交換では本体内部に水が溜まっていることもあり、更に重量が増すこともあり、搬入搬出には力が必要です。
50kg以上ある海外製食洗機は一人で運ぶことはできないため、交換できるくんでは2名体制で対応しています。
持ち運びには十分にご注意ください。
ミドルタイプ食洗機
ディープタイプ食洗機
タイプ食洗機
戸建ての2階にキッチンがあると持ち運びが難しい場合も
2階にキッチンがある場合は取り外した食洗機を階下まで下ろす作業も必要です。
ビルトイン食洗機ほどの重量のあるものを持った状態で階段を下るのは想像よりも難しく、体への負担だけでなく階段や周りの壁を傷つけないように注意が必要です。
古い食洗機やキャビネットを廃棄処分する
取り外したビルトイン食洗機、解体撤去したキャビネットの処分は産業廃棄物扱いとして、交換できるくんでは産業廃棄物収集業者に処分を依頼しています。DIYで取り付けを行う際は、行政の粗大ごみ処分へ依頼することになります。
まとめ
プロによる取り付け手順やDIYの注意点などを紹介しました。
ビルトイン食洗機の交換や後付けを自分で行うのは意外と大変ではないでしょうか。
昨今のDIYブームも相まって、工事費などを削減するために自分で食洗機の取り付けをやってみたいという方もいらっしゃいます。卓上食洗機であればDIYの難易度も低く、比較的簡単に設置できますが、ビルトインタイプはご自宅の設置状況に合わせた現場判断が都度必要となるため、プロ(業者)におまかせすることをおすすめします。
交換できるくんなら工事費込みでも安い!
交換できるくんではメーカー正規品のビルトイン食洗機を工事費込みの特価で交換・後付けできます。自分でDIYするのが少しでも不安な方は是非、当社にご依頼ください。
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交換できるくんのビルトイン食洗機交換・新規設置 内訳
交換できるくんの食洗機交換・新規設置 内訳
商品代金
まるごと
サービスパック
商品・工事※
全品10年保証
下記すべて含めたコミコミ価格!
基本工事費
撤去費
出張費
運搬費
部材費
室内養生費
設置前清掃
使用説明
廃材運搬
処分
諸経費
事務経費
※無料10年保証は2022年10月1日以降のお見積り依頼から対象となります。
※養生範囲は「室内で交換作業をするスペース」になります。それ以外(マンションのエントランス、エレベーターなど)をご希望の場合はご相談ください(別費用となります)。
※既設商品や設置状況によっては別途オプション工事費が必要です。 ※既設食洗機が海外メーカー製の場合や、戸建てでキッチンが2階以上またはエレベーターがない集合住宅の場合は、2名以上対応費6,600円(税込)が追加になる可能性がございます。 ※その他、既設食洗機が60cm幅・ダブルオープンタイプ・ホシザキ製等で重量がある場合、キッチンが1階でも2名対応費として6,600円(税込)が追加になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。 食洗機交換費用・工事費についてさらに詳しく
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