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材質の違い|スタッフブログ
2010年8月3日
カテゴリ:スタッフ便り
おはようございます。
交換できるくん リモデル事業部の宮原です。
ジメジメすると思っていたら、今までにない猛暑となり
あっという間に8月になってしまったように思いますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
以前のブログで化粧板(メラミン化粧板・ポリ合板化粧板)の
違いに付いてご案内致しましたが本日は、第2弾と致しまして
天然木に付いてご案内させて頂きたいと思います。
早速ですが先ず始めに「木目」に付いてです。
一般的には木目の種類は
・板目
年輪に対して水平にカットする事で山形の木目になる部分
・柾目(まさめ)
年輪に対して垂直にカットする事でまっすぐな木目になる部分
この2種類だけと思っている方はとても多いと思いますが
実はもう一種類有るんです。
呼び方としてはその名も
・杢目(もくめ)
と言います。
(杢目という木目なんてちょっとおもしろいですよね。^^;)
この名前の由来は、木目などの紋様で特に装飾価値が高い紋様を
「杢」と呼んでいてそこから「杢目」と呼ばれるようになったそうです。
しかも製材した時に稀に表れる模様でまさに一点もの。
今では希少価値がとても高いんですよ。
そこで本日はこの杢目について少し掘り下げてご紹介させていただきます。
一般的に有名な模様としては
日本名:鳥眼杢 (ちょうがんもく)または、バーズアイメープルと
呼ばれるものがあります。
これは、小鳥の目のような小いさな円形の斑点が板にたくさん
散らばって表われる模様からこのように言われております。
↑ バーズアイメープルとはこんな感じです(^^)
・・・見た事ある方は多いと思います。
上記以外には変わり種と致しまして
鶉杢 (うずらもく)・玉杢 (たまもく)・虎斑 (とらふ)・泡杢 (あわもく)
牡丹杢 (ぼたんもく)・孔雀杢 (くじゃくもく)等が挙げられます。
特に泡杢 (あわもく)・牡丹杢 (ぼたんもく)・孔雀杢 (くじゃくもく)
この3種類に付いてはかなりレアな杢目と言っても
言い過ぎではないと思います。
↑ 虎斑
↑ 泡杢
↑ 鶉杢
↑ 玉杢
↑ 孔雀杢
↑ 牡丹杢
ちなみに、
「そんな良い材料をどんな所で使用するの?」
「扉や収納棚に使ったらもったいない様に思うけど・・・」
と思う方がいらっしゃると思いますが意外にも
ひと昔前の一般家庭ではテーブルの天板や収納家具の扉等に
使用している事が多かったようです。
最近では一般家庭以外にオフィスの間仕切り扉や収納家具の扉、
会議テーブルにも使用される事があるようです。
但し、昔と違い「天然物」は本当に希少価値が高く金額もかなり
高いものになりますので現在は以前ご案内したメラミン化粧板や、
ベニヤに塩ビシート(木目柄等を印刷したシート)を貼った物を
使用する事で価格を抑えつつ存在感を出すようにしているようです。
夏休みを利用してご実家に帰省される方は、ご実家の倉庫などを
一度ご確認されてはいかがでしょうか。
見た事のない様な模様の木目の家具があれば
価値のある物かもしれません!?
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きまして
ありがとうございました。
本職であるご家庭内の水回りに付いても、できる限りお客様に
分かり易い形でご案内させて頂ければと思っております。
ご不明点や、ご不安な事がございましたら遠慮なく
お問い合わせくださいませ。
本日も元気一杯ご対応させていただきます!