キッチン蛇口交換の工具と使い方

キッチン蛇口交換の工具と使い方をご紹介キッチン蛇口交換の工具と使い方をご紹介

交換するキッチン蛇口のタイプごとに必要な工具も異なります。用途だけではなく状況に合わせた工具の使い方までご紹介します。DIYで交換を検討されている方は、工具を買い揃えた場合の費用も含めて自分で交換するか業者に依頼するかご検討ください。

担当者よりDIYで取り付けをご検討されている方へ
キッチン蛇口のDIYには給排水接続の基本的な理解が必要です|キッチン蛇口交換の工具
キッチン蛇口のDIYには給排水接続の基本的な理解が必要です|キッチン蛇口交換の工具

一般家庭の蛇口交換に資格は必要ありません。施工の難易度もそれほど高くはないため、自分で蛇口交換を検討する方もいらっしゃいます。ただし、水道配管(給水・給湯配管)の接続を伴う作業になるため、誤った方法で交換すると水漏れ事故に繋がる可能性があります。

自分で取り付けできるかどうかはご自宅の設置状況や経験値によって異なりますので、一概に申し上げることはできません。

※給排水接続の基本的な理解が必要です。 ※DIYを行う場合は、お客様の自己責任でお願いいたします。

そのような事情のため、交換できるくんでは蛇口(水栓金具)商品単体での販売は行っておらず、責任を持って提供できる「商品+工事のセット販売」のみとさせていただいております。

個別のご相談・ご質問はお承りしておりません
個別のご相談・ご質問はお承りしておりません
・DIYに関する技術的なご質問や個別のご相談には回答しておりません。
・作業に不安な方は、商品と取付工事のセットを当社までご依頼ください。

建物や配管の状況によって、私どもプロでも苦戦するようなケースが多々あります。特に古い配管からの取り外しや、既設の蛇口が正しい施工をされずに取り付けされていたような場合には細心の注意が必要となります。
少しでも作業に不安がある方は多数の工事実績を持つ交換できるくんにお任せください。

個別のご相談・ご質問はお承りしておりません 交換工事とセットでのご依頼はこちらから 個別のご相談・ご質問はお承りしておりません

タイプ別!キッチン蛇口交換に必要な工具をご紹介

使用する工具はメーカーや混合水栓のタイプによって異なります。「ワンホールタイプ」、「ツーホールタイプ」、「壁付きタイプ」の標準交換で必要な工具についてそれぞれご紹介いたします。
実際にキッチン蛇口を自分で交換する手順はこちらをご参考ください。

キッチン蛇口の交換で必要な工具・部材

ご紹介する工具は標準的な工事の場合の目安です。実際の現場状況により、「工具が異なる」または「追加で必要になる」場合があります。

ワンホール ツーホール 壁付き
タイプ ワンホールタイプの水栓例|キッチン蛇口の設置タイプ ツーホールタイプの水栓例|キッチン蛇口の設置タイプ 壁付きタイプの水栓例|キッチン蛇口の設置タイプ
モンキーレンチ
立水栓取付レンチ  
六角レンチ    
プラスドライバー    
マイナスドライバー    
パッキン  
シールテープ    
配管用シール剤    

キッチン蛇口交換工具の選び方

例えば「モンキーレンチ」1つとっても、対応できるナットの大きさ・幅、持ち手の長さ、素材など数多くのバリエーションが存在します。蛇口の交換にはどういった工具を選べばよいのか、その理由を含めご紹介いたします。

モンキーレンチの選び方

固定式ではなく可動式のレンチを選ぶ

口開きが可動式と固定式の例|キッチン蛇口の工具「モンキーレンチ」の選び方
口開きが可動式と固定式の例|キッチン蛇口の工具「モンキーレンチ」の選び方

モンキーレンチは主にボルトやナットを緩めたり締め付けるのに使用する工具です。口開き部分が固定式と可動式の2種類ありますが、蛇口交換では「可動式」のレンチをおすすめします。
固定式レンチは作業中に緩むこともなくシーンによっては使いやすさを感じることもありますが、蛇口交換の場合、口径の異なる部分でも使用できる「可動式」の方が止水栓の固定などにも使えるため汎用性があります。

口開き寸法は「最大35mm」まで対応できるタイプがおすすめ

最大口開き35mmがおすすめ|キッチン蛇口の工具「モンキーレンチ」の選び方
最大口開き35mmがおすすめ|キッチン蛇口の工具「モンキーレンチ」の選び方

一般家庭では給水給湯配管に使用される配管内径が「呼び径13」で、蛇口の取り外しに必要な袋ナットが「対辺24mm」となります。(壁付き水栓のクランクナットは対辺28mm。)

最大口開き寸法30mm以上のものを選べばシングルレバー水栓のカートリッジ交換などにも使えますが、「35mm」タイプは作業時の止水栓固定にも使えるためより便利です。

持ち手はある程度長さがある方が使いやすい

キッチン水栓の交換は狭いシンク下での作業がメインとなります。

固着したナットを緩めるのにかなりの力を要する場合があるため、最初に揃えるモンキーレンチとして持ち手(ハンドル)の長い300mmタイプがオススメです。

持ち手の長さ300mmがおすすめ|キッチン蛇口の工具「モンキーレンチ」の選び方
まとめおすすめのモンキーレンチはこちら
モンキーレンチは蛇口の交換に必須といえる工具です。多くの種類が販売されていますが、汎用性を考慮すると「可動式」「最大口開き35mm」「持ち手長さ300mmサイズ」がオススメです。
ナットを回転させて、もう一方で固定させるレンチが必要になるので、同じものを2本用意する必要があります。

可動式

最大口開き35mm

長さ300mm

使用タイプ

ワンホール、ツーホール、壁付き

モンキーレンチは蛇口の交換に必須といえる工具です。多くの種類が販売されていますが、汎用性を考慮すると「可動式」「最大口開き35mm」「持ち手長さ300mmサイズ」がオススメです。
ナットを回転させて、もう一方で固定させるレンチが必要になるので、同じものを2本用意する必要があります。
担当者より水栓スパナは交換より修理向き

工具の中には口開き固定の水栓スパナもあります。モンキーレンチよりも軽く、薄く出来ているので場面によっては使いやすさを感じるかもしれませんが、こちらは主に蛇口修理工具としての使い方がメインになります。
蛇口本体の交換にはモンキーレンチを使い、コマパッキンやスパウトなど部品交換(修理・補修)には水栓スパナといった使い分けとなります。

SANEI 水栓スパナセット
PR335S
SANEI 三栄水栓製作所 水栓スパナセット PR335S

ヤットコ、コマパッキン(ケレップ)も付いている水栓修理セットになります。

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KVK 水栓修理セット
PG1
KVK(旧MYM) 水栓修理セット PG1

ヤットコ、コマパッキン(ケレップ)、ジョイントパッキン、シールテープまでセットになっています。

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KAKUDAI 水栓修理セット
9602
KAKUDAI カクダイ 水栓修理レンチセット 9602

ピンセットとコマパッキン(ヤットコ)が1つ付属するセット。単水栓の修理に向いています。

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※ご紹介例としてAmazonサイトへのリンクをつけております。

立水栓取付レンチの選び方

「取り外す蛇口」と「取り付ける蛇口」に適合するレンチを選ぶ

ロックナットの寸法に合わせたレンチを選ぶ|キッチン蛇口の工具「立水栓取付レンチ」の選び方
タイプ 代表的な対辺寸法
キッチン ワンホール 13、23.5、38mm
キッチン ツーホール 22、23.5mm
浴室 台付きタイプ 23.5、24mm
洗面 ワンホール 13、36、38、39mm
洗面 ツーホール 13、23.5、24mm
洗面 コンビネーション 33、36、47mm
※メーカーや機種により対辺寸法が異なります。

壁付きタイプ以外の水栓はカウンター天板の裏側からロックナット(固定金具)を締め付けて本体が固定されています。ロックナットを回すには専用の工具「立水栓取付レンチ」が必要で、蛇口のタイプや機種によって使い分ける必要があります。
設置されている古い蛇口と新しく取り付けたい蛇口の「施工説明書」から対辺寸法を確認し、適合する立水栓取付レンチをご用意ください。

上面施工タイプの蛇口交換なら立水栓取付レンチは不要

TOTO、LIXIL、サイエンスのキッチンワンホール水栓にはカウンターの天板下から締め付けしなくてもよい「上面施工タイプ」があります。この水栓の場合、取付け立水栓取付レンチは不要です。付属の六角レンチ、またはプラスドライバーで取付穴の上から施工が出来ます。

ただし、既設の古い蛇口がロックナットで固定されている場合、取り外すための立水栓取付けレンチが必要です。

上面施工タイプの蛇口交換なら立水栓取付レンチは不要|キッチン蛇口の工具「立水栓取付レンチ」の選び方
まとめおすすめの立水栓取付レンチはこちら

適合する対辺サイズは施工説明書から分かりますが、古い蛇口の取り外しにどのレンチを使えばよいのか確認するのはなかなか難しいものです。

そんな時に便利なのが対辺可動式レンチです。対辺10〜32mmに対応する洗面レンチと対辺30〜50mmに対応するシンクレンチの2本あればいくつも揃える必要がない万能性があります。
ただし可動式レンチは1万円前後と価格も高いため、対辺サイズが分かるようであれば固定式レンチの方がコストを抑えられます。

対辺可動式

対辺10~32mm対応

対辺30~50mm対応

使用タイプ

ワンホール、ツーホール

適合する対辺サイズは施工説明書から分かりますが、古い蛇口の取り外しにどのレンチを使えばよいのか確認するのはなかなか難しいものです。

そんな時に便利なのが対辺可動式レンチです。対辺10〜32mmに対応する洗面レンチと対辺30〜50mmに対応するシンクレンチの2本あればいくつも揃える必要がない万能性があります。
ただし可動式レンチは1万円前後と価格も高いため、対辺サイズが分かるようであれば固定式レンチの方がコストを抑えられます。

古い蛇口と新しい蛇口の対辺サイズが分かるようであればコストを抑えられる固定式レンチもおすすめです。
メーカーの施工説明書で適合する対辺サイズをご確認ください。

対辺固定式

使用タイプ

ワンホール、ツーホール

古い蛇口と新しい蛇口の対辺サイズが分かるようであればコストを抑えられる固定式レンチもおすすめです。
メーカーの施工説明書で適合する対辺サイズをご確認ください。

※品番はAmazon、対辺サイズは図面にそれぞれリンクをつけております。
ワンホール 固定式レンチ
品番
対辺(図面)
TOTO TZ40L 13mm
TZY15N 23.5、25.5mm
LIXIL KG-2 24.5mm
KG-9 36、38.2mm
KVK G30 13mm
KPS955 38mm
SANEI R356 14mm
R357 39mm
ツーホール 固定式レンチ
品番
対辺(図面)
TOTO TZY15N 23.5、25.5mm
LIXIL KG-1 22、24.5mm
KVK G4 23.5、25mm
SANEI PR351 24mm

ドライバーの選び方

プラスドライバーは2番サイズがおすすめ

プラスドライバーはリクシル(INAX)のワンホールタイプで上面施工金具の取付け時に使用します。最後にモンキーレンチで増し締めしますが、しっかり力を伝えるためにも、ビス穴に合ったドライバーを使用します。2番サイズのプラスドライバーがピッタリはまります。
※1番や3番ドライバーでもビスを回せますが、サイズが合わないとビス穴がなめてしまう(十字の溝が壊れる)場合があります。
※TOTOは付属の六角レンチで代用できるため不要です。

上面施工金具の取付け例|キッチン蛇口の工具「プラスドライバー」の選び方

マイナスドライバーは先端幅6mmがベスト

マイナスドライバーはキッチンの壁付きタイプで湯水量を調節する時に使用します。あまり小さすぎるものは回しにくく、大きすぎるとネジ穴に入りません。クランクの根元にある流量調節には先端幅6mmのマイナスドライバーが適合します。

またシンク下にある専用止水栓の形状によっては、給水を止める際にマイナスドライバーが必要です。この場合は、ワンホールやツーホールタイプの交換でも使用します。

壁付きタイプの湯水量調節例|キッチン蛇口の工具「マイナスドライバー」の選び方

長さとグリップの選び方

キッチン蛇口の交換でドライバーを利用するシーンは限定的です。あまり長すぎず、極端に短いものは避け、全長200mm前後のものをお選びください。
グリップ部分は力を加えやすいやや太めを選びます。ボールグリップタイプだと手のひらで押しながら使えるので便利です。持ち手が細く、指先で回転させる精密ドライバーなどは避けておきます。

グリップの形状と長さ|キッチン蛇口の工具「ドライバー」の選び方
まとめおすすめのドライバーはこちら

プラスドライバーは「2番」、マイナスドライバーは「先端幅6mm」で、ボールグリップタイプの「長さ200mm前後」のものが蛇口交換工具に適しています。

いくつものドライバーを取り揃えると、保管場所も取りますが、ビット交換式なら収納しやすく、先端種類が多いのでおすすめです。

ボールグリップタイプ

全長210mm

使用タイプ

ワンホール、壁付き

プラスドライバーは「2番」、マイナスドライバーは「先端幅6mm」で、ボールグリップタイプの「長さ200mm前後」のものが蛇口交換工具に適しています。

いくつものドライバーを取り揃えると、保管場所も取りますが、ビット交換式なら収納しやすく、先端種類が多いのでおすすめです。

シールテープとシール剤の選び方

シールテープは幅13mmが使いやすい

シールテープは壁付きタイプ水栓の取り付けに使用します。壁の配管に接続するネジ山に巻いて防水処理を行うのが目的です。様々な幅がありますが、蛇口交換に使いやすいのは13mm前後のものとなります。1mあれば3ヶ所分使えるので、お湯側と水側の配管2ヵ所で使用する壁付き混合水栓に適しています。

シールテープをネジ山に巻く|キッチン蛇口の部材「シールテープ」の選び方

シール剤おすすめはロックタイト575

シールテープを正しく巻くことで、ほとんどの場合は接続部からの水漏れを防げます。ただし経年劣化による壁内配下の接続口が形状変化している場合などあるため、シールテープを巻いた上で、配管シール材を塗布し漏水対策を万全にしておきます。

シールテープの上からシール剤を塗布する|キッチン蛇口の部材「配管用シール剤」の選び方
まとめおすすめのシールテープとシール剤はこちら

どちらも壁付きタイプの交換に必要な部材です。
シールテープは幅13mm×1m巻きの「カクダイ(KAKUDAI)シールテープ」を、シール剤は「LOCTITE(ロックタイト) 配管シール剤575」が使いやすくおすすめです。

使用タイプ

壁付き

追加工事に必要な工具・部材のご紹介

ここまでは設置タイプごとに必須となる工具と選び方を解説しましたが、通常の蛇口交換作業の他に追加工事・作業が発生するケースもあります。この場合は新たに追加の工具を準備します。

フレキ配管を接続するために必要な工具

キッチン専用の止水栓位置が低すぎて蛇口本体から伸びる「ホースが届かない」、または止水栓位置が高すぎてそのまま接続すると「配管が折れてしまう」などの場合に、別途ステンレスフレキ管で配管を継ぎ足す作業が発生します。ワンホールまたはツーホールタイプのキッチン蛇口交換で見られるケースです。

ホースが
折れてしまう例
ホースが折れてしまう例|配管が届かない場合の対処法

止水栓の位置が高く、ホースが折れてしまう例

フレキホースの
活用例
ステンレスフレキホースを使用した例|配管が届かない場合の対処法

ステンレスフレキ管を使用することで緩やかに
配管を曲げた例

フレキ配管を作成する手順

1
1.寸法に合わせてステンレスフレキ管をカットする|フレキ配管を作成する手順

1取付けたネジアダプターソケットから蛇口接続口までの寸法をに合わせ、パイプカッターでステンレスフレキ管を切断します。

2
2.ツバ出し器でフレキ管片側にツバを作成する|フレキ配管を作成する手順

2切断したステンレスフレキ配管の片側にツバ出し機でツバを作成します。ツバ作成に使う山数は3山が目安です。

3
3.袋ナットを通してツバ出しをしていない端部もツバ作成する|フレキ配管を作成する手順

3袋ナットをそれぞれの方向に向けて通し、その後にツバ出ししていないステンレスフレキ管端部にツバ作成を行います。

まとめフレキ配管接続に必要な工具・部材はこちら

ステンレスフレキ配管を加工して配管接続する場合、下記の部材が必要になります。ツバ出し器はハンマータイプ以外でレンチ式などを利用する場合、ハンマーは不要です。ニップルは必ず平行タイプを選択します。

パイプカッター

ステンレスフレキ管を切断するために使用します。外径16mmに対応したものを用意します。

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ツバ出し器

フレキ管に袋ナットを取付けるため、切断した両端を潰してツバ加工する工具です。

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ハンマー

ツバ出し作業に必要です。片側がゴムまたはプラヘッドのタイプが汎用性があります。

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ステンレスフレキ管

給水・給湯配管と蛇口本体をつなげるために必要で、呼び径13を使用します。

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フレキ用袋ナット

フレキ管に貫通させ、止水栓とニップルを接続するための部材です。

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フレキ並行ニップル

フレキ管に取付けた袋ナットに接続し、蛇口本体と接続するための部材です。

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パッキン 呼び径13

袋ナットと止水栓、ニップルに接続する際に使用します。ノンアスタイプがオススメです。

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専用の止水栓が無い場合に必要な工具

配管の固定にはパイプレンチが活躍

稀にですが、シンク下に専用止水栓(バルブ)が取付けられていないことがあります。
給水・給湯配管に蛇口のホースが直接接続されている状態で取り外すと、水道管も一緒に回ってしまい水漏れが起きてしまう可能性があります。
これを防ぐために、パイプレンチで水道管を固定しながらホースを取り外していきます。

配管の固定に使えるパイプレンチ|キッチン蛇口の工具「パイプレンチ」の選び方
まとめおすすめのパイプレンチはこちら

凹凸のない丸い配管が回らぬよう固定するための工具です。蛇口ホースと配管の接続部を外す際に使用します。

パイプレンチは柄の長さが150~200mmくらいで、蛇口配管に多いつかめる管呼び寸法15Aに対応できるものが使いやすくおすすめです。

長さ150mm

くわえられる管呼び寸法6~20A

凹凸のない丸い配管が回らぬよう固定するための工具です。蛇口ホースと配管の接続部を外す際に使用します。

パイプレンチは柄の長さが150~200mmくらいで、蛇口配管に多いつかめる管呼び寸法15Aに対応できるものが使いやすくおすすめです。

取付穴の径が大きい場合に必要な部材

取付穴径が大きい場合は変換アダプターでサイズを調整

キッチン蛇口はワンホールで「取付け穴径36〜38mm」、ツーホールで「取付け穴径23〜24mm」あれば取付け可能です。取付穴が大きすぎる場合は、穴径変換アダプターを用いて取付穴径を調整します。

設置タイプ ワンホールタイプ ツーホールタイプ
標準取付穴径 36~38mm 23~24mm
メーカー別 以下の穴径サイズであれば
変換アダプターは不要です。
TOTO 33~39mm 23~27mm
LIXIL 35~39mm 22~26mm
KVK 36~38mm 23~24mm
SANEI 36~40mm 23~27mm
※TOTOには一部、取付穴径35mm(-2〜+4mm)対応の蛇口がありますが、36mmアダプターで取付可能です。
まとめおすすめの穴径変換アダプターはこちら

42〜45mmの取付穴径を36mmに変換するワンホール用の変換アダプターです。KVKの「Z36-42-45」などが使いやすくおすすめです。

36mm

KVK

Z36-42-45

42〜45mmの取付穴径を36mmに変換するワンホール用の変換アダプターです。KVKの「Z36-42-45」などが使いやすくおすすめです。

36〜38mmの取付穴径を24mmに変換する変換アダプターです。ツーホール用のため2つ必要になります。KVKの「Z24-36-38」などが使いやすくおすすめです。

24mm

KVK

Z24-36-38

36〜38mmの取付穴径を24mmに変換する変換アダプターです。ツーホール用のため2つ必要になります。KVKの「Z24-36-38」などが使いやすくおすすめです。

取付穴の径が小さい場合に必要な工具

取付穴径が小さい場合は、拡大加工が必要になります。これはアダプターでは対応ができないため、インパクトドライバーなどの専用工具が必要となり、作業難易度が格段に上がります。ここでは天板素材ごとの取付穴拡大方法について詳しくご紹介いたします。

取付穴の拡大加工ができない天板素材がある?

ステンレス
ステンレス天板は取付穴の拡大が可能|キッチン天板素材の特徴
○拡大加工OK

多くのシステムキッチンで採用されている天板です。メーカーにより厚みが異なります。

人造(人工)大理石
人造(人工)大理石天板は取付穴の拡大が可能|キッチン天板素材の特徴
○拡大加工OK

ステンレスに比べ耐熱温度は低いですが、傷が目立ちにくく、お手入れもしやすい素材です。

天然大理石
天然大理石天板は取付穴の拡大が可能|キッチン天板素材の特徴
×拡大加工不可

御影石などに代表される天然の石を削り出した素材で、高級感、耐久性に優れています。

システムキッチンの天板は大きく分けて「ステンレス」「人造大理石」「天然大理石」の3種類存在します。天板の取付穴加工が可能なのはステンレスと人造大理石で、天然大理石は出来ません。
※その他タイル貼り、セラミック製天板も取付穴加工は不可となります。

自宅のキッチン天板素材を見分ける方法

人造(人工)大理石
○拡大加工OK
人造大理石天板は「天板が一枚成形」「バックガードまで一体型」「手前に返りがある」|キッチン天板素材の見分け方

アクリルを原材料とする人造大理石は熱を加えることで様々な形に製造することが出来ます。バックガードも含め一体成形が出来て水こぼれにも強く、天板が継ぎ目のない1枚物になっているのも特徴です。

天然大理石
×拡大加工不可
天然大理石天板は「天板に継ぎ目」「バックガードは天板に密着」「手前に返りがない」|キッチン天板素材の見分け方

天然石なので、曲げる加工はほぼ出来ません。このためバックガードは接着で、天板手前側の返りもありません。1枚の石で天板全部を切り出す事はほぼ出来ないので、天板に継ぎ目があるのが一番見分けやすいポイントです。

取付穴の拡大加工に必要な工具と手順

取付穴の裏側から補強板を固定する|取付穴の拡大加工に必要な工具と手順
1

取付穴の裏側から補強板を固定する

シンク下から潜りこんで取付穴の裏側に補強板をビス止めします。ビスの長さは補強板の厚み+3〜5mmを目安にします。(長すぎると天板を傷つけることになります。)
補強板の取付が難しい場合は一旦両面テープで固定するなどの工夫が必要です。

取付穴の中心に合わせて拡大加工|取付穴の拡大加工に必要な工具と手順
2

取付穴の中心に合わせて拡大加工

取付穴の中心にホルソーの芯を当て、インパクトドライバーで取付穴の拡大加工を行います。人造大理石の場合は割れない様に力加減をしながら、ステンレスの場合は摩擦熱で焼付きが起きないよう手早く作業するのかポイントです。

取付穴加工には「インパクトドライバー」「ビット」「ホルソー」「補強板」「固定ビス」などの工具・部材が必要になります。狭い場所での施工が必要なので、DIYで実施される場合は自分でこの作業ができるかご判断ください。

ホルソーは天板素材に合わせて選ぶ

システムキッチンの天板素材に合わせてホルソーを選びます。バイメタルホルソーでもステンレス天板の穴あけ加工は可能ですが、刃の消耗が激しくなります。逆に超硬ホルソーで人造大理石の加工も可能ですが、ワンホール水栓の取付径38mmでは深さ10mm以下のものが多いため、天板厚みに注意が必要です。どちらのホルソーでもステンレス、人造大理石の加工は可能なものの、上記の理由から素材に適したホルソーを選んだ方が無難です。

まとめおすすめのホルソーはこちら

人造大理石の天板を加工するなら「バイメタルホルソー」がおすすめです。インパクトドライバー用の六角軸タイプを選びます。

人造大理石向け

バイメタルホルソー

人造大理石の天板を加工するなら「バイメタルホルソー」がおすすめです。インパクトドライバー用の六角軸タイプを選びます。

ステンレス製の天板を加工するなら「超硬ホルソー」がおすすめです。固い金属の穴を開けるのに適した超硬タイプです。インパクトドライバー用の六角軸タイプが無い場合、別途六角チャックも必要になります。

ステンレス向け

超硬ホルソー

インパクトドライバーは小型なものが使いやすい

取付穴径の加工はシンク下に潜って作業を行うため、小さなインパクトドライバーがおすすめです。コンパクトなタイプほど高価になる傾向がありますが、作業しやすい工具の方が確実な作業が行えます。
合わせて、長めのビットも忘れずに準備しておきます。

小さくコンパクトなタイプが使いやすい|キッチン蛇口の工具「インパクトドライバー」の選び方
まとめおすすめのインパクトドライバーとビットはこちら

大手メーカーのインパクトドライバーがおすすめです。できるだけコンパクトなものを選ぶと狭い場所でも作業がしやすくなります。こちらではマキタの「MTD001」という小型タイプをご紹介いたします。

インパクトドライバー

コンパクトタイプ

マキタ

大手メーカーのインパクトドライバーがおすすめです。できるだけコンパクトなものを選ぶと狭い場所でも作業がしやすくなります。こちらではマキタの「MTD001」という小型タイプをご紹介いたします。

インパクトドライバーの先端にセットして使用します。
天板裏まで距離があるため、200〜250mm程度のビットがあると便利です。もっと長いビットもありますが、長すぎると逆に使いにくくなります。

ビット

200mm

インパクトドライバーの先端にセットして使用します。
天板裏まで距離があるため、200〜250mm程度のビットがあると便利です。もっと長いビットもありますが、長すぎると逆に使いにくくなります。

その他、天板の穴拡大加工に必要な部材

取付穴の拡大加工にはインパクトドライバーやホルソーのほか、天板を裏側から固定するための補強板と固定ビスが必要となります。

まとめおすすめの補強板と固定ビスはこちら

補強板は市販のベニヤ板を200×100mmほどのサイズにカットして使用します。穴拡大加工に使いやすい9〜12mm前後の厚みが推奨です。

ベニヤ板

厚さ9mm

縦横225~300mm

補強板は市販のベニヤ板を200×100mmほどのサイズにカットして使用します。穴拡大加工に使いやすい9〜12mm前後の厚みが推奨です。

補強版を天板の裏側から固定するためのビス止めに使用します。
4mm径で補強板の厚み+3〜5mm程度の皿頭ビスが推奨です。天板の裏板厚みに注意して選びます。

固定ビス

径4mm

長さ12mm

補強版を天板の裏側から固定するためのビス止めに使用します。
4mm径で補強板の厚み+3〜5mm程度の皿頭ビスが推奨です。天板の裏板厚みに注意して選びます。

銅管または塩ビ管が直付けの場合に必要な工具

銅管または塩ビ管がフレキホースを介さずに、直接天板(蛇口)に接続している場合が「直付け」です。

直付けはツーホールタイプの一部で見られます。配管の追加工事が必要になるため、別途専用工具と部材が必要になります。

銅管、塩ビ管が直付けされている事例|キッチン蛇口交換工具

直付け配管からフレキ配管への工事について

直付けの配管を切断し、フレキホースをネジアダプターで接続した例
直付けの配管を切断し、フレキホースをネジアダプターで接続した例

給水・給湯配管が蛇口に直付けされている場合は、適切な場所で切断してフレキ配管が接続できるネジアダプター(ソケット)を取付けます。銅管の場合、狭い場所でトーチバーナーを使用したロウ付けとなるので、作業難易度はさらに高くなります。

直付け銅管の加工とフレキ作成手順

1
1.銅管の被覆を剥き、パイプカッターで切断する|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

1銅管の被覆を剥いて、適切な位置でパイプカッターを用いて切断します。ステンレスフレキが接続しやすい箇所で切断するのがコツです。

2
2.サンドペーパーとリーマーで掃除した後にフラックスを塗布する|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

2切断口の外側をサンドペーパーで、内側をリーマーでキレイに掃除してフラックスを塗布します。ソケットが密着できる状態を作ります。

3
3.銅管外ネジアダプターソケットを取付ける|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

3銅管外ネジアダプターソケットを取付けます。次にバーナーで接続部を熱し、ソルダーを銅管の全周に行き渡るよう流し込みます。

4
4.パイプカッターでステンレスフレキ管を切断する|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

4取付けたネジアダプターソケットから蛇口接続口までの寸法をに合わせ、パイプカッターでステンレスフレキ管を切断します。

5
5.ステンレスフレキ配管の片側にツバを作成する|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

5切断したステンレスフレキ配管の片側にツバ出し機でツバを作成します。ツバ作成に使う山数は3山が目安です。

6
6.袋ナットを通して、もう片側の端部にもツバを作成する|直付け銅管の加工とフレキ作成手順

6袋ナットをそれぞれの方向に向けて通し、その後にツバ出ししていないステンレスフレキ管端部にツバ作成を行います。

まとめ直付け銅管の工事に必要な工具・部材はこちら

ステンレスフレキ配管を加工して配管接続する場合、下記の部材が必要になります。ツバ出し器はハンマータイプ以外でレンチ式などを利用する場合、ハンマーは不要です。ニップルは必ず平行タイプを選択します。

トーチバナー

ロウ付けに使用します。市販のカセットガスの先端に取り付けるタイプです。

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リーマー

銅管内側のバリを取るための道具。内径13mmに対応できるサイズを使用します。

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フラックス

銅管接続部にソルダーが馴染みやすくするための部材で、銅管接続には必須です。

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ソルダー

銅管にロウ付けする際に必要となる「はんだ」です。銅管接続の際には必須となります。

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銅管外ネジアダプター

給水給湯配管には呼径13が使用されています。並行ネジタイプを選びます。

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サンドペーパー

銅管切断時に発生する配管外側のバリを取るために使用します。1000番台推奨。

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パイプカッター

ステンレスフレキ管を切断するために使用します。外径16mmに対応したものを用意します。

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ツバ出し器

フレキ管に袋ナットを取付けるため、切断した両端を潰してツバ加工する工具です。

Amazonで確認
ハンマー

ツバ出し作業に必要です。片側がゴムまたはプラヘッドのタイプが汎用性があります。

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ステンレスフレキ管

給水・給湯配管と蛇口本体をつなげるために必要で、呼び径13を使用します。

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フレキ用袋ナット

フレキ管に貫通させ、止水栓とアダプターを接続するための部材です。

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パッキン 呼び径13

袋ナットと止水栓、ニップルに接続する際に使用します。ノンアスタイプがオススメです。

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直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

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1.塩ビ管をパイプカッターで切断する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

1塩ビ管をパイプカッターで切断します。ステンレスフレキが接続しやすい箇所で切断するのがコツです。

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2.切断口とバルブソケットの内側にボンドを塗布する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

2切断口をタオルなどでキレイにして、ボンドを塗布します。接続するバルブソケットの内側にも塗布しておきます。

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3.バルブソケットを奥まで差し込んで固定する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

3テーパー並行変換ニップルをねじ込んだバルブソケットを奥まで差し込んで、接着できるまで固定します。

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4.パイプカッターでステンレスフレキ管を切断する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

4取付けたネジアダプターソケットから蛇口接続口までの寸法をに合わせ、パイプカッターでステンレスフレキ管を切断します。

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5.ステンレスフレキ配管の片側にツバを作成する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

5切断したステンレスフレキ配管の片側にツバ出し機でツバを作成します。ツバ作成に使う山数は3山が目安です。

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6.袋ナットを通して、もう片側の端部にもツバを作成する|直付け塩ビ管の加工とフレキ作成手順

6袋ナットをそれぞれの方向に向けて通し、その後にツバ出ししていないステンレスフレキ管端部にツバ作成を行います。

まとめ直付け塩ビ管の工事に必要な工具・部材はこちら

ステンレスフレキ配管を加工して配管接続する場合、下記の部材が必要になります。ツバ出し器はハンマータイプ以外でレンチ式などを利用する場合、ハンマーは不要です。ニップルは必ず平行タイプを選択します。

水用バルブソケット

呼径13のHIバルブソケットです。ネジ部はテーパーになるため変換ニップルが必要です。

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お湯用バルブソケット

耐熱仕様のバルブソケットです。ネジ部はテーパーになるため変換ニップルが必要です。

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水配管用塩ビボンド

HI配管用の塩ビボンドを使用します。匂いが強いので狭い場所での利用はご注意ください。

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お湯配管用塩ビボンド

HT配管用の塩ビボンドを使用します。匂いが強いので狭い場所での利用はご注意ください。

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G1/2変換ニップル

バルブソケットのテーパーネジからフレキホース接続ができるよう並行ネジに変換します。

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シールテープ

変換ニップルのテーパー側に数度巻きつけてバルブソケットと接続します。

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配管シール剤

シールテープをねじ山に巻いた後に上から塗布し、防水性を強化します。

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塩ビカッター

塩ビ配管を切断するために使用します。HI配管、HT配管どちらにも使えます。

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パイプカッター

ステンレスフレキ管を切断するために使用します。外径16mmに対応したものを用意します。

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ツバ出し器

フレキ管に袋ナットを取付けるため、切断した両端を潰してツバ加工する工具です。

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ハンマー

ツバ出し作業に必要です。片側がゴムまたはプラヘッドのタイプが汎用性があります。

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ステンレスフレキ管

給水・給湯配管と蛇口本体をつなげるために必要で、呼び径13を使用します。

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フレキ用袋ナット

フレキ管に貫通させ、止水栓とアダプターを接続するための部材です。

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パッキン 呼び径13

袋ナットと止水栓、ニップルに接続する際に使用します。ノンアスタイプがオススメです。

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その他、あると便利な工具のご紹介

現場の状況に応じてイレギュラーなケースはありますが、これまでご紹介した工具と部材があれば多くのキッチン水栓で交換が可能です。その他、あれば便利な工具や部材もありますので、合わせてご紹介いたします。

ウォーターポンププライヤー

モンキーレンチやパイプレンチの代わりに使える万能工具

給水給湯のナット取り外しにはモンキーレンチが最も適していますが、ウォーターポンププライヤーでもその役割を果たすことが可能です。

モンキーレンチと異なり、開口を保持できないデメリットはありますが、口開きの範囲が大きく、ナットだけでなく径の大きい配管ナットを固定したり回したりできる万能性があります。

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モンキーレンチやパイプレンチの代わりに使える万能工具|キッチン蛇口の工具「ウォーターポンププライヤー」の選び方Amazonで確認

ショートワイドモンキーレンチ

柄が短く、狭い場所での作業に最適

蛇口交換は狭い場所での作業になるため、交換工具ができるだけコンパクトなものが便利です。
ナットを外す際に使用するモンキーレンチは柄が短いものは口開き寸法が小さくなるため用途が限られますが、ショートワイドモンキーレンチならば柄が短いながら40mm以上、中には60mm以上の口開きに対応したものもあります。柄が短いため使用には力が必要ですが、狭くて通常のモンキーレンチでは作業ができない場合には最適です。

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アルミ合金製で柄が短く、狭い場所での作業に最適|キッチン蛇口の工具「ショートワイドモンキーレンチ」の選び方Amazonで確認

コーキング、コーキングガンほか

壁付きタイプの配管隙間を埋められる「コーキング」

コーキングは「配管と取付け穴の間」や「座金と壁の間」の隙間を埋めるのに使用します。 主に壁付きタイプを交換する際に活躍する部材ですが、違う設置タイプでも取付穴の隙間を埋めるといった使い方ができます。
ホワイト、透明などカラーに種類があるので、使用場所に合わせて選びます。

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壁付きタイプの配管隙間を埋められる|キッチン蛇口の工具「コーキング」の選び方Amazonで確認

コーキングの使用時に必要な工具「コーキングガン」

コーキング使用時に必要となる専用工具です。金属製とプラスチック製の2種類あります。金属製の方が長く使用できますが、誤って落としてしまった際に床に傷がつきやすいといったデメリットもあります。
プラスチック製の方が軽いので、DIY用途にはおすすめです。

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コーキングの使用時に必要|キッチン蛇口の工具「コーキングガン」の選び方Amazonで確認

「マスキングテープ」で美しいコーキングを

コーキングした場所を美しく仕上げるには、事前のマスキングが重要です。マスキングテープにはいくつかの幅がありますが、水回りのコーキングに使用するならば幅12mmほどのものが汎用性もあり、おすすめです。

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「カッターナイフ」は古いコーキングの除去におすすめ

部材のカット以外にも、古いコーキングやこびりついた水垢汚れの除去などに使えます。工具として利用するのであれば、幅の広いタイプでオートロック式のカッターが使いやすくオススメです。

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古いコーキングの除去に使える|キッチン蛇口の工具「カッターナイフ」の選び方Amazonで確認

まとめ

蛇口交換に必要な工具とその使い方などを紹介しました。
標準的な作業で交換できるなら難易度はさほど高くありませんが、状況に応じて作業や工具・部材を追加するといった現場判断が必要になります。

また一部の工具をレンタルできたとしても別途、必要となる道具や部材を購入して揃えた場合、プロに依頼する費用と総額であまり差がなかったというケースもあります。

「経験が無い、道具も無い」といった場合は、DIYではなくプロ(業者)におまかせすることをおすすめします。

難易度は高くありませんが、状況に応じて作業や工具を追加するといった現場判断が必要になるためご注意ください|蛇口を自分で交換するDIYまとめ

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