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水資源問題・日本の森林が海外から注目されています
2010年12月17日
カテゴリ:スタッフ便り
おはようございます。
企画制作部の加藤です。
皆さんは、日本の森林が海外から注目され、相次いで買収されている事をご存知ですか?
目的は「水資源としての価値」に有ります。
世界の水需要は、先進国では健康や美容への感心の高まりから旺盛になりつつあります。
一方で、途上国では人口増加や経済発展によって、今までにも増して水不足が深刻化するケースが増えています。
世界で11億人が水不足に陥っており、安全な水が無い為に毎日4,500人もの児童が亡くなっているという事です。
この流れは加速を続け、2025年には55億人の人々が水不足に陥ると予想されています。
そもそも「水は21世紀の石油」とも言われています。
日本での「水」の存在は、どちらかと言うと「当たり前に手に入る物」という意識が強いですが、世界という規模で見た時には「大きな富を生む希少資源」になりつつあるのです。
石油はもちろんですが、水も経済活動には欠かせない物です。
「日本は資源が無い国」というイメージが強いですが、実は森林と水に関しては、とても恵まれた有数の資源国なのだそうです。
その事に気が付いた海外の人々は、今後も買収を続けると見られています。
また背景の一つには、ここ数年下落を続けていた日本の森林の価格も有ります。
今が底値と判断した海外投資家が購入するケースも多く、水源として利用しようと考える海外企業が増えているそうです。
海外では、投資ファンドによる資金の運用ターゲットととして「水」および「水に関する技術」に30年も前から積極的に取り組んで来ています。
この動きは、日本ではつい最近本格的な動きを見せてきたところです。
「投資話」「海外企業」となると、遠い世界の話と考えられがちですが、私達が毎日蛇口をひねると、その度に海外企業が潤うという事に、近い将来にいつの間にかなっているかもしれません。
いずれにしても、「エコ」が叫ばれて久しい現在において、「水」という存在の大切さを改めて考え直す事が、私たち日本人には必要そうです。
私達のお取扱い商品は「水」に関わる物が主力になっています。
決して他人事では無く、より環境に優しい製品や「エコ」に繋がる製品を、お客様にご提案して行く義務が有ると考えております。
製品の特徴や疑問、今お使いの製品と比べてどの程度「エコ」に繋がるか等、どうぞお気軽にお問い合せください。
それでは本日も元気に、そして「水」への感謝を忘れずに頑張ります。