給湯器は見た目や機能にあまり違いがない住宅設備機器ですが、設置タイプや給湯能力、エコ仕様の有無など種類が豊富なため、選ぶポイントが多い機器でもあります。種類が多くてどれを選んでいいかわからない、自宅にはどの給湯器が合うのかわからないという場合もご安心ください!住まいの交換工事専門店である交換できるくんが、給湯器の交換、取り付けを検討する際に、選び方のポイントとなる項目をご紹介いたします。
給湯器の選び方
給湯器選びは、現在お使いの給湯器と、同じ設置状況・同じ種類の給湯器への交換が基本です。
そのため、お使いの給湯器の現状を確認してから、設置可能な機種を選んでいく必要があります。ここでは選び方のポイントと流れを分かりやすくご紹介いたします。
※現在、追い焚き機能のない給湯器専用・高温水供給タイプをお使いの場合はPoint3までで確認完了となります。
担当者より
異なるタイプの給湯器へ交換できる?
状況によっては、「オートからフルオートへのグレードアップ」、「16号から24号への号数アップ」、「従来型の給湯器からエコジョーズ給湯器への交換」など、ご希望に合わせて交換可能機種を選択できる場合があります。ご希望がございましたらお見積りご依頼時にお知らせください!
Point 1給湯器の設置タイプを確認する
戸建ての場合、基本的には現在お使いの給湯器と同じ設置状況・種類への交換となりますが、現場状況によっては壁掛から据置など、設置条件を変更しての交換も可能です。
担当者より
現在、浴槽隣接型と呼ばれる浴槽に2つ穴があいているタイプの給湯器からの交換は、1つ穴の据置タイプに交換した方がお得になるケースもあります。
マンションの場合、設置条件が限られている場合が多く、現在お使いの給湯器と同じ設置状況・種類への交換が基本となるため、商品選択の幅は広くありません。
担当者より
給湯器の設置状況がPS(パイプシャフトスペース)設置の場合、エコジョーズ給湯器への交換は特殊な工事で対応する可能性があります。
Q.お住まいはどちらですか?
戸建てかマンションかによって給湯器の設置タイプが変わります。
戸建て・マンションともに3種類ずつ、給湯器の設置タイプが分かれていますので、 ご自宅給湯器の設置タイプをまずはご確認ください!
壁掛タイプ
外壁に固定されているタイプの給湯器です。給湯器下側から配管が接続されています。給湯器下に配管カバーがあって、中の配管が外からは見えないようになっている場合もあります。
浴槽隣接タイプ
屋外の床に据置で設置されているタイプの給湯器です。給湯器側面と給湯器背面の両方から配管が出ています。浴槽にある循環金具の数が2つある場合は、浴槽隣接タイプに該当します。
PS標準設置タイプ
玄関脇にあるパイプシャフト(もしくはパイプスペース)内に設置されている給湯器で、外から給湯器本体が見えています。狭小スペースでも設置できるスリム型もあります。
PS扉内設置タイプ
玄関脇にあるパイプシャフト(もしくはパイプスペース)内に設置されている給湯器で、扉で覆われていて給湯器本体が外側から見えません。排気タイプが前方・上方・後方の3種類あります。
Point 2給湯器の号数(給湯能力)を確認する
Q.今お使いの給湯器の号数はいくつですか?
給湯器の号数は、16号・20号・24号の3種類があります。
今お使いの給湯器の号数は、既設給湯器の品番から調べられますので確認してみましょう!
基本的に現状お使いの給湯器で、湯量が少ないなど、不便を感じたことがなければ同じ号数を選ぶのがおすすめです。
下記のように確認できます。
GT-168AW・RUF-1600PW・RUF-A1610SAW・TP-SQ166B-1・OURB-1651SAQ・RUX-A1616W-E
GT-2027SAWX・RUF-2006SAW・GTH-2034AWXD・FH-20AWD・GH-S203ZWH・GT-C2062ARX BL
GT-2417AWX・RUF-2400SAT-1・GT-2427SAWX-T-1・DH-N2412AWADL4・GQ-2439WS-1・PH-2425AW
Point 3追い焚きできるかを確認する
Q.今お使いの給湯器は、お風呂の追い焚きができるタイプですか?
給湯器の種類はまず、おおまかに「追い焚きできるタイプ」と「追い焚きできないタイプ」に分けられます。
さらに、追い焚きできるタイプは「ふろ給湯器」と「給湯暖房熱源機」の2種類に、追い焚きができないタイプは「給湯専用」と「高温水供給型」の2種類に分類されます。 給湯器の交換にあたっては、給湯器の種類は変更することができません。現状と同じ種類のものを選ぶ必要がありますので、以下で確認してみましょう!
ふろ給湯器
蛇口からお湯を出すことと、お風呂の湯張りを自動で行うことができるタイプの給湯器です。
- キッチン、洗面、浴室蛇口からお湯がでる
- リモコンのボタン一つで自動湯はりができる
- 浴槽内のお湯を循環させて温めなおす追い焚き機能付きができる
給湯暖房熱源機
蛇口からお湯を出すことと、お風呂の湯張りを自動で行う、床暖房や浴室乾燥機などの温水暖房機能を備えたタイプ給湯器です。
- キッチン、洗面、浴室蛇口からお湯がでる
- リモコンのボタン一つで自動湯はりができる
- 浴槽内のお湯を循環させて温めなおす追い焚き機能付きができる
- 床暖房や浴室乾燥機の温水暖房機器が使える
給湯暖房熱源機とは
給湯専用タイプ
蛇口からお湯を出すことのみできるタイプです。お風呂の湯はりは蛇口から手動で行います。
- キッチン、洗面、浴室蛇口からお湯がでる
- お風呂の湯はりは手動で蛇口の開け閉めが必要
- お湯はりが終わると自動的にお湯がストップするオートストップ機能付きの機種もある
高温水供給タイプ
蛇口からお湯を出すことと、追い焚きはできないが、湯はりまでは行うタイプです。
- キッチン、洗面、浴室蛇口からお湯がでる
- お風呂のお湯をあたためなおす際、約80℃前後の熱いお湯を差し湯(たし湯)するタイプ
- 差し湯のため、お風呂の湯量が増える
これで確認は完了です!
ご自宅給湯器の「設置タイプ」「号数」「給湯器の種類」を把握したら、実際に商品を探しましょう!
お見積りはこちら
Point 4オートタイプ・フルオートタイプを選ぶ
追い焚き機能つきの給湯器・給湯暖房熱源機は「オートタイプ」「フルオートタイプ」の2種類から選択できます。「オートタイプ」と「フルオートタイプ」は、お風呂の沸かし方・湯はり機能に違いがあります。
- お湯はり
- 追い焚き
- たし湯
(手動)
- お湯はり
- 追い焚き
- たし湯
(自動) - 配管洗浄
オートタイプの場合、湯はり・おいだき・保温までを自動で行いますが、フルオートタイプの場合、湯はり・おいだき・保温に加えて、たし湯まで全自動で行います。
フルオートタイプは、湯量を水位センサーで管理することができるので、残り湯の沸かし直しをよくされるご家族には特におすすめです。また、追い焚き配管の自動洗浄機能もついているため、いつも清潔に入浴できるのも特徴です。
オートタイプからフルオートタイプへの交換は自由にできますので、家族構成や入浴スタイルで、どちらのタイプにするか選びましょう!
※現在フルオートタイプをお使いの場合、オートタイプに交換してしまうと、今まで自動で行っていたものが手動になってしまうので、同じフルオートタイプへの交換がおすすめです。
オートタイプの機能詳細
リモコンの自動ボタンを押すと、お好みの設定温度で設定湯量まで自動的にお湯はりを行います。
浴槽の温度が下がると自動で追い焚きを開始。設定温度で自動保温します。
お湯が減った場合は、手動でボタンを押して、たし湯をします。
フルオートタイプの機能詳細
リモコンの自動ボタンを押すと、お好みの設定温度で設定湯量まで自動的にお湯はりを行います。
温度が下がると自動で追い焚きを開始。設定温度で自動保温します。
設定湯量より3~4cm水位が下がると自動的にたし湯を行い湯量をキープ。
浴槽のお湯を捨てる際、新しいきれいなお湯で追い焚き配管内を自動洗浄。
Point 5エコジョーズか非エコジョーズを選ぶ
給湯器には、従来からの標準的な"一般型(非エコジョーズ)給湯器"と、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす"エコジョーズ給湯器"があります。
メーカー試算によると、エコジョーズに交換した場合、従来よりも約10~15%程度ガスの消費量を抑えることができます※。ガスの消費量が減るということは、ガス代も同等程度削減できるということです。 エコジョーズは、ガスを使えば使うほど削減できる費用が大きくなるので、月々のガス代が高いと感じている方、毎日お風呂にお湯を貯めて利用する方、ご家族の人数が多い方など、ガスの使用が多いご家庭には特におすすめです。
PS設置タイプにエコジョーズを設置する場合、特殊工事が必要になりますが、それ以外の設置タイプであれば自由にエコジョーズへ交換できるケースがほとんどです。
以下は、エコジョーズに変えた場合、年間で約1万円のガス代を節約できると想定した場合のシミュレーションです。 ぜひご参考ください!
従来型(一般型) 給湯器 |
エコジョーズ 給湯器 |
|
---|---|---|
仕組み 排気量の違い |
||
特徴 |
■従来からの標準的なタイプ。200℃の燃焼ガスが排出される。
|
■一般型よりも熱効率が高く、ガス使用量・CO2排出量を10%~15%程削減できる省エネタイプ。
|
■本体価格が安く初期費用を抑えられる。
|
■本体価格は高いものの、消費ガスの量が少ないため、ランニングコストが安い。
|
|
初期費用 |
初期費用
約123,000円(税込) [20号オートタイプ] |
初期費用
約176,000円(税込) [20号オートタイプ] |
年間ガス料金 |
年間ガス料金
84,700円(税込) [都市ガスで4人家族の場合] |
年間ガス料金
約74,200円(税込) [都市ガスで4人家族の場合] |
注意点 |
ドレン排水の配管工事が必要
当社ではドレン排水工事費用も基本工事費用に含まれています! ※PS設置タイプの場合のみ、別途ドレン排水対応オプション費が必要です。 PS設置タイプの場合のみ、別途ドレン排水対応オプション費が必要です。 |
これで確認は完了です!
ご自宅給湯器の「設置タイプ」「号数」「給湯器の種類」を把握し、
「オート・フルオート」「エコジョーズタイプ」を決めたら、実際に商品を探しましょう!
お見積りはこちら
当社ホームページに掲載がない給湯器やご希望の給湯器が決まっていない場合でも、上記「給湯器選びのポイント」をご参考の上、ご希望の機能や現在の設置状況をお知らせいただけましたら、当社スタッフが最適な機種を選定の上、見積りをご提案させていただきます。
※当社、2024年11月の販売実績より算出 / 壁掛・PS設置のエコジョーズ給湯器ランキングを抜粋
※壁掛・PS設置のエコジョーズ給湯器ランキングを抜粋
FH-E2421SAWL+MFC-250V
給湯器本体+リモコン+基本工事費
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給湯器本体
メーカー希望小売価格
459,250円(税込)
給湯器本体+リモコン+基本工事費
FH-E2421SAWL+MFC-250V
給湯器本体 メーカー希望小売価格
459,250円(税込)
工事費込み価格
GT-C2472SAW BL+RC-J101E
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給湯器本体
メーカー希望小売価格
443,630円(税込)
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GT-C2472SAW BL+RC-J101E
給湯器本体 メーカー希望小売価格
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GT-C2472AW BL+RC-J101E
給湯器本体+リモコン+基本工事費
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給湯器本体
メーカー希望小売価格
501,930円(税込)
給湯器本体+リモコン+基本工事費
GT-C2472AW BL+RC-J101E
給湯器本体 メーカー希望小売価格
501,930円(税込)
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