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トイレと洗面の換気扇取替について
2016年3月4日
カテゴリ:浴室乾燥機
おはようございます。松本です。
いつも交換できるくんをご覧いただきありがとうございます。
本日は換気扇について専門的なことを少々ご案内させていただきます。
何気なく使っている換気扇。当然寿命があり、お取替え時期が来たら取り替えが必要です。
さほど価格の高いものではないのですが、取り付けられている状況によっては標準取替工事費以外に費用が掛かってしまいます。
ではどういった場合に費用が掛かってしまうのでしょうか。
まず通常取替が可能な場合について
天井を仕上げた後に換気扇を取り付けており、天井下地へのビス止めで固定しています。
取替の事を考えられた設置方法で基本工事費で対応可能です。
作業時間も1~2時間程度となります。
問題はコレです。
換気扇を取り付けた後に天井を仕上げているケースです。
特にマンションの多く見られるものでボルト吊り固定されているため、天井下作業のみでは換気扇の取り外しが行えません。
この場合どうするかといいますと、
1.)換気扇周りの天井を大きく開口
2.)ボルト吊り換気扇を取り外す
3.)天井下地を組んでボード補修
4.)天井クロスの貼替え
5.)換気扇の設置
といった手順での工事となります。
作業時間も3~4時間掛かることが多く、手間も掛かるためどうしても費用が高くなってしまいます。
ではなぜこのような換気扇の取り付け方をしているのでしょうか?
断定は出来ませんが、おそらく「作業工程優先」によるものです。
マンションを建てるとき、各戸の工事は工事種類ごとに組まれます。
まずは給排水などの配管工事と配線などの電気配線工事が行い、その後に壁天井造作、キッチンなどの据付、内装工事といった工程が組まれます。
換気扇取り付けはどの段階となるのか?
実は最初の電気工事の時なんですね。
電気工事は配線のみならず、天井が仕上げられてからでは配管ができなくなってしまうため換気ダクトの配管工事も行い、その時に換気扇も設置してしまいます。
その後に大工さんが天井などを仕上げるので、天井裏に換気扇が固定された状態となってしまう訳です。
作業工程を優先するのはわかりますが、取り替えを行う当社のような立場からしますとちょっと考えてほしいところですね。
実はマンションだけでなく、戸建てでも換気扇を設置した後に天井を仕上げるケースもあるので確認が必要になります。
確認方法は至って簡単です。
換気扇のカバーを外して
換気扇を止める「耳」の部分が見えていれば標準取替でOKです!
後から天井を仕上げている場合は
換気扇の「耳」が見えません。
天井の断面が見えているのも特徴です。
御見積をご案内する上で上記画像を送って頂く場合もございますので、何卒ご協力のほどお願い致します。
たまに
「トイレと洗面だけ?浴室は確認しなくていいの?」
とご質問いただくのですが
大丈夫です
浴室がユニットバスならば天井点検口が必ずあるので取替は問題ございません。
その他換気室数や複数室換気の場合のスイッチ配線など、配慮しなければならないことが換気扇にはあります。
たかが換気扇ですが、されど換気扇ですね。
お住まいに合った商品と工法をご提案致しますので、何かわからないことがあればお気軽にお問合せください。
では本日もどうぞよろしくお願いします。