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北海道のトイレ給水事情~床給水編~
2017年10月3日
カテゴリ:トイレ
おはようございます!札幌営業所の寺澤です。いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
最近、お客様との対話で
「この前のブログ見たよー」
「床下の写真があったけど、潜っているんだねぇ。大変だ」
等々お声を頂戴する機会が増えたように感じます。本日も全国の皆様がご覧になっている事を念頭に、まずは北海道ならではの話題から。
先日、休日を利用して札幌から下道約330kmを車でひた走り、稚内まで行って参りました。
あいにくの曇り空でしたが、約290kmは渋滞が全く無い海沿いのオロロンラインを走る為、ストレスは感じません!北海道観光を車でされる方にはぜひおすすめしたい、イチオシのドライブルートです。
朝7時に出発しお昼には宗谷岬に到着!
宗谷岬公園高台からの風景です。晴れていれば、サハリン(樺太島)が見えるのですが残念。今回は見る事が出来ませんでした。
移動中、野生のシカに遭遇!動物園や公園ではございません。一般道の歩道です。
札幌では見る事が出来ない光景ですね ^^
さて今回は北海道や東北の一部で散見する、立ち上がり給水管の切り詰めについてご紹介いたします。
こちらは、凍結防止の為、保温材が巻かれております。一般の方は保温材の中がどのようになっているのか、見る機会があまり無いかもしれません。
保温材を剥がすと、以下のような濃紺色の樹脂管(ポリエチレン管)や
以下のような銅管が出てきます。
こちらは、ポリエチレン管を銀色に塗装したものです。
ポリエチレン管、銅管ともに柔らかい材質の為、凍結により配管内の水が膨張しても、体積膨張に追随して管が伸縮する為、破損しにくい(※凍結を繰り返すと亀裂が入り破損しますので、ご注意を!)のが特徴です。北海道でよく見かける理由は凍結対策。凍結の恐れが無い関東以南でこのような配管はほとんど見かけません。
ここで、困るのがトイレ取替の時です。10数年前までのトイレは、タンク側部に給水管を繋ぐ形が一般的だった為良かったのですが、現在流通しているほとんどのトイレが、タンク下部から伸びたホースを給水栓に繋ぐよう設計されています。
そのため、あまりにも高い位置にある給水管は、トイレ本体との接続が困難な場合、切り詰める必要がございます。
以下はポリエチレン管を切り詰め、TOTO純正の止水栓を設置した例です。
こちらは、銅管を切り詰め、LIXIL(INAX)サティス純正止水栓を設置し
床を張替後、保温材を設置致しました。
ほんの1例ではございますが、今回は床給水の施工事例をご紹介いたしました。
以前、壁給水の施工事例もご紹介しておりますので、合わせてこちらもご覧いただけましたら幸いです。
それでは今日も1日張り切って参ります!!