ベトナム、ホーチミン市視察報告・中 | 交換できるくんスタッフブログNO-6286

    こんにちは。
    企画制作部、経営企画部兼任の加藤です。

    ベトナム、ホーチミン市視察報告の第二弾をお送りします。
    今回は、現地到着二日目以降で訪問した企業や関係箇所のご紹介です。

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    まずは「ドンズー日本語学校」を表敬訪問です。
    今回の訪越の最大の目的の一つでした。

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    同校はベトナム国内でとても有名で、最大規模の日本語学校です。
    教室を覗いてみましたが、とても発音がいい!!!
    日本人の日本語よりも「キレイ」な発音の人が多いです。
    また、教室で黒板に書かれた日本語が非常に美しいのです!

    経済面では一歩先に出ていた日本ですが、東南アジアというご近所
    さんとして、非常に似た感性を持った人々なのかもしれません。
    もしかしたら、彼らの方が日本語の美しさを感じ取っているのかも
    しれませんね。

    日本とベトナムを友好の輪で繋ぎ、人や企業、
    取り分けベトナムの若者の日本企業でのインターン斡旋や、
    日本企業のベトナム進出に多大なるご尽力をされている同校トップの
    ホエ学長に、現地でお目に掛かる事は大きな意義がありました。

    ホエ先生は各方面でご活躍されていて、
    ベトナムと日本のあらゆる面でのパイプもお持ちです。
    そして、同校で日本語を学んだ意欲の高い優秀な若者を
    どんどん日本に修業に向かわせています。

    その若者達には日本でも沢山お会いする機会を得ていましたが、
    とにかく前向きで、意欲・向上心に溢れています。
    本来の若者らしさ、将来を担う可能性を感じさせられる輝きを
    感じさせられる人達です。

    職業にもよりますが、母国語の他に英語と日本語に堪能な
    人達が非常に多いです。
    そして、場所によってはフランス語も使われます。

    仕事や学校が終わった後に、夜間に語学学校に通う人が
    多いのだとか、、、。
    インターナショナル指数は、日本人など比べものにならない状況です。

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    続いて、ベトナム国営企業である「Viglacera社」の陶器生産
    工場を訪問です。

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    ここでは約5ヘクタールという広大な敷地の中で、生産された
    10万台の便器を目の当たりにする事となりました!

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    生産された便器は国内での流通はもちろん、
    ロシアや中国へ輸出されて行きます。
    既に大国として世界のあらゆる面で強大な影響力を有し、
    間違いなく次世代を席巻するであろう国々と、すでに深く
    関係を築いて実際のビジネスが日々進んでいることが分り、
    我々日本人は本当にうかうかしていられない!という気持ちになりました。

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    生産された製品の品質面も、ヨーロッパ等からの技術輸入や、
    日本人のように器用で繊細なベトナム人の手により
    どんどん生み出されています。
    「エコ」という面も、既に取り入れられています。

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    次にベトナム現地の衛生陶器最大手のDTG社を訪問しました。

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    ▲入り口に広がる植栽の根元に置かれた広い囲いは、
      何とずらっと便器のタンクです!

    同社は元々は国営企業でしたが、現在は民営化されていて株式公開されています。

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    こちらでも大きな工場のスケール感に圧倒されました。
    「手作り感」を大切にした印象を受けた「Viglacera社」とは
    少し異なり、ラインのシステム化や自動化が、より進んだ形態での
    操業となっていました。

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    ▲左上の画像は、工場内に張り出されていたスローガンポスターです。
      前向きに、改善を、等々、勝者と敗者が描かれていて、、、、。
      作成者は日本人だそうです、、、。

    そして、ここで面白い商材を見つけました!

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    まだ秘密ですが、近い将来に我々が輸入して日本国内で販売します!
    こうご期待。

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    移動の合間を縫って、現地の関連ショップの視察も手抜かり無く
    行いました。

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    【TOTO・ショールーム】

    「TOTO」の名はベトナムでも知られています。
    誰でも知っている日本企業名の一つになっています。
    ブランドとして憧れの存在
    という扱いです。

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    ショールームは洗練された造りでした。
    日本でおなじみの「ネオレスト」「ウォシュレット」も、
    もちろんちゃんと居ました!

    我々が日本国内で日々販売している水栓達も、
    ちゃんと出迎えてくれました。

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    ベトナム向けの独自の商品ラインナップも豊富です。

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    【LIXIL(INAX)・ショールーム】

    ブランドとしての立ち位置はTOTO
    に近いですが、TOTOよりも一般向けに販売されていて、
    街のショップでも取扱店舗が多いです。
    少し一般消費者に近い存在となっています。

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    ここでも、我々が日本で良く目にする商品がずらりと並んでいます。
    もちろん、ベトナム向けの製品も多数陳列されていました。

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    現地生産している製品は日本より安価ですが、
    高性能の商品は輸入品となり、日本で買うより高価だったりします。

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    【Viglacera・ショールーム】

    工場を訪問した「Viglacera社」のショールームにも足を
    運べました。

    製品ラインナップは「TOTO」「LIXIL(INAX)」に負けず劣らず豊富です。

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    日本の住宅では見慣れない形状の物も多く、それゆえにデザイン性
    を高く感じてしまう物が多かったです。
    日本の住宅に据え付けたら、意外とおしゃれかもしれませんね。

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    その他、現地のリフォーム業者とのミーティングの場も得る事が
    出来まして、とても有益な情報交換が行えました。

    現地のリフォーム事情は、我々日本人の感覚、想像を遙かに超える
    物で非常に刺激的です。

    長期間に渡ってローンを組んだり、
    物は世界一高い金額で買っていたり、、、。
    そして、その割には狭い住宅事情、、、。

    日本の住宅事情をもう一度考えるきっかけになりました、、、。

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    近郊の移動には通勤時の道路のバイクラッシュや急なスコールの
    影響などで時間が掛かりました。
    それでも、時間が許す限りに移動しまくり、本当に多岐にわたる
    情報を得る事が出来ました。

    現地で出会った人達は誰もがポジティブ思考でした。
    国全体が発展を続ける中で、その速度は益々加速している実感を
    得 ている彼らの日常は、とても力強く刺激的であろうと言うオーラが
    にじみ出ていました。

    そんな気持ちが街の空気にも溢れています。
    休む間など無く、この瞬間にもすごいスピードで変化を繰り返して
    いるホーチミン市、ベトナムの将来に乾杯です。

    私たちも負けてはいられません。

    次回(下)に続く

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