TOTOの便座(ウォシュレット)交換は自分でできる?やり方や費用について
2024/05/02
2024/05/02
便座が割れたり壊れたりした場合、交換が必要です。また不具合がなくても、使い心地の悪さを感じたら、便座の交換をおすすめします。
便座交換は自分で行うことが可能です。この記事では、TOTOの便座交換のやり方についてご紹介します。
便座交換ができるトイレのタイプには条件があるため、ぜひ記事の内容をチェックし、交換ができそうであればチャレンジしてみてください。
目次
TOTOのトイレの便座交換をする際、まずは次の3点をチェックしてください。
それぞれの詳細をご紹介します。
ウォシュレットの便座を新しく取り付ける場合は、電源が必要です。
トイレの中にコンセントがあるかどうか、確認をしてください。コンセントがない場合は、電気工事店にコンセントの設置を依頼する必要があります。
コンセントの増設工事の費用は、5,000〜2万円前後が相場です。
ウォシュレットの便座に取り替える場合は、既存のトイレがウォシュレット対応品であるかどうかをチェックしてください。
一般洋式便器とワンピース型の便座は、ウォシュレットへの便座交換に対応できます。隅付きタンク式の便座の場合は、スペースによってはウォシュレットへの変更ができない可能性があるため、DIYでの交換作業は避けたほうが安心です。
また、タンク一体型トイレやフラッシュバルブのトイレ、ユニットバスはウォシュレット便座への取り付けができない可能性が高いといえます。
該当する場合は、トイレ本体ごとの交換をおすすめします。
トイレ本体の品番がわかる場合は、TOTOが公開しているウォシュレット適合表を確認したほうが安心です。
上記の表の「ウォシュレットに組み合わせできる便器⼀覧」にご自宅のトイレの型番があれば、ウォシュレット便座の交換ができます。
フレキシブル管とは、給水管のことです。トイレ便座を普通便座からウォシュレットに付け替える場合、必要になるケースがあります。
画像のように、湾曲したホースでトイレと止水栓が繋がれている場合、フレキシブル管の用意は必要ありません。
一方で、以下の写真のようにL字型の水道管がついているトイレの場合は、フレキシブル管を用意したほうが安心です。写真の赤い部分と青い部分の寸法をはかり、算出された合計+3cmほどの長さのフレキシブル管を購入してください。
採寸する位置は、ナットの中央〜中央の長さです。
トイレ便座のサイズは、大きく分けて通常サイズ(レギュラータイプ)と大型サイズ(エロンゲートタイプ)の2つがあります。どちらでもウォシュレットの取り付けは可能ですが、設置できる製品に違いがあります。
A寸法 | B寸法 | |
通常サイズ(レギュラータイプ) | 440mm | 320〜350mm |
大型サイズ(エロンゲートタイプ) | 470mm | 355〜380mm |
画像のように、A・Bの寸法を測ってみてください。それぞれのサイズによって、ご自宅のトイレが通常サイズか大型サイズなのか、判断できます。
ご自宅のトイレのサイズが判明したら、サイズに合った新しい便座を選んでください。
TOTOのトイレの便座交換を自分でやる場合の方法をご紹介します。それほど難しい内容ではないため、手順をしっかり把握しておいてください。
まずはトイレの止水栓を閉めて、便座を取り外します。
便座は便器の裏側からナットで固定されているため、工具を使って外してください。
便座を外したら、ベースプレートを設置します。ベースプレートとは、便器と便座を繋ぐ部品のことです。プラスチックの板のような形状をしています。
ベースプレートを設置する際は、ネジで固定します。
続いて給水管を取り外します。トイレタンクの蓋を開けて、内側から給水管の金具をおさえ、ナットを回転させてください。このとき、給水管内に残っていた水が床にこぼれることがあります。
また、フレキシブル管が必要なトイレは、給水管の根元についているストレーナーとその周りについているパッキンも外します。ストレーナーは白い部品で小さな茶こしのような構造をしています。
給水管を取り外したら、止水栓にT字型のウォシュレット分岐金具を取り付けます。分岐金具はウォシュレット便座を購入時に、付属しています。
ナットを使用して、しっかり締めてください。
分岐金具を取り付けたら、トイレタンク側の分岐にフレキシブル管を取り付けます。分岐金具とトイレタンクが繋がったら、トイレタンクの蓋を閉じてください。
最後に、ウォシュレット便座をトイレのベースプレートに設置し、分岐金具のウォシュレット側から本体に給水ホースを繋げば完了です。
ウォシュレットの便座から、新たにウォシュレットの便座に交換することも可能です。
作業工程は、普通便座からウォシュレットの便座に交換するのとほとんど変わりません。
ウォシュレットの便座交換は自分でも可能です。しかし水周りのDIYは、水漏れなどのリスクが伴います。不安な方はプロに依頼したほうが安心です。
プロに便座交換を依頼した場合の費用相場は1万3,000〜10万円前後です。便座のみの交換はそれほど工数が多くないため、工事費用だけを見れば1〜3万円ほどで済みます。
便座本体の製品価格によって、金額が左右されます。
TOTOの便座交換をすることで、使いやすく快適なトイレになります。トイレの使用感に違和感やストレスを感じている方は、ぜひ便座交換を前向きに検討してみてください。
自分で交換することに不安を感じる方は、プロに依頼したほうが安心です。
トイレ便座を交換して、心地良いトイレにしていけたら良いですね。
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