便器の素材は何故に陶器なのか? | 交換できるくんスタッフブログNO-3506

企画制作部の加藤です。

本日は固~いお話です。
なので、最後まで読んでくれた我慢強い人の為にご褒美画像付きです!?

—————————————————-

《 ここから本題 》

トイレという物、奥が深く・・・
「え!?そうだったの?」
「へ~そうなんだ~」

という新発見盛りだくさんです。

まさにアラフォーといった年齢にして、毎日お世話になっている物にも関わらず知らない事が多すぎますね。
でも、トイレに対する知識レベルは、広く一般的には僕と同じような感じだと思います。

色々と発見が有る中で、僕が最初に出会った「へ~」とは、
「便器は陶器で出来ている」
でした。

もちろん例外も有ります。

「トイレがトイレをアラウーノ」で有名なパナソニックの「アラウーノ」。
こちらの素材は「有機ガラス」で、汚れの原因である「水アカ」が付着しにくい特性を持っています。

ただし、市場シェアは圧倒的にTOTOとLIXIL(INAX)が強い!

と言う事で、私たちが目にするトイレのほとんどが陶器というのが実情。
やはり、まずは陶器について勉強せねばなりません!

業界の人にとっては、これ以上当たり前の事柄は無い物だろうと思います。
でも!僕などはこの業界に身を置くまでは「トイレの素材は?」なんて一度たりとも考えた事は有りませんでした。

そして、主役は陶器という事実!
「陶器」と言われると、何とも古風な雰囲気が漂ってくる感じが、、、、。
なので、何か不思議な感覚を覚えてしまうのです。

—————————————————-

ハイテク素材が身の回りに溢れている時代に、
「もっと適した材料が有るのでは?」
「大量生産には向かないのでは?」

—————————————————-

調べてみると色々と判ってきます。
・陶器と言っても色々と有り、トイレとして目にしている陶器は「衛生陶器」
・衛生陶器を最初につくった企業 = TOTO

—————————————————-

<業界の現在の定説>

「陶器以外ではダメということではない」 「便器は30~40年も使用されるケースがあるので、耐久性、防汚機能などの品質基準を他の樹脂素材でクリアできるかは疑問」「陶器にメーカーが独自の表面加工を施していて、汚れにくさ、掃除の楽さ等は、現状では、陶器を超える素材はないと考えられている」

という事らしい・・・

—————————————————-

<衛生陶器の大ざっぱすぎる歴史>

・19世紀の中頃英国で発達

・その後19世紀末にかけて米国で完成

・日本では大正中期に生産開始

—————————————————-

さらに調べると、こんな難しいお話も・・・

<衛生器具・空気調和衛生工学会基準、HASS206の定義>
「水を供給するために、液体もしくは洗浄されるベき汚物を受け入れる為に、又はそれらは排出する為に設けられた水受け容器及び装置を~」
うんたらかんたら・・・

<日本工業規格JISA5207・衛生陶器の品質規定>
「陶器の素地をもっともよく焼き締めたもので、エオシンY溶液(濃度1%)の中に1時間浸したときその浸透度は3ミリ以下、110℃以上の加熱、水中急冷においてひびわれを生じないこと、及びオートクレープ内の圧力を1MPa(10気圧)にし~」
うんぬんかんぬん!!!

—————————————————-

一日の終わりにこんなブログを書いていると、知恵熱急上昇です。
何か、、、だんだんとナチュラルハイ気味に・・・

夜のオフィスで自分自身に危険を感じたので、今日はここまで!

「素材」に注目すると、どうして難しい情報ばかり集まってしまうのか?
もしくは僕の情報の集め方が悪いのか?

他にもトイレに関して調べてみたい事は山積み状態です。
次回は少し異なる側面の事柄を調べてみようと思います。

ご機嫌よう!!!

!!! ご褒美画像は「僕の天使ちゃん」の今日の一枚 !!!

dsc_0006.jpg

親バカ全開失礼・・・・