ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換について | 交換できるくんスタッフブログNO-67794

いつも交換できるくんのスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。

本日は、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換をご検討中の方へ、
「我が家はIHに交換できるの?」と疑問に思われる部分について、
ご案内させていただきます。

一般的なガスコンロとIHの規格サイズは同じため、基本的に設置は可能です。

ただし、IHクッキングヒーターはガスコンロに比べて、電気使用量が多いため、
専用のコンセント設備が用意されているかどうか重要なポイントになります。


・IHクッキングヒーター用の専用コンセントがある場合 → 設置可能
・専用コンセントがない場合 → 分電盤(電気ブレーカー)から専用コンセントへの配線工事が必要


交換できるくんでは、上記両方のケースで施工を承っております。

以下にお客様が疑問に思われる部分をご紹介いたします。

 

1. 配線をすべて隠すことはできますか?

お写真のみでは壁内に配線スペースがあるか判断が難しいため、お客様宅の設備状況により異なります。

できるだけ壁内配線を試みますが、特に最近の高断熱住宅では、壁内配線が難しいケースも増えております。

その場合、配線が露出するため、配線モールを使った仕上げとなります。

 

▼モール仕上げの施工例

 

2.分電盤(電気ブレーカー)とキッチンが違う階にあるのですが、配線は可能ですか?

申し訳ございませんが、分電盤とキッチンが異なる階にある場合の配線工事にはご対応しておりません。

その理由として、

・天井内の配線を行うには点検口が必要ですが、新規点検口の開口工事は諸般の事情により対応していないため
・縦方向の壁内に配線を通すことが構造上困難な場合が多いため

などの制約があるためです。

 

3. 配線を室内に見えないよう、屋外を経由して設置できますか?

屋外配線を行うには、建物の外壁に穴を開ける必要がありますが、

・建物の筋交い(耐震補強材)を傷つけるリスクがあること
・防水処理や気密性の確保が難しく、住宅の耐久性に影響を及ぼす可能性があること
・外壁の構造によっては適切な配線ルートを確保できないこと

といった理由から、当社では現在、施工対応を行っておりません。

 

4. 家全体の電気容量を増やせない場合、IHは設置できますか?

IHクッキングヒーターは最大で58A(アンペア)の電流を使用しますが、通常の使用では20A~30A程度が追加で必要になることが多いです。

他の電化製品の使用状況によってはブレーカーが落ちてしまう可能性がありますので、
現在の契約アンペア数から容量を上げられない場合はおすすめしておりません。

ーーー【主な電気機器のアンペアの目安】ーーー
・電子レンジ(30Lクラス) 15A
・掃除機 「弱」2A 「強」10A
・アイロン 14A
・ヘアドライヤー 12A

※東京電力 主な電気機器のアンペアの目安ページ参照<2025年3月時点>

なお、どこまでアンペア数を増やせるかは、ご家庭の設備状況や電力会社の契約条件によって異なるため、こちらで一律の記載をすることができないのですが、ご契約中の電力会社へお問い合わせをいただく事で確認できます。


いかがでしょうか。ガスコンロからIHクッキングヒーターへの交換は、上記の条件を満たしていれば手軽なネット注文で交換可能です。

「火を使わないIHにリフォームしたい」というお客様は、ぜひご検討ください。

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