トイレ洗浄水量について | 交換できるくんスタッフブログNO-37243

おはようございます。大内です

いつも交換できるくんスタッフブログを
ご覧頂き誠に有難うございます。

本日はトイレの洗浄水量についてのお話をさせていただきます。
以前のトイレは1回の洗浄水量は10~13Lまたは15Lのトイレが主流となっていて
現在のトイレと比べるとかなり一回の洗浄にお水を消費していました。
最近のモデルは各メーカー試行錯誤のを重ね3.8L~6Lで流せるようなり
比べると「節水」としてかなり効果が期待できる商品ばかりで便器の洗浄水量は
半分、1/3の水量で流せるようになっています。

節水効果については詳しくはこちらから >

また、一般家庭でどこで多く水を使っているか調べたところ
1位 トイレ  28%
2位 お風呂  24%
3位 炊事   23%
4位 洗濯   16%
※関連ページ
『生活水を一番使う場所とは』

トイレが一番水を使用しているんです!皆さんご存知でしたか??
普段、シャワーや洗濯等では節水を意識していましたが
トイレは私もあまり意識はしていませんでした。
やはり半分以下の水量で流せるのであれば、水道料金の節約にもなり
できる限り節水していきたいと思ってしまいますよね。


ただ、節水をする事で逆効果になってしまう場合もあります。
最近の便器は洗浄方式が変わり、効率よく少ない水量で流せるトイレに
なっていますが、紙や汚物はトイレから流れた後、下記の図のように
排水管の横引き管を通り、何度か曲がり敷地外の下水道本管へと合流します。
toire

その排水管は基本的に、勾配を取れるように設計されて水が流れるように
斜めに傾いています。
経年によって劣化すると排水管も、地震や地盤沈下して排水管の勾配が
水平になってしまったり、場合によっては、逆に傾いてしまい
流れが更に悪くなってしまうこともあります。

また、この排水横引き管は家の構造、トイレの位置によって長さ、曲がる回数は
さまざまで、設置階数によっても流れる勢いは変わってきます。
敷地外まで合流する距離が短ければ、少ない水量でも流れていきますが、
合流まで何回も曲がったり、横引き管が10m、20mと距離が長いと、
ちゃんと合流する場所まで流れているのか心配になることも。

お客様からも『トイレは新しく交換したいがこの水量でちゃんと流れるか心配』
というお声を聞くときがあります。
そのような時には

トイレの洗浄水量を増やす方法』
をおすすめしております。

各トイレ工場出荷時には3.8L〜6Lで設定されていますが、
ほとんどの機種は最大8Lまで洗浄水量を変更する事が
できます。
施工当日、予め設定を変更してのご対応もさせて頂いておりますので
ご希望の際には事前にお知らせください。

ネオレストなどタンクレストイレの設定の変更は簡単なリモコン操作で
水量を変更できるので、使用して最近流れが物足りない、紙が残ってしまう
など気になった時に設定を変更するのでも良いと思います。
基本的には設定の変更方法は取り扱いの説明書に記載していますが
設定の変更方法がわからない場合にはお気軽にお問い合わせください。
営業担当よりご説明させていただきます。

【トイレ洗浄水量参考図】

キャプチャ3
※アメージュZシリーズでの洗浄水量変更には新たに部品を設置する
必要がございます。
※当社では排水管の構造等の調査は承っておりませんので予めご了承ください

今回はあえて節水でのデメリットをご紹介させて頂きましたが、
今お使いのトイレがまだ節水型ではないお客様、
交換を検討しているが心配なお客様のご参考として頂けましたら幸いです。

今後もお客様の色々なご要望にお答えできるよう、
快適にご使用していくため、日々取り組んでいますのでぜひご相談ください。

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本日もよろしくお願いいたします。

 

大内