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初代ウォシュレットが日本機械学会の機械遺産に認定
2012年7月24日
こんにちは。
制作担当の加藤です。
様々なニュースで取り上げられましたので、既にご存知の方も多いと思いますが、
私どもが主力商品として取り扱わせて頂いている「TOTO ウォシュレット」が、
一般社団法人「日本機械学会」により、機械遺産に認定されました。
家庭で使用される「機械」が機械遺産に認定されるのは、初めての事だそうです。
認定されたのは、初代ウォシュレットである「ウォシュレットG」です。
1980年(何と32年前!)に発売された機種です。
▲発売当時の「ウォシュレットG」(便座&横の操作部と温水タンク部分)
「機械遺産」とは、日本機械学会が歴史に残る「機械・機器」、「関連システム」
「工場」、「設計仕様書」、「教科書」に関連した遺産を保存し、文化的遺産として
次世代に伝えることを目的として、学会創立110周年を迎えた2007年より
行なっている物なのだそうです。
ちなみに、過去に選ばれた物の一部をご紹介します。
・10A型ロータリエンジン
・ホンダCVCCエンジン
・東海道新幹線0系電動客車
・カブ号F型(ホンダ自転車用補助エンジン)
・コマツブルドーザーG40(小松1型均土機)
・オリンパスガストロカメラGT-I
・としまえん「カルーセルエルドラド」(現存する世界最古級のメリーゴーランド)
・青函連絡船および可動橋
・幹線用電気機関車ED15形
こうしてみると、そうそうたる機器ばかり並んでいます。
そして、その中に「ウォシュレット」も加わる事になったのです。
正しくは「温水洗浄便座」と呼ばれるカテゴリーですが、まさに日本の文化、
技術を詰め込んだ物として、海外でも広く知られています。
今では、日本の一般家庭への普及率は70%を超えています。
「蛇口」や「お風呂」と並んで、「あって当たり前」になりつつある物ですね。
今でこそほぼ完成の域に達している「温水洗浄便座」ですが、今回認定を受けた
「ウォシュレットG」も、こうして見ると「30年以上も昔」という事を感じさせない事に
驚かされます。
日本人に合った製品にする為の開発に、情熱を注がれたエンジニアの方々に
敬意を抱かずにはいられません。
当初からのコンセプトがしっかりと吟味され、構築され、「日本人の為」の物作りに
妥協が無かった事を、疑う余地はありません。
そして、この「ウォシュレットG」ですが、福岡県にあるTOTO歴史資料館に保存
をされていて、きちんと稼動をするそうです。
当店では、「TOTO ウォシュレット」はもちろんの事、LIXIL(INAX)、Panasonicと、
日本が世界に誇る国内メーカーの最新商品を豊富に取り扱っております。
「温水洗浄便座」を既にお使いで、年月が経過された製品をお使いの方、
今まで使われた事が無い方も、当店の「温水洗浄便座コーナー」をぜひ一度
ご覧ください。
それでは、本日も頑張ります。
よろしくお願い致します。