家事や育児の負担が大きい、なんとか上手くこなせる方法はないか、と思うことはありませんか?

昔と比べると共働きの家庭が増えました。

共働き世帯は、1998年に初めて専業主婦世帯を超え、2019年には1245万世帯となり、専業主婦世帯の2.1倍になっています(厚生労働省、共働き世帯数の年次推移より)。

仕事も家事も育児もせねばならず、ストレスが溜まりつらいこともあると思います。

こちらで紹介するコツを参考にして、イライラや我慢のない共働き生活を送りませんか?

共働き夫婦でも要領よく家事をこなしているコツ

共働き家庭は増えてきましたが、相変わらず家事や育児は妻の役割という家庭が多いようです。

妻が仕事しながら家事や育児をすべて行うことでストレスが溜まり、夫婦の間が険悪になることもあるのではないでしょうか。

そうなる前に夫婦でコミュニケーションをとって、家事をこなすことが大変と感じていることを共有しましょう。

また、夫も家事をやらざるを得ないような機会をつくってみるのも手です。

忙しい共働きの家庭でも要領よく家事をこなすコツがありますのでぜひ参考にしてください。

自分が家事をするという認識を持つ

夫婦のどちらかが家事をすべてやるのではなく、自分がするという意識を持つためには担当を決めるのが役立ちます。

それぞれに担当すべき家事があることで「自分が家事をする」としっかり認識できます。

はじめに夫婦で話し合いたいのが、どのような家事があって、どれくらい時間がかかるのかということです。

これまで家事をしたことのない人は、そもそも家事に手を取られることがピンときません。

「朝食の準備とお弁当作りして、食べた後はモップをかけながらゴミ出しの準備をしている」ことを伝え、「ゴミ集めとゴミ出しをお願いできる?」としてほしいことを具体的に伝えましょう。

感謝の言葉を忘れない

気持ちの面で重要なのが、家事をしてくれた相手にきちんと「ありがとう」を伝えることです。

夫も妻も、相手が家事をするのが当然と思っても、してくれたことに感謝していることを言葉で伝えることが大切。

誰でも感謝されたりほめられると嬉しいものです。

「またやろう」とやる気の維持につながり、一緒に家事をこなしている連帯感も強くなります。

自分の方がたくさんしているのに、と思わず、まず自分から「ありがとう」を口にしてみませんか?

きっと良い協力体制が作れますよ。

たまには手を抜き完璧を求めない

仕事も家のことも完璧にしたい、と思うのは素晴らしいと思います。

しかし、あえて家事に対して自分にも相手にも完璧を求めないことも大切ではないでしょうか。

これから協力してやっていく、という時に完璧を求められるとプレッシャーになってしまうからです。

いきなりプロレベルは誰でも無理、まずは2軍入りレベルから始めましょう。

大切なのは、合格点を下げること。

やってくれたことでまずはポイントをあげて、上達したらさらに追加ポイントを。

相手も自分も一緒に上手くこなしていく過程を楽しみませんか?

何の家事をやるのか分担表を作る

どんな家事があるのか、2人で相談して家事の分担表を作りましょう。

紙に書き出すことで、家事に参加する意識付けにもなります。

夫が少しずつ家事を手伝い始めると、どんなことが得意で苦にならないか、これは時間がかかりすぎるなどがわかってきます。

それを元に向き不向きで分担すると効率もいいし、ストレスの軽減にもなります。

ストックが切れそうなものを購入するなど分担のない家事は、妻に負担がかかりがちです。

朝出かける前に確認して、夫が早く帰れる日は買ってきてもらうなど、2人で調整しながらするといいですよ。

どちらがすればよいのかわからない項目を減らすことで、スムーズに家事をこなせるようになります。

日常的な家事をうまくこなしているコツ

日常的な家事をうまくこなしているコツ

家事は毎日のことですが、日常的にすることと、休日に集中してする家事がありますよね。

日常的に行う家事を、テキパキとこなすと時間にも気持ちにも余裕が生まれます。

それぞれの家事の段取りやポイントを理解すると、効率的に行えるので、夫婦で共有しましょう。

また、共働き家庭に便利な家電を積極的に取り入れるのもおすすめです。

掃除

まとめて一気に掃除するよりも、少しずつでいいので毎日掃除する方が効率的です。

掃除機を使わなくてもフローリングワイパーなどでリビングと、他に一ヶ所するのがおすすめです。

リビング以外は曜日で場所を決めてもいいですね。

洗面所やトイレなどは、自分が使った時にサッと掃除すると汚れが溜まらず気が楽です。

お風呂は最後の人が軽くお湯で洗って、その後冷水のシャワーで壁から床などを流せば、カビの増殖が防げます。

時短家電を検討しているなら、おすすめはお掃除ロボットです。

家にいない間に掃除が完了します。

「ロボットに掃除してもらうから片づけてね」といって出しっぱなしの物を一緒に片づけてもらうクセにすると、自然にしまう習慣もつきます。

洗濯

洗濯用の便利グッズがいろいろありますので、それを使って楽に済ませましょう。

洗濯ネットを靴下用にひとつ使って、脱いだらすぐ入れるようにすると仕分ける時間や片方がなくて探す時間がなくなります。

汚れのひどいものは洗濯機に入れず、始めから別のところに置いてもらいましょう。

小さなことですが、洗剤と柔軟剤がひとつになったジェル状の洗濯洗剤ならそれぞれ計って入れる手間がなく、慣れない夫でもめんどうがなくおすすめです。

干した洗濯物を簡単に一瞬で取り込めるピンチハンガーなども活用しましょう。

収納をハンガー収納にすると、乾いた洗濯物を取り込んでそのままクローゼットにしまうだけ、畳む手間がかからないので便利です。

料理

最近は男の人でも料理にこだわるなど、料理は得意不得意に左右される家事です。

ただ、得意であっても作る時間がなかったり、毎日作るのは苦痛だったりもしますよね。

また、作るのは苦手でも洗い物はいくらでもできるなど、その人によって得意分野は異なるので作業を分けて考えるのもひとつの手です。

愛情あふれる料理を家族のために作りたいという妻はたくさんいると思うので、時短をかなえながら楽にしてくれる時短家電の導入をぜひ考えてみてください。

人気のオーブンレンジがあればさまざまな調理が1台で出来て、調理中に他の作業もできて本当に便利です。

食器洗い乾燥機もおすすめです。

コップから鍋まで洗え、水道料金の節約にもなりますよ。

また、小さなお子さんがいる家庭にはブレンダー家電もおすすめ。

手間いらずで離乳食が作れます。

家事を助けてくれる便利な時短家電を積極的に取り入れて、楽に家事を済ませましょう。

まとめ

家事育児は立派な労働です。

それも絶対にさぼれない労働ですし、休みもありません。

だからこそワンオペではなく二人で担うことが共働き家庭の維持に大切なのではないでしょうか。

夫婦で協力して要領よく家事をこなし、イライラや不満のない共働き生活をエンジョイしてください。