寒冷地仕様便器の選定ポイント | 交換できるくんスタッフブログNO-13973

    おはようございます。営業担当の大澤です。

    さて当社の通販は北から南まで全国の様々な住宅環境のお客様へ
    日々通信販売のご対応させて頂いております。

    その中でも冬場となりますと特に寒冷地にお住まいのお客様より
    トイレのご交換の際、凍結をご心配される話をよくお聞きします。

    一般的に自動車と同じようにトイレにも寒冷地仕様という仕様があり、
    寒冷地での使用を考慮した部品を組み込んだ設定の仕様がございます。

    日本で寒冷地と言われる地域は北海道、東北地方および信越地方を指すようですが、
    関東圏でも冬場に配管等が凍結する恐れのある地域でトイレを設置する場合にも
    寒冷地仕様にしなければならない環境のお客様も多数いらっしゃいます。

    では具体的に寒冷地仕様とはどんな仕様なのか、簡単にご紹介させていただきます。

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    まず【凍結による破損のポイント】ですが
    冬場、凍結により便器のトラップ・タンク・給水管の破損のおそれがあります。
    そこで凍結を防ぐためには次のような凍結防止方式がございます。

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    【1】ヒーター付便器・水抜併用方式
    便器にたまってる水はヒーターで局部加熱し、タンクおよび給水管内の水は、
    水抜栓で抜いて凍結防止を図る方式。

    【2】水抜方式(室内暖房器併用)
    タンクに至るまでの給水管内の水が凍結するおそれがあるため、タンク内の
    水を排水したのち、給水管内の水を水抜栓で抜いて凍結防止を図る方式。

     

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    【3】流動方式(室内暖房器併用)
    タンクに至るまでの給水管内の水が凍結するおそれがあるため、
    常に水を流動させ凍結防止を図る方式。
    水の流動はタンク流動金具を開き、タンクの水を常に少量ずつ便器へ流す。

    【4】流動方式
    給水管内および器具内へ常に一定量の水を流すことにより凍結を予防する方式。
    操作はタンク流動金具のハンドルを開くだけで済みます。

    尚、一般に、ヒーター付防露便器が理想的といわれています。

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    便器に内蔵されたヒーターが、水たまり部分を加熱するので、
    トイレ内の温度が-15℃まで下がっても、凍結の心配がありません。

    以上、簡易的な説明で申し訳ございませんが
    ご選択の際に、ご参考にして頂けますと幸いでございます。

    当社は細かい問い合わせもメールはもちろんお電話でのご相談も大歓迎です!
    お客様に喜んで頂けるように、スタッフ一同全力でご対応致します。

    では、本日もよろしくお願いいたします。