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マンションのトイレリフォーム ~「柱型」「立管」って何のこと?
2018年5月18日
カテゴリ:トイレ
こんにちは! 交換できるくん営業部の大澤です。
交換できるくんブログでは、リフォームをお考えのお客様にお役立ちの情報を発信して参ります。
今回は、マンションにお住まいの方なら、トイレで毎日見ているかもしれないもの。
トイレ内の「柱型(はしらがた)」「立管(たてかん)」についての解説です!
耳慣れない言葉かと思いますが、特にマンションでのトイレリフォームをお考えの方には要注意の情報です。
これの有無によっては設置できる便器の機種が限られますので、ご参考までにご一読ください。
もちろん、実際に機種をお決めになる際は交換できるくんにご相談いただければと思います。
★「柱型」「立管」って何のこと?
皆様のお宅のトイレ室内には、便器の奥、左右どちらかの壁側に、
下の画像のような「でっぱり」または「筒」がありませんでしょうか?
このうち、「でっぱり」のことを「柱型」、「筒」のことを「立管」と呼んでいます。
柱型(右奥) 柱型(左奥) 立管
これらの正体は排水管です。
「立管」は見たままなのでわかりやすいですが、
「柱型」も中に排水管が隠されており、
この中で便器からの排水管と接続されています。
「これって何を支える柱?」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、
正確には柱ではなく、排水管のカモフラージュなのです。
その性質上、マンションのような集合住宅で多く見られますが、
便器の後ろのスペースを取ることから、リフォームで設置できる機種には制限があります。
一体型トイレやタンクレストイレを設置したい!というお声もいただきますが、
写真を拝見して他の機種をおすすめする場合もあるのです。
最たる理由として、便器設置後に「メンテナンススペース」が確保できないこと、
メーカーの推奨する設置スペースの条件を満たさない場合が多いことが挙げられます。
★メンテナンススペースって何?
便器には、停電時などにも洗浄ができるよう、手動のレバーやハンドルが後方に内蔵されています。
しかし、便器の後方に何かがあるとその操作ができないため、必ずそのスペースを空けて設置しなければなりません。
このスペースのことを「メンテナンススペース」と呼んでいます。
機種によって、レバーやハンドルの左右や形状は異なるため、確保すべきスペースの位置も変わってきます。
以下は代表的な機種ごとの仕様です。
アラウーノV※向かって右搭載
メンテナンススペースがないと、いざという時にスムーズな操作ができません。
閉じ込め事故発生時など、場合によっては命に関わりますので、メンテナンススペースを確保できない場合交換できるくんでは設置を承れません。
★メーカーの推奨するスペースとは?
メンテナンススペースほどの重要性はありませんが、
メーカーが推奨する、「便器はこのくらいの間を空けて設置してください」という基準が個々に存在します。
単純に考えても、ドアに近すぎるトイレは居心地が悪いもの。
それ以外にも、震災発生時の安全性などを考慮して設定されており、
このスペースを満たさずリフォームしてしまった場合はメンテナンスの保証対象外になってしまうこともあります。
交換できるくんとしても、お客様にトイレを快適にお使いいただきたく、
またもしものメンテナンスの時にお困りにならないように、このスペースの遵守をおすすめしています。
そのため、「柱型」「立管」の位置や大きさによってはこのスペースを満たせず、
機種の再検討をおすすめする場合がございます。
また、「柱型」「立管」とは別の問題ですが、マンションのトイレは「壁排水」であることが多いです。
その都合上、ある程度の前出しで設置することがあり、その兼ね合いでもスペースの調整が必要な部分となっています。
(「壁排水」の便器が前に出てしまいがちな理由としてはこの記事が詳しいです。)
専用部材「アキレス」でスペースを調整している様子
交換できるくんでは、以上のような専用部材も使って、可能な限り便器が後ろに収まるように努力いたします。
しかし、事前に正確な前出寸法(どのくらい出てしまうか)を割り出すのは難しく、
メンテナンススペースの確保や「柱型」「立管」との兼ね合いで、物理的に設置が困難である場合もございます。
そのような場合、代替案でのご提案をさせていただくことがございますのでご了承くださいませ。
いずれにせよ、交換できるくんの施工実績と経験を活かして最善のプランをご提案致しますのでご安心ください。
また、「柱型」や「立菅」の位置によって、洗浄レバーの位置を変えて対策することもございます!
以下の画像をご覧ください。
一般的には、トイレのレバーは向かって右にあるものですが、
「柱型」「立管」に干渉しないようにレバー位置を変えた商品もあります!
リフォームのご依頼はもちろん、
『うちのトイレにはどのタイプの便器が適切なの?』といったお問い合わせでも
大歓迎ですのでお気軽にお知らせくださいますようお願い致します。
それでは本日も精一杯のご対応を心掛けていきますので、よろしくお願いいたします。