ビルトイン食洗機の故障のサインや実際に故障が起きたときの対処方法、故障を起こさないための予防方法に関するご紹介ページをまとめています。食洗機選びの際にご参考ください!
食洗機のエラー表示でトラブルの原因を確認する
食洗機に異常が起きた場合、運転を停止してランプの点灯で異常内容を知らせます。
ひとことでエラーといっても水漏れ、誤った洗剤の使用、基盤やセンサーなど電気系統の不具合など原因はさまざまです。
故障内容によってランプの点灯箇所は異なります。
エラー表示から異常の原因を確認することもできますので、まずはこちらの一覧表、もしくはお手持ちの取扱説明書でエラー表示とその内容を確認してください。
よくある食洗機のトラブルをご紹介
食洗機が水漏れする原因と予防・対処法
食洗機のトラブルで、最もメジャーなものが水漏れです。ホースの亀裂、パッキンの劣化など水漏れの原因は様々。水漏れの原因の見つけ方と対処法についてまとめました。
食洗機にエラーが表示されているケースとされていないケースに分けてどんな解消法があるかをご紹介いたします。
食洗機が動いたり傾いてしまう
扉開閉時に食洗機が動いてしまう
引き出した時に傾いてしまう
食洗機本体がキチンと固定されていない状態です。場合によっては後部の給排水配管が外れてしまったり、本体が前に倒れ落ちてしまう場合もありますので、この症状が出たら使用せずに設置した工事業者にご相談ください。
食洗機の扉が開かない
扉が開かない場合、何かに干渉している場合がほとんどです。力任せに開けようとはせず、状況をよく見て下記対処法をお試しください。
左右の扉に干渉している場合
左右の扉に干渉して食洗機扉が開かなくなった場合は、経年使用によって扉側が傾いて食洗機側に干渉してきていることが考えられます。
キッチン扉は経年使用で傾きが生じた際に調整できるよう「スライド丁番」が採用されているので、プラスドライバーで調整してみてください。
天板(カウンター)に干渉している場合
キッチンの天板が垂れ下がってきて干渉してしまっているケースです。経年使用によって稀に起こる現象で、改善には食洗機の脱着が必要になります。
当社ではこういった事態が起きないように、天板補強が無い場合には、天板補強を行った上で食洗機を取り付けしております。
食器が引っかかって開かなくなった場合
食洗機庫内で食器が引っかかって扉が開かなくなった場合、メーカーメンテナンスにご相談ください。
無理に開けようとすると庫内が傷ついたり、変形したりする場合があるので、ご自身では触らない様に注意してください。
食洗機の電源が入らない
電源が入らない原因は「コンセントが繋がっていない」「ブレーカーが落ちている」「本体の故障」のいずれかです。それぞれの確認方法と対処方法をご案内いたします。
コンセントが繋がっていない
食洗機用のコンセントはコンロ下の奥板の裏側、シンクの下、食洗機の下部に専用のコンセントが設けられているので、きちんと繋がっているか確認してみてください。
ブレーカーが落ちている
分電盤(配電盤)にある食洗機用の電源ブレーカーが落ちていないかご確認ください。
戸建ての場合は洗面室に、マンションの場合は玄関付近にある場合がほとんどです。
本体の故障
上記を確認し、本体電源が入らないとなると本体の故障の可能性があります。
この場合は無理に分解などはせずに、メーカーメンテナンスにご相談ください。
点検ランプの全点灯、88エラーとは?
パナソニック食洗機の「点検」ランプや、他メーカー食洗機のランプが全て点灯するエラー表示は、お使いの食洗機が点検期間を迎えたことを知らせる表示です。
10年を過ぎると故障率が急上昇されるとされており、食洗機の「寿命」が来たので取り換え時と言えます。
【例】パナソニック食洗機の「点検」ランプ
【例】リンナイ食洗機の全点灯・エラー番号88
【例】三菱食洗機の全点灯
「点検」ランプの意味
ビルトイン食洗機を初めて使用してから10年が過ぎると、「点検」ランプや全てのランプが点灯して点検時期をお知らせします。
この機能は点検時期をお知らせするもので、ランプが点灯している状態でもご使用することはできます。ただし、製品を継続して使用されますと経年劣化による不具合に至るおそれがありますので、早めのメーカー点検(有賞)の実施をおすすめいたします。
「点検」ランプが点灯した時の対応について
点検ランプが点灯した場合、対応方法は2つあります。
1つは「耐用年数が過ぎた食洗機を新しいものと交換する」、もう1つは「メーカーの点検(有償)を受ける」ことです。
対応方法1.食洗機を交換する
点検ランプが点灯したということは、お使いの食洗機はすでにメーカーの定めた設計標準使用期間(耐用年数)が過ぎているということです。使用環境や使用回数によっても劣化程度は異なりますが、耐用年数が過ぎた食洗機は、当然故障する確率も高くなります。
また、法令点検はメーカーにもよりますが10,000円前後の出張費用がかかり、修理の必要があった場合はさらに修理費用が追加でかかります。 ここで修理をしたとしても、耐用年数が過ぎているため、また別の個所が壊れる可能性もあります。こういった点も鑑み、壊れてはいなくても耐用年数が過ぎて故障する確率が高くなっている食洗機を、あらかじめ取り替えておこうと考えるお客様もいらっしゃいます。
食洗機故障の大きな原因の一つが長年溜まった汚れです。食洗機の排水周りは、どれだけ念入りに掃除をしても食品汚れや洗剤カスが溜まってしまうもの。溜まった汚れが水漏れや詰まり、悪臭、庫内のカビ・サビにつながります。たとえ故障に至らなくても、長年使った食洗機は衛生的とは言えません。
ある日急に食洗機が壊れた!ということにならないためにも、点検ランプが点灯した食洗機については、早めの交換をおすすめします。
対応方法2.メーカーの法定点検を受ける
点検ランプが点灯しても食洗機はご使用になれますが、今後も安全にお使いいただくため、お使いの食洗機メーカーにて点検(有償)を受けてください。
当社では食洗機の点検は行っておりません。お使いの食洗機の製造元へお問い合わせください。
点検のご依頼方法や点検費用は、メーカーによって異なりますので、詳細はメーカーページでご確認ください。
※当社、2024年10月の販売実績より算出