施工技術向上ミーティング | 交換できるくんスタッフブログNO-2319

    おはようございます!

    営業部の後藤です。

    本日は当社で定期的に行っております「施工技術向上ミーティング」
    につきまして、少しご紹介させていただきます。
    施工スタッフと工事営業のスタッフが
    各支店から集まりまして、施工品質の向上と安定化を図るために
    定期的な意見交換会や反省会を開いております。

    今回のミーティングで議題になった項目をいくつかご紹介致します。

    ・リモデル便器用可変排水ソケットの勾配について

    既存の排水フランジをそのまま流用するタイプの
    「リモデル便器」を設置する際に、可変排水ソケットを
    使用しますが、設置後に水を流した際に水が戻るような
    音が出ることがありました。
    当店で独自に調査した結果、可変排水ソケットを
    設置する際に横引きの配管が若干逆勾配になっている
    ことが影響していると仮定できました。
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    既存の便器の排水フランジを残し(または、新しいものに交換し)
    パッキンを間にはさんで、排水ソケットを設置しますが、
    床面までしっかりソケットが締め切らない場合があります。
    その場合に、ごく若干ですが、後部のソケット(便器排水接続部)より
    レベルが高くなってしまう場合があります。

    洗浄水が戻る音はその場合に多く発生するのではないかと気が付きました。
    既設で設置されているフランジの一部とリモデル排水ソケットとの相性の問題もあるようです。

    この際の対処法として、当店では後部のソケット(便器排水接続部)に加工したパッキンを挟みこむことで、勾配を正常にして設置することにしました。
    この内容で実際に検証した結果、設置後の異音は出なくなりました。
    節水トイレでは洗浄力を心配されるお客様が多くいらっしゃいますので、これはとても大きな発見でした。

    水が戻る音が解消されたということは、スムーズに排水されていることになり、流れきらずに残ってしまう事も少なくなりました。

    ※フランジ接続部がしっかり床面まで締め切ることができれば逆勾配に
    なる事はございません。製品に不具合があるわけではなく既設の状態
    から施工するリフォーム工事故に起こりうる問題点になります。

    ・最近の事例や改善点

    TOTOネオレストのリモデル便器の給水ホースの長さは700mmに設定されておりますが、設置するトイレにより給水位置はそれぞれ異なります。
    AHタイプの場合5種類のオプションホースが設定されておりますが、どれも1万円以上する高価な商品になります。オプションホースを使用する場合、当然700mmの標準ホースは使用しません。もったいないというか、やはり無駄なことだと思います。
    システム的な問題もあるかとは思いますが、商品注文時に給水ホースの長さを選択出来れば設置後にホースが長すぎて邪魔になることもなく、また余分なホースを購入する必要もなくなります。
    または、ホースをはじめからオプション品として設定して便器の標準品から省いていただくか、もしも可能であれば、余分なホースが本体内に収容できるような仕様になれば良いという事になりまして、メーカーにも要望を出させて頂くという結論に至りました。

    ・施工上、製品上の注意点マニュアルの作成

    施工スタッフの増員中に伴い、当店で取扱いのある全商品毎に施工上、製品上の注意点を独自にまとめたマニュアルの作成が課題となり、早速項目ごとの注意点の洗い出しを始めました。

    その中でも「止水栓の交換」について、気がついたら1時間近くも議論してしまっていました。。技術畑の人間が集まりますと皆ついつい熱くなって毎回遅くまでかかってしまうのですが・・・・。

    でも、このミーティングのあとに私が毎回思いますのは、施工スタッフは日々新しい商品に触れていろんな発見をして、次の仕事に生かしてくれているのだなーと実感しています。私たちも技術営業スタッフも、こういった知識は吸収してい必要性を高く感じています。

    さらに当店の場合は、通信販売で商品の販売も行わせていただいておりますので、DIYでご自身で取付される方も多くいらっしゃいますので、今後はこういった施工情報も、なるべく広く公開していきたいと思っております。ご期待ください!

    それでは本日も宜しくお願いいたします!