3メーカータンクレストイレ徹底比較
TOTO・Panasonic・LIXIL(INAX)の3メーカーから発売されていますが、搭載されている機能も多く、どれを選んでよいか迷ってしまうお客様もいらっしゃると思います。そこで、メーカーごとに当社で売れ筋のタンクレストイレを1機種ずつ選び、様々な角度から比較しました。
商品カタログには載っていない、これってどうなの?といったお客様の疑問を解決いたします。
機種ごとの比較
- ネオレストASは直線的でシャープなデザインです。
- フルカバーの便ふたで、すっきりとした印象。すき間もなくホコリが溜まりにくいです。
- トイレを流すボタンがリモコンの上側にあります。
- 「個人設定」機能で、おしり洗浄の強弱、洗浄位置、温度を最大4名分登録しておけるので、ご家族で使用するごとに設定変更する手間が省けて快適にご使用いただけます。
標準リモコン
オプションリモコン
▲スティックリモコン
オプション価格(+7,260円(税込))
- 便ふたがフラットで、ホコリがたまる隙間が少ないです。
- 便ふたと便器の間や、便器後方のパネルと便器の間などから分かるように、フォルム全体の凹凸が最も少ないトイレです。
- トイレを流す大小のボタンは上段に大きく配置されていて、視認性がよく使いやすいです。
- ボタンがリモコン前面にありますので、座って操作する方や小さなお子様でも使いやすいです。
- 洗浄の強弱と洗浄位置の前後の調整は、丸いボタンの左右を押すのですが、押しづらいとの評価もあります。
標準リモコン
オプションリモコン
▲スティックリモコンブラック
▲スティックリモコンホワイト
オプション価格(+9,680円(税込))
- 日本最小※のコンパクトなトイレです。スッキリしたデザインも人気です。
- 便ふたの後方部の凹凸に隙間がありますのでホコリが溜まりやすく、こちらの隙間はこまめな掃除が必要です。
- シンプルなリモコンで洗浄強さを6段階でわかりやすく表示しています。
※LIXIL社調べ(2021年4月時点)
標準リモコン
オプションリモコン
▲インテリアリモコン
(追加料金なし)
※専用紙巻器は別売となります
オプション価格(+
担当スタッフコメント ※記載されている表現や内容はスタッフ個人の感想となります
- 便器と便座のすき間を抑えたデザイン。便座とウォシュレットの本体部分の段差を小さくし、座った時の太ももやおしりの圧迫を抑えるゆるやかな傾斜のある座面が、らくにフィットします。
- 座面が広く、椅子に座っているような安定感があります。
- 便座後方に、おしりに沿って傾斜がつけられているので、座る位置が分かりやすいです。
- 便座中央に向かって傾斜しているので、すっぽりおさまるような安定感があります。
汚れを防ぐ
セフィオンテクト
※擬似汚れを塗布して洗浄した後の状態です。
便器内表面の凹凸をなくしツルツルにしたことで、洗浄水だけでここまで汚れが落ちやすくなりました。ナノレベルで見ると、どのメーカーよりも陶器の凹凸が少ないです。
便器きれい
トイレ使用前に水道水を、トイレ使用後に「きれい除菌水※」を自動的に便器内にふきかけます。便器内の見えない汚れや菌を抑制します。汚れが付きにくいので掃除がラクラク!
薬品を使わずに、水道水を電気分解してできる除菌成分を含んだ水のことです。トイレが自動的に作り出しますので、お客様は何もする必要がありません。
- 除菌を全て自動で行います。
- 汚れの抑制を、トイレ使用前後に行います。
- 日々のお手入れは、やわらかいトイレブラシで便器内をさっとなでるだけです。トイレ掃除の手間と労力が最もかかりません。汚れが付きにくいので掃除の頻度が減らせます。
有機ガラス系新素材
パナソニックの便器には陶器ではなく、有機ガラス系新素材が使われています。はっ水性があるので汚れを水滴ごとはじき、水アカを固着しづらくします。
スゴピカ素材は、ぬめりや黒ずみの原因となる水アカがつきにくいので、汚れがたまりにくくいつもピカピカ。また細かい傷がつきにくく、ブラシ掃除も可能です。
- 素材そのものが汚れを防ぎます。
- 陶器のような便器表面の凹凸はないので、汚れが入り込む隙間がありません。きれいな状態が長続きします。
アクアセラミック
アクアセラミックの表面は、超親水性(水に馴染みやすい)。陶器に付いた汚れを浮き上がらせ、リング状の黒ずみの原因になる、水アカの固着を防ぎます。簡単な掃除でツルツルが長持ちします。
鉢内除菌
リモコンのボタンを押すと、プラズマクラスターイオンが放出されます。洗浄水が届かない便器裏部分や、便器内に浮遊しているカビ菌を除菌します。
- アクアセラミックは焼成前に施されており、コーティングのようにはがれることがありません。「陶器自体が汚れを防ぐ力」が高まりました。
- 便器内に浮遊する菌を除菌します。
- 鉢内除菌を作動させるには、リモコンのボタンを押す必要があります。
トイレ使用中の汚れを抑える ※Panasonicのみ
トリプル汚れガード
ハネガード
男性の用足しを想定した機能です。便器内にたまった泡が、飛び跳ねる汚れを抑制します。
タレガード・モレガード
座って用足しした時や、ウォシュレットを使用した時に便器の前部分へ汚れが垂れる・漏れるのを防ぎます。
トイレ使用後、汚れを落とす
トルネード洗浄
渦を巻くように、便器内全体に洗浄水が流れます。便器のフチ裏にも水が流れるので、掃除しにくかった部分の汚れも落とします。
新スパイラル+
激落ちバブル洗浄
渦巻き状に流れる洗浄水と、大小2種類の泡が、便器内に残っている細かい汚れも逃さず洗い落とします。
パワーストリーム洗浄
強力な水流が鉢内のすみずみまで回り、少ない水でもしっかり汚れを洗い流します。
フチ裏画像比較
※画像はフチレス形状の参考画像です
担当スタッフコメント ※記載されている表現や内容はスタッフ個人の感想となります
- 溜まった水を排水する際に出る音は大きいですが、すぐに流し切るので音はあまり響きません。
- 洗浄時間が短く、すぐに流れます。
- 汚れのたまりやすいフチ裏がないため、手前から奥までぐるりとフチを握るようにして拭くことができます。汚れの見えにくい死角もありません。
- 夜中でもほとんど響かないくらい、洗浄音が最も静かです。
- 洗浄水に加えて「泡」で汚れを落とすので清掃性が高いです。
- 「泡」を作るために、洗剤タンクに洗剤を補充する必要がありますが、3ヶ月に1度程度なので手間には感じません。
- 洗浄時間が少し長く感じられます。
- 便器のフチが丸ごとなくなったフチレス形状を搭載。影になっていたフチ裏部分がなくなり、各段にお掃除がしやすくなりました。
- 洗浄の際に出る洗浄音が少し大きく感じられます。
機種ごとの比較
※節水の試算条件(TOTO調べをもとに、交換できるくんにてグラフ作成)
従来品(1987-2001年商品 C720R):13L/回
ネオレストAS(床排水):大3.8L、小3.0L/回
家族4人(男性2人、女性2人)が大1回/人・日、小3回/人・日。水道料金=265円(税込)/m2
- 3機種比較で節水性No.1です。
※節水の試算条件(パナソニック調べをもとに、交換できるくんにてグラフ作成)
従来品(1990年頃のサイホンゼット式トイレ CH43):13L/回
アラウーノL150:大4.8L、小3.6L(ハネガード使用+0.9L)/回
家族4人(男性2人、女性2人)が大1回/日・人、小3回/日・人(男性2人はハネガード使用で想定)。年間使用日数:365日。水道代:0.24円/L(税込)
- 洗浄時間が長いですが、その割に洗浄水量が抑えられています。
※節水の試算条件(LIXIL調べをもとに、交換できるくんにてグラフ作成)
従来品(1989年~2001年発売品):13L/回
サティスS(ECO5):大5L、小3.8L/回
家族4人(男性2人、女性2人)が大1回/日・人、小3回/日・人。年間使用日数:365日。水道代:0.24円/L(税込)
- 洗浄5Lは、最も洗浄水量が多いですが、勢いのある水流で、便器内のすみずみまでしっかりと洗浄します。
快適機能
クリーンノズル
1本のノズルでおしり用とビデ用を使い分けます。
防汚効果の高い樹脂を使用しています。
ノズルきれい
ウォシュレット使用前後に水道水でノズルを洗浄します。さらにトイレ使用後、きれい除菌水がノズルの内側・外側を自動で洗浄します。
- 自動でノズルの内側と外側を除菌します。
- 除菌回数が多いので、いつでも清潔です。
- 洗浄種類は6種類と豊富です。
ステンレスノズル
ステンレスでできており、継ぎ目がないので掃除が簡単です。
おしり用とビデ用で洗浄口が変わります。
ノズル洗浄
ノズル使用後に自動で洗浄します。
※ノズル使用前は洗浄しません。
- ステンレスなので、ノズル自体に汚れを寄せつけません。
- 継ぎ目がないのでノズル掃除が簡単です。
- 洗浄種類は6種類と豊富です。
レディスノズル
おしり用とビデ用で、ノズルが別々になっています。
防汚効果の高い樹脂(ISO抗菌準拠)を使用しています。
ノズルオートクリーニング+ノズル先端着脱
ノズル使用前後にたっぷりのお湯で自動的に洗浄します。ノズルの先が簡単に取り外せるので継ぎ目の掃除ができます。さらに、ノズル先端を購入していただければ新しいものと交換可能です。
- ノズル使用後、銀イオンのチカラで除菌して菌の繁殖を防ぎます。
- おしり用と女性専用のノズルが別々に付いています。3機種の中でノズルが2本あるのはサティスだけ。女性にやさしい設計です。
- 使用している間にノズルの汚れが目立ってきたら先端を交換できるので、長年清潔に使えます。
- 洗浄種類は4種類です。
担当スタッフコメント ※記載されている表現や内容はスタッフ個人の感想となります
- エアインワンダーウェーブ洗浄は、空気を含んだ流速の違う洗浄水を交互に噴出することで、たっぷり感のある洗い心地になりました。
(ネオレストNX・LS・ASに搭載)
- 洗浄水に勢いがないと感じる時もあります。
- 水が太くたっぷりとした洗い心地です。
- 洗浄水に勢いはありますが、痛すぎず、絶妙な強さで洗浄してくれます。
停電対応
便器に向かって左奥のすっきりパネル内にある、給水リング・水ためリングで操作できます。電池は使用しません。
9Vの乾電池をセットすると、便ふた上部についているボタンで排水できます。
※電池がなくても手動のハンドルで排水可能です。
※給水はバケツでの補充が必要になります。
本体に向かって左側のサイドカバー内に格納された洗浄レバーを操作することで、便器の洗浄ができます。
TOTOブランドの安心感
タンクレストイレの定番
- 他社と比べると価格は高いものの、機能が充実
- 品質の高さから演出されるタンクレスならではの高級感
- 飽きのこない直線を基調としたシンプルで端正なフォルム
- TOTOブランドの安心感
デザイン・清掃性・ブランド力で選ばれています。
新発想!便器内も便器周りも「汚さない」タンクレストイレ
- 総合電機メーカーならではの発想力と技術力
- 「トイレ周りを汚さない」その斬新な発想で発売以来、人気急上昇中
- 有機ガラス素材ならではのスキマレスな設計も魅力
トイレ後発メーカーとしては異例の速さです。
※パナソニック社プレスリリース
(2015年12月22日)より
コンパクトさとデザインを追求したタンクレストイレ
- 最大の特徴は日本最小※のコンパクトさ
※リクシル社調べ(2021年4月時点)
- シャープでスタイリッシュなデザインは若い世代やおしゃれな店舗で人気
- お掃除リフト、ノズル先端着脱、レディスノズルなど、本当に必要な清潔機能が充実
[最後に]カタログやショールームではわからない、交換できるくんだからお伝えできる独自情報
知名度抜群のタンクレストイレ『ネオレスト』
1914年に国内初の衛生陶器を開発し、今日まで最高のトイレを追及してきたブランドの安心感から、価格が他メーカーより高くても「タンクレスもTOTOのネオレストで」と指定される方が多いです。
今回ご紹介したネオレストASは、直線的でシャープな美しいフォルムが特長です。薄くシャープな意匠に仕上げられたフルカバーの便ふたや、給水部を覆うすっきりパネルなど、余計なものがない、シンプルでスタイリッシュなデザインです。
機能面では、代表的な機能の一つ「きれい除菌水+便器きれい」の開発では、全国各地200箇所以上の水を社員が集めて、どの水であっても、水に含まれるミネラルから除菌効果のある「次亜塩素酸」を一定の濃度で作れるように実験を繰り返すなど、圧倒的な研究開発力が凝縮された商品です。
デザイン・機能・清掃性、どれをとっても満足度の高いタンクレストイレです。
2006年にTOTO、INAX(現LIXIL)の2社が独占していたタンクレストイレ市場に、便器=陶器という常識を打ち破る有機ガラス系新素材のタンクレストイレ『アラウーノ』で戦いを挑んだパナソニック。これが大ヒットし、市場シェアは数%から30%に急成長しました。
さらに2014年6月には、全自動おそうじトイレ『新型アラウーノ』を発売しました。カタログだけでは伝わりませんが、王者TOTOネオレストに対抗した非常に絶妙な仕掛けをしています。
ネオレストAH1/RH1には「タイプ2」、ネオレストAH2W/RH2Wには「タイプ0」を対抗馬として投入。機能は同等ながら、価格を数万円安く設定しています。
さらに、TOTOが手がけていないミドルレンジに「タイプ1」を投入。評価が二分する温風乾燥機能を搭載しないなどのメリハリをつけて独自の戦術で攻勢をかけています。
パナソニックならではの個性的な機能がお好きな方に人気です。
日本最小※のコンパクトデザインで、トイレ空間を広く使える『サティス』。ネオレストASや新型アラウーノよりも、奥行きが約5~7cmも小さいです。
スタイリッシュでスマートなフォルムに根強い人気があり、特に美容室や飲食店などの店舗や、新築・リフォームにこだわりを持つ方が、指名買いされることが多い商品です。リモコンを3タイプから選べる所も、意外と人気の理由です。
便座の座り心地にも定評があり、大柄な方でも小柄な方でも、フィットするとのことでお客様からの評判が良いです。(ただし個人差がありますので、ご注意ください)
サティスSはS6タイプのみ「フルオート便座機能」や夜中の使用時に足元と便器鉢内を照らす、便利な「ほのかライト」が搭載しています。 ただ実際にはこれらの機能よりもデザイン性やコンパクトさが決めてになる場合が多いです。
※リクシル社調べ(2021年4月時点)
「コンパクト・汚れづらい・ノズル周りの配慮」など、実使用時のニーズに応えたトイレです。
今回ご紹介したタンクレストイレ3機種の商品詳細はこちら
ショールームにて実際の商品をご覧いただけます
お近くにお住まいでしたら、ぜひ実機に触れてお客様のベストな1台をお選びください。