国産食洗機・誕生50周年 | 交換できるくんスタッフブログNO-6060

    おはようございます。
    企画制作部の加藤です。

    今年2010年は、国産食洗機の誕生から50周年の節目だそうです。
    最初に国内で販売したのはPanasonic。

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    「1号機:MR-500 1960年」(上写真:右 / 下写真:手前)
    「2号機:NP-100 1968年」(上写真:左 / 下写真:奥)

    国産第1の「MR-500」は洗濯機の本体を流用していて、本体の体積は何と160リットル!
    初任給半年分の高価品で、30点の食器を洗うのに100リットルの水を使ったそうです。

    当時は「主婦を馬鹿にする商品」と批判され、ほとんど売れなかったそうです。
    日本では「皿は主婦が手で洗うもの」という意識が強く、さらに、発明された米国との食文化の違いも有り、「お茶わんのご飯粒が落ちにくい」という事もあったらしいです。

    しかし、そんな中でも企業として地道に小型化&安価化の改良を続けられてきたからこそ、現在のように「キッチンのわずかなスペースに置けて安価」という商品を手にする事ができるのですね。

    今では洗える食器の数は半世紀前の倍近くにまで増え、使う水の量は10分の1にまで低減され、何と言ってもコンパクトに!
    もちろん「ビルトインタイプ」も有りますが、「卓上型」が発展したのは日本独自の「キッチンの狭さ」があっての事だそうです。

    国内の普及率も23.5%まで進み、シェアでPanasonicは65%を獲得しています。
    同社の累計生産台数は660万台を超えているそうです。

    ちなみに、世界最初の食洗機の発明は米国で、1860年の出来事だそうです。
    何と150年前です!!!

    日本では「桜田門外ノ変」が起こった年。
    幕末の頃でした、、、。