トイレリフォームを行う場合、現場ごとに状況が異なるため採寸などの現場調査、いわゆる「現調」が必要でした。間取り変更などの場合は関係する部分の細かな調査は確かに必要ですが、トイレ交換でこれらは必要でしょうか?交換できるくんでは専用フォームに必要事項を入力していただければ、正確なお見積りのご案内が可能で、現地調査の必要はありません。このページでは現地調査がなぜ必要だったのか、また交換できるくんは現調なしでなぜ正確なお見積りがご案内できるかを詳しくご説明いたします。
トイレ交換の現調で確認する箇所とその理由について
トイレ交換で重要なのは「排水芯」の確認
トイレ交換する際に最も重要になるのは『既設便器の排水芯』です。トイレには床排水と壁排水があり、同じ排水芯のトイレでなければ交換はできないので、この確認は必須です。
床排水
壁排水
床排水には120mm・200mm・リモデルタイプ(TOTOはリモデル、LIXILはリトイレ、パナソニックはリフォームタイプ)、壁排水は高さ120mm、155mmがあります。床排水はモデルごとに対応できる排水芯が異なります。
各メーカー主要商品の対応排水芯一覧
メーカー | シリーズ | 対応する床排水芯 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
TOTO | ピュアレストQR | 200 ● |
305 ● |
リモデル | 540 ● |
|
GG | 120 ● |
200 ● |
264 ● |
499 ● |
||
GG-800 | 200 ● |
305 ● |
リモデル | 540 ● |
||
ネオレストシリーズ※NXは200mmのみ ※LSは120mmはなし | 120 ● |
200 ● |
305 ● |
435 ● |
||
LIXIL (INAX) |
アメージュ便器 | 120 ● |
200 ● |
リトイレ | 550 ● |
|
アメージュ シャワートイレ |
120 ● |
200 ● |
リトイレ | 550 ● |
||
プレアスLS | 120 ● |
200 ● |
250 ● |
500 ● |
||
サティスS | 120 ● |
200 ● |
リトイレ | 450 ● |
||
サティスG | 120 ● |
200 ● |
225 ● |
410 ● |
||
サティスX | 120 ● |
200 ● |
リトイレ | 450 ● |
||
Panasonic | NewアラウーノV | 120 ● |
200 ● |
305 ● |
リフォームタイプ | 510 ● |
アラウーノS160 | 120 ● |
200 ● |
305 ● |
リフォームタイプ | 510 ● |
|
アラウーノL150 | 120 ● |
200 ● |
305 ● |
リフォームタイプ | 510 ● |
トイレの排水芯を確認する理由
交換できるトイレを選定するため
給水栓の位置確認について
給水栓は現場ごとに確保されている位置が異なります。壁給水、床給水があり、便器との位置関係によってはご希望のトイレ取り付けができなかったり、同梱の給水ホースでは足りなくて別途延長給水ホースが必要になるケースがあります。
システムトイレへの交換や給水栓が便器と近い位置にある場合は、位置寸法の確認が必要になります。
給水栓位置を確認する理由
給水ホースの変更、追加が必要か確認するため
コンセントの有無とその位置
暖房温水洗浄便座(ウォシュレット・シャワートイレ)や暖房便座を設置する場合はトイレ便器近くにコンセントが必要です。既設トイレに暖房温水洗浄便座・暖房便座が設置されている場合はコンセントがあるはずですが、位置によっては延長コードまたはコンセント移設が必要になる場合があります。コンセントがない場合はトイレ外にあるコンセントから分岐配線が必要ですが、照明などスイッチがある電源からの分岐はできないのでご注意ください。
コンセントの有無、位置を確認する理由
コンセントの移設が必要か、新規確保は可能か確認するため
トイレ室内寸法を確認する
既設トイレの排水配管状況や選ばれるトイレによっては現在取り付けられているトイレ位置よりも前に出して設置する場合があります。現状立ち座りができていてもトイレが前出し設置されることで立ち座り時に頭を打つなど、使い勝手に影響が出ることもあります。そういったことにならないように室内寸法の確認は必要です。
トイレ前方スペースには最低でも40cm、できれば50cm以上の余裕がほしいところです。
トイレ仕様 | メーカー | トイレシリーズ | 本体奥行 | 必要最低奥行 | 理想の奥行 |
---|---|---|---|---|---|
組合せ便器 | TOTO | ピュアレストQR | 760mm | 1160mm | 1260mm以上 |
LIXIL | アメージュ | 760mm | 1160mm | 1260mm以上 | |
一体型トイレ | TOTO | GG 手洗いあり | 760mm | 1160mm | 1260mm以上 |
GG 手洗いなし | 719mm | 1119mm | 1219mm以上 | ||
LIXIL | アメージュ シャワートイレ |
760mm | 1160mm | 1260mm以上 | |
プレアスLS | 720mm | 1120mm | 1220mm以上 | ||
タンクレス トイレ |
TOTO | ネオレストLS | 735mm | 1135mm | 1235mm以上 |
ネオレストAS | 702mm | 1102mm | 1202mm以上 | ||
ネオレストRS | 700mm | 1100mm | 1200mm以上 | ||
LIXIL | サティスX | 790mm | 1120mm | 1220mm以上 | |
サティスG | 720mm | 1120mm | 1220mm以上 | ||
サティスS | 650mm | 1050mm | 1150mm以上 | ||
Panasonic | NewアラウーノV | 700mm | 1100mm | 1200mm以上 |
トイレの室内寸法を計測する理由
交換後のトイレ前スペースを確保できるか確認するため
動作水圧の確認
最近ではタンクの無いタンクレストイレが人気があります。それらのトイレは動作水圧の条件が厳しいものがありましたが、現在では動作水圧でご希望のトイレが設置できないといった例はほとんどありません。ただし、トイレ排水を利用して新たにトイレ内に専用手洗いを設ける「システムトイレ」の一部機種のみ、戸建て2階やマンションでは水圧が足らず設置できない、といったケースがあります。
※各メーカー公式HP、カタログを参照(2021年7月時点)トイレ仕様 | メーカー | シリーズ名 | 最低必要水圧(流動時) |
---|---|---|---|
組合せ便器 | TOTO | ピュアレストQR | 0.05MPa |
LIXIL | アメージュ | 0.06MPa | |
一体型トイレ | TOTO | GG 手洗いあり | 0.05MPa |
GG 手洗いなし | 0.05MPa | ||
LIXIL | アメージュ シャワートイレ |
0.06MPa | |
プレアスLS | 0.06MPa | ||
タンクレス トイレ |
TOTO | ネオレストシリーズ | 0.05MPa |
LIXIL | サティスX | 0.05MPa | |
サティスG | 0.05MPa | ||
サティスS ブースター付き | 0.05MPa | ||
Panasonic | NewアラウーノV | 0.05MPa | |
アラウーノS160 | 0.05MPa | ||
アラウーノL150 | 0.05MPa | ||
システムトイレ | TOTO | ネオレストワンデーリモデル | 0.05MPa |
レストパル(I型) | 0.05MPa | ||
LIXIL | リフォレ(I型) | 0.05~0.06MPa | |
Panasonic | アラウーノ専用手洗い水圧高 | 0.10MPa |
内装工事をするかしないかを確認
トイレ交換のみだと交換した便器だけがキレイになりますが、経年使用してきた床クッションフロアや壁紙、天井クロスなどはそのまま残ってしまいます。オプションの内装工事をご依頼いただければトイレを外した状態で施工ができるので、手が入らずに張り替えできない、といったことはありません。トイレ交換時に内装もやり替えについてもぜひご検討ください。
クッションフロア張り替え
壁紙張り替え
内装工事をおすすめする理由
トイレ交換時は内装張り替えの一番良いタイミングです
その他オプション工事について
その他トイレの換気扇交換、手すりの取り付け、紙巻器・タオル掛けの交換もオプション工事として承っております。トイレ交換した後にこれらの施工を行うのはコストも余計にかかってしまうため、トイレ交換時、一緒に交換・取り付けをご検討ください。
オプション工事 | トイレ換気扇 | 手すり | 紙巻器 | タオル掛 |
---|---|---|---|---|
商品価格 |
9,559 円~FY-17S7 |
6,490 円~YHB403 |
4,262 円~YH406R |
3,795 円~YT408R |
取付工事費 |
17,800 円~
|
16,500 円~
|
― | ― |
合計(税込) |
27,359 円~
|
22,990 円~
|
4,262 円~
|
3,795 円~
|
「現調ナシ」にはメリットたくさん!
トイレ交換が可能かどうか、商品が適合するか、については上記項目を確認するだけで判断が可能です。現地に担当者がお伺いする必要もなく、ご用意しております専用フォームをご入力いただけるだけでお見積りのご案内が可能となります。トイレ現調がないことで様々なメリットを得ることができます。
365日24時間いつでも依頼可能
現調訪問のための時間調整は不要
対面接触機会を減らせます
現調にかかるコストをお客様に還元
ただし現調がないことで「トイレを大きくする(間取り変更)」「移設・増設する」などの大掛かりなリフォームには対応ができません。こういった大掛かりなリフォームをご希望の際は、地元のリフォーム店などにご相談いただけますようお願い申し上げます。
現地調査なしでも正確なお見積りがご案内できる理由
お客様から依頼される交換現場の状況は千差万別です。セオリーとは異なる判断を求められることも多々あります。しかし、それらも想定した専用お見積りフォームで、蓄積されたノウハウを持ったトイレ専門スタッフが現場を正確に判断いたします。当日になってご案内以外の追加請求は一切行わないというお約束のもと、現地調査なし見積(ネット見積)を2001年より続けながら、品質向上を追求して参りました。ゆえに、品質には自信があります。
将来のアフターサービスもご安心いただけるための盤石な財務体制や、法令順守の徹底や高いサービス水準が求められる上場企業(東証グロース証券コード7695)であることも、当社でのトイレ交換をおすすめする理由です。
今後も信頼される「交換専門」企業として
取り扱いトイレメーカー一覧
全てのメーカーをご案内するトイレの商品一覧です。
- 防汚機能
- セフィオンテクト
- 洗浄機能
- トルネード洗浄
- 防汚機能
- スゴピカ素材
- 洗浄機能
- スパイラル水流
- 防汚機能
- アクアセラミック
- 洗浄機能
- パワーストリーム洗浄
極みトリプル水流
トイレリフォーム・交換工事について
トイレリフォームのオプション工事・費用
トイレリフォームお役立ちノウハウ
トイレリフォームの流れ
1 Step1. 商品を選ぶ
交換されたいトイレをお選びください。当社にてお客様にあった商品をご案内することも可能です。
2 Step2. 見積りをご依頼
トイレが決まったら見積りをご依頼ください。現行の画像をお送りいただければ、設置適合確認も当社で行います。
3 Step3. ご注文
見積りの内容にご納得いただいたらご注文手続きをお願いいたします。工事日程のご希望をお伺いします。
4 Step4. 工事お伺い
工事担当が商品を持って、お客様のご自宅へお伺いし、交換工事一式(便器の取り付けやオプションの内装張替等)を行います。