8月6日|スタッフブログ | 交換できるくんスタッフブログNO-4090

おはようございます。管理部の松澤です。

皆さんご存知の通り8月6日は「原爆の日」です。毎年この時期になると新聞やテレビなどでも当時の惨状を振り返り、核廃絶への願いが改めて取り上げられますが、私も先日「ヒロシマ」を題材にした作品を手に取る機会がありまして、とても心を打たれたのでご紹介したいと思います。

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こうの史代 さんの 「夕凪の街 桜の国」です。

同タイトルで映画化もされ、とても高く評価されていたのですが読んでみてなるほど、「ヒロシマ」を題材にした今まで見たり読んだりしたものの中で、最も心に沁みました。

原爆の日の描写はわずかで、むしろその後10年たって、さらには近代になり子孫の代になっても悩み苦しむ人々がいるということに目を向けたストーリーでした。

とても薄い本で、さらっと読めてしまうのですがとても深いです。そして重いテーマが美しく希望のあるラストで締めくくられるのも良かったです。

改めて平和の尊さを感じると共に、苦難の道を乗り越えて人たちによって今の豊かな日本があるという事にも感謝の気持ちを持つ事ができる良い機会になりました。

未読の方はおすすめです。ふだん漫画はあまり・・・という方にも。

ではまた。