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北海道のトイレ給水事情~壁給水編~
2017年6月23日
カテゴリ:トイレ
おはようございます!施工担当の寺澤です。札幌営業所から車で15分ほどの位置に素敵な景色が広がっております。
3基の風車が象徴的な石狩放水路です!
札幌市、石狩市、当別町にまたがる茨戸川と日本海を結んでおり、大雨や急激な雪解けにより河川の水位が上昇した際、日本海側に設けられた水門が開き、河川の氾濫を防ぐ重要な役割を果しているそうです。
現場への移動中、あまりにも綺麗な風景だった為、思わず写真を撮ってしまいました。
癒されます♪今日も1日頑張って参りましょう!
ちなみに冬は20~30cm程氷が張り、ワカサギ釣りのスポットとして有名です。
さて、今回は北海道エリアでのトイレリフォームについてご紹介いたします。
以下2枚の写真、大きな違いがございます。おわかりでしょうか?
正解は・・・
給水位置が違います。
左の写真は北海道での壁給水の一般的な配管位置です。水抜きを考慮しタンクよりも上に給水栓があります。床面から約90cmの高さです。
右は関東で施工した際に撮った写真です。凍結の恐れが無く、水抜きをする必要が無い為、スッキリとタンク脇に収まっています。
ここで、困るのがトイレ取替の時です。10数年前までのトイレは、タンク側部に給水管を繋ぐ形が一般的だった為良かったのですが、現在流通しているほとんどのトイレが、タンク下部から伸びたホースを給水栓に繋ぐよう設計されています。
残念ながら、そのホースはTOTOピュアレストやLIXILアメージュZで床面から約60㎝程度の位置までしか届きません。
タンクレストイレにお取替えの場合も同様です。解決策と致しまして、給水位置を変更するか、延長部材を使用するかどちらかの選択となります。
幾つか実際の施工事例をご紹介いたします。
右側給水の事例です。タンク左下から出ているホースをタンク右下に回し
<TOTO純正部品 TS220FUR>を使用。給水位置を下へ延長し、タンク右下でホースと接続しています。
クロームメッキ処理が施された金属管で、壁と平行にまっすぐ敷設できるのがポイントです。
左側給水です。こちらも<TOTO純正部品 TS220FUR>を使用。給水位置を下へ延長しております。
こちらは<TOTO純正延長ホース TN98L2X30>を使用。タンクに付属しているホースと同素材の延長ホースです。
同素材の為、見た目に違和感はございません。コストは最も安く、費用を抑えたい方にはおすすめです。
最後は壁を開口し給水管を延長、壁面補修後、壁紙を貼り換えた事例です。
給水位置変更に加え、壁紙張替が必須となりますので、ご予算は少し上がりますが、最もスッキリ綺麗に仕上がります。
但し、壁裏の給水管工事のため、実際に開口してみて、この範囲での移設が難しいケースも稀にありますので、あらかじめご了承ください。
以上、様々な施工方法がございます。お客様のご要望に沿った施工方法で、臨機応変に対応いたします。トイレリフォームをご検討中の方はぜひ交換できるくんへ!
それでは今日も一日宜しくお願い致します。