給湯器の凍結にご注意ください! | 交換できるくんスタッフブログNO-61171

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デザインシステム部の阿部です。

連日ニュースなどでも取り上げられておりますが、この冬一番の最強寒波の襲来によって各地に急激な冷え込みがもたらされています。全国的に氷点下を下回る気温となっており、その際、注意したいのが給湯器や配管の凍結です。

 

水道管は氷点下4度以下になると凍結しやすく、凍結してしまうと湯水がでないので生活が不便になり、また、凍結により配管破損や給湯器故障が発生する恐れもあります。

凍結による給湯器の破損や故障は、メーカー保証、交換できるくん保証ともに有料での修理となりますので、安心安全に使い続けられるよう事前にできる対策を行い、凍結してしまった場合は、適切な処置を行いましょう。

 

<給湯器および配管の凍結予防対策>

■予防対策1: 蛇口から少量の水を流したままにしておく

・リモコンの運転ボタンを「切」にする。リモコンがない場合は、ガス栓を閉める。

・給湯栓から少量の水(約4mm)を流したままにする。お湯が出る蛇口であれば浴室、キッチン、洗面のいずれか1か所で大丈夫です。
*サーモスタット式水栓の場合は、温度の設定を最高温度の位置にしてください。
*シングルレバー混合水栓の場合は、一番お湯側にレバーをもってきてください。

これで、ガスを使わずに配管の中で水を流すことにより凍結を予防できます。

 

■予防対策2. 水道管や屋外にある蛇口を保温材やタオルなどで覆う

・露出している配管部分を保温材やタオル、布などで覆う。

給湯器の水、湯の配管には、多くの場合、凍結を予防するための保温材が巻かれていることがほとんどですが、長年の使用で傷んでしまったりしている場合は、交換しましょう。

 

<給湯器本体の凍結防止機能>
給湯器本体が外気温を検知し、自動で作動するシステムです。電源プラグがコンセントに差し込まれていることを確認してください。

■凍結予防ヒーター
すべての給湯器に装備されている機能で、外気温が下がると自動的に給湯器内の給湯回路の配管を保温するヒーターが作動し、配管をあたためることで凍結を防止します。

*ヒーターが作動する外気温は、各メーカーで異なります。
*給湯器内部の給湯回路に対応する機能なので、水道配管部分の凍結防止には効果がありません。

 

■自動ポンプ運転
追い焚き機能がある給湯器に装備されている機能で、給湯器本体が外気温を感知して、自動的にポンプ運転を行い、給湯器と浴槽を循環させる追い焚き配管の凍結を防止できます。残り湯がないと作動できないため、浴槽の残り湯を循環金具より5cm以上、上にある状態にしておいてください。

*給湯器リモコンがOFFになっていても作動します。
*こちらも凍結予防ヒーター同様、水道配管部分の凍結防止には効果がありません。

 

<凍結してしまったときの対処方法>

■自然解凍
時間はかかりますが、気温が上昇し自然に解凍されるのを待つのがおすすめです。

■すぐにお湯を使いたい場合
1. 給湯器リモコンのスイッチを「切」にする
2. 蛇口をお湯側にして少し開けてお湯が出る状態にしておく
3. ガス栓(緑丸)を閉めてから給水元栓(赤丸)を回す

3-1. 給水元栓(赤丸)はまわるのに水が出ない場合
給水元栓以外がと受けるしているので、給水元栓を閉めて凍結箇所が自然に解凍されるのを待つ。

3-2. 給水元栓(赤丸)が凍結して回らない
給水元栓の周りにタオルを巻いて30~40℃のぬるま湯をタオルにゆっくりかける。給水元栓が回るようになったら、開けておいた蛇口を閉めてタオルを外し、かけたぬるま湯を乾いた布で残らず拭き取る。

 

<やってはいけない凍結対処法>
・凍結した配管や部品などに熱湯を直接かける
⇒急激な温度変化により水道管の破裂や機器の破損につながります。破損してしまうと修理にお金も時間も要するので行わないようにしましょう。

・給水元栓にぬるま湯をかけたあと、ぬるま湯をふき取らずにそのままにしておく
⇒ぬるま湯をそのまま放置しておくと、その水が原因で再び凍結する恐れがあるので、必ずすべての水をふき取りましょう。

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以上、凍結予防と凍結対処についてご紹介いたしました。
今週以降もまだまだ寒い日が続きそうですので、ご注意ください。

給湯器の故障や予防方法に関するご紹介ページをまとめています。
こちらも是非ご参考ください!

ガス給湯器の故障・予防ケアについて >

それでは、本日もよろしくお願いいたします!