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浄水器の仕組みと「安全でおいしい水」の理由
2013年2月22日
カテゴリ:蛇口
おはようございます。業務担当の田口でございます。
いつも交換できるくんのスタッフブログをご覧いただきまして、
誠にありがとうございます!!
本日は浄水器についてのお話です。
浄水器の目的をひと言で表すなら、
「安全でおいしい水を作る」ことと言えるでしょう。
では「なぜ安全でおいしいのか?」について
ご案内いたします。
まず安全の理由について。
浄水器は水道水中に含まれるトリハロメタン等の物質を
除去または減少させる機能があります。
トリハロメタンとは、水道水中に存在する有機物と塩素剤が
反応してできる物質です。
発がん性が疑われるものであるため、
このトリハロメタン等の物質を除去または減少させる
ことでより安心安全な水にすることができると言えるのです。
こう書いてしまうと水道水が危険なのではと不安になって
しまうかもしれませんがご安心ください。
日本では水道法という法律の中で水質基準というものが
定められています。
この水質基準は、生涯にわたって連続的に摂取しても人の
健康に影響が生じないレベルを基に安全性を考慮して決め
られています。
トリハロメタンもこの水質基準で定められており、
浄水場でその基準を超えないように対策が
取られているためそのまま摂取しても健康上問題はございません。
そうは言っても摂取量を減らすことができるなら
それに越したことはありません。
もともと安全な水道水に更なる安心をプラスするのが
浄水器の役割のひとつです。
続いておいしさの理由です。
浄水器は水道水中の残留塩素を取り除く機能をもっています。
その際ミネラル成分はそのまま透過するので水本来のおいしさを
引き出すことができるのです。
おいしい水といっても好みは人それぞれですが、水道水をおいしくないと
感じる一番の要因は残留塩素の鼻につくにおいにあるといえるでしょう。
いわゆるカルキ臭です。
ではそもそも塩素なんて入れなければよいじゃないかと疑問に思われるかも
しれませんが、もちろん理由があります。それは消毒のために他なりません。
もし水道水に残留塩素がなかったら、その水は雑菌に侵されている
可能性を否定できません。
そのため蛇口における水の中に一定以上の残留塩素が
存在するまで消毒することが法律で規定されているのです。
つまり水道水のカルキ臭は安全の証でもあるのです。
残留塩素を取り除いておいしい水にしてくれる浄水器ですが、
残留塩素がなくなるといことは
雑菌に侵されやすい環境とも言えます。
そのため浄水器を通した水は保存には適さないという点にご注意ください。
簡単ですが浄水器が安全でおいしい水を作れる理由について
お話させていただきました。
下に浄水の仕組みをまとめた図を掲載しています。
そしてこちらが浄水器内蔵型キッチン水栓の断面イメージ図です。
活性炭フィルターが残留塩素を取り除き、中空糸膜フィルターがトリハロメタン等を
取り除きます。
さらに浄水器カートリッジの横を水が通れるようになっているのもご確認いただけると思います。
こちらのタイプではレバーで「浄水」を選ぶとフィルターを通過した水が、「原水」を選ぶとフィルター
の横を通って水が利用可能になっています。
※一般的に原水とはダム等にある浄水していない水のことを差しますが、ここでの原水とは
あくまで蛇口内部の浄水フィルターを通っていない水のことを差しています。
もちろん交換できるくんでは安全でおいしい水を作ってくれる浄水機能付きの蛇口を
たくさん取り扱っております。この機会にご検討ください。
最後に、浄水器カートリッジには全て使用限界量がございます。
つまり浄水可能な水量を超えては使用できないのですが、使用水量を計測することは困難
であるため家族構成等からおおよその目安期間を設定していることがほとんどです。
もちろん使用量によってはこの目安期間よりも早く使用限界に達することもございますので、
なるべく早めの交換をおすすめしております。
ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。
それでは本日もよろしくお願いいたします。