スタッフブログを検索する
隅付タンク式便器からの交換について
2018年6月5日
カテゴリ:トイレ
おはようございます。営業担当の大澤です。
本日は隅付タンク式便器からの交換についてご案内を致します。
隅付タンク式便器とは下の画像のような奥壁側に三角形の
タンクがあり銀色の洗浄菅を経て便器に繋がったトイレです。
現在、このトイレをご使用で一般的なタンク密結型やその他のトイレへの
交換をご検討中のお客様にはぜひ参考にして頂きたいと思います。
通常、隅付タンクの左右どちら側かに給水菅があります。
そのため一般的な便器に比べ給水位置が高くなることが多くなります。
同じ形状のトイレへの交換であればさほど問題はないのですが、
一般的な便器への交換の場合、通常の給水ホースで設置できる範囲を
大きく越えるため、元々の同梱品だけでは接続することができません。
その場合、通常の給水ホースで設置できる適切な位置まで部材を使用して下げます。
給水位置が横の壁面側にあれば給水位置を下げるだけで設置は可能ですが、
後ろ壁面側にある場合、既存の給水の高さによっては部材を使用することで
タンクの後方部に干渉してしまうことがあります。
そのため干渉しない位置までトイレ自体を前に出して設置する必要がございます。
給水横の壁面側
給水後ろ壁面側
※給水が後ろ壁面側にある場合、トイレと壁の間に隙間ができる可能性があります。
部材が干渉する場合、メーカーではタンク背面と壁との距離を
55mm以上離して設置することを推奨しております。
その結果、トイレ奥壁面から便器先端は
『トイレ本体の奥行寸法+55mm以上』程のスペースを要します。
トイレ室内の奥行きがあまりない場合、
便器前面のスペースが狭く感じてしまう可能性もございますのでご注意ください。
※TOTO製専用部材 タンク背面と壁に隙間ができます
尚、隅付タンクは接している壁面に直接固定されておりますので
ビス固定の痕が残る可能性が高くなります。
簡易的にコーキング剤で補修する場合もございますが、
完全に見えなくなることはございません。
また、既存の壁紙がトイレ設置後に後張りされていた場合なども、
交換後に新しいトイレとの形状の違いから壁紙が張られていない面が
露出してしまう可能性もございます。
※壁紙張替えがない場合、ビス固定の痕が残ります。
いずれに致しましても壁の見た目もすっきりきれいにされたい方は
壁紙の張替えも併せてご提案させていただきます。
※壁紙張替えも併せてご依頼された場合、
ビス固定の痕や壁紙有無の差もなくきれいな仕上がりとなります。
当社では使い勝手、見た目、ご予算等、お客様それぞれのご要望に適した最善の
ご提案を心掛けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。
それでは本日も宜しくお願い致します。