【場所別】TOTOウォシュレットの水漏れの原因と対処方法
2025/02/22
「ウォシュレットのノズルからずっと水がポタポタ垂れてる」
「トイレの床が濡れているけど、どこから水が漏れてるの？」
こんな悩みを抱えていませんか？
ウォシュレットの水漏れは、原因によっては簡単に解決できるものもあれば、修理や交換が必要なケースもあります。
いずれの場合も、放置すると水道代が上がったり、床が傷んだりする原因にもなるため、早めに対処することが大切です。
この記事では、TOTOのウォシュレットで発生する水漏れの原因と、その対処方法を詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
ウォシュレットのポタポタ水漏れの原因と対処法
ノズルの水漏れ
ノズルからポタポタと水が垂れている場合、次の2つが原因と考えられます。
- ・ノズルの目詰まり
- ・ノズルの劣化
それぞれの内容を、解説します。
ノズルの目詰まり
ノズルは水道水に含まれるカルシウムやミネラル分が固着しやすい部分です。また、使用時の飛び散りなどで汚れが付着することもあります。
ノズルからポタポタと水が垂れている場合、これらの汚れが排水口をふさぎ、ノズル内部に水が残ってしまっている可能性があります。
このようなケースでは、ノズルをきれいに掃除することで、水漏れの解決を図ることができます。
ノズルの劣化
ノズルが長年使用されることで、細かいヒビや変形が生じ、水がポタポタと垂れてしまうこともあります。また、ウォシュレット内部の「バルブユニット」が故障すると、水の出し止めが正常に機能せず、水が垂れ続けることがあります。
ノズル自体が破損している場合は、新しいノズルに交換が必要です。バルブユニットの故障が疑われる場合は、TOTOの公式サポートまたは専門業者に相談してみてください。
便器内の水が止まらない
便器内で水が止まらずに流れ続けている場合、タンク内部部品の劣化が考えられます。
フロートバルブの不具合
たとえば、トイレの水を流すレバーとつながるフロートバルブ（タンクと便器を繋ぐ管に、蓋をする役割の部品）ゴム部分が劣化すると、完全に閉じることができず、便器内で水がちょろちょろと流れ続けることがあります。
また、鎖が絡まって正しく閉じられないケースもあります。この場合、レバーとフロートバルブの調整をすれば解消します。
タンク内部のボールタップの故障
ボールタップは浮き玉の役割を果たしており、タンク内の水位を調整する部品です。
経年劣化や異物の詰まりにより、適切に動作せず、常に給水されてしまうことがあります。こちらも自分で交換することが可能です。
参考：TOTO｜タンク内の鎖とフロートバルブの点検・交換をしましょう
ウォシュレット本体からの水漏れ
ウォシュレットの横から水漏れが発生している原因として、以下が挙げられます。
- ・給水ホースが劣化している
- ・ウォシュレットの水抜き栓が劣化している
給水ホースの劣化
壁や床に取り付けられた水栓とウォシュレットを繋ぐ管のことを「給水ホース」と呼びます。ウォシュレットに接続されている給水ホースが劣化していると、水漏れの原因になります。長年使用している場合は、新しいホースに交換するとよいでしょう。
水抜き栓の劣化や緩み
水抜き栓は、ウォシュレットの凍結を防ぐための部品です。トイレタンクの下に取り付けられており、この部品が劣化していると水漏れの原因になることがあります。また、水抜き栓が緩んでいる場合も水が漏れる可能性があります。その場合、次の手順で水抜き栓を閉めましょう。
- 1.ウォシュレットの電源を抜く
- 2.止水栓を閉める
- 3.水抜き栓を右に回す
- 4.止水栓を開ける
- 5.ウォシュレットの電源を入れる
ウォシュレット付きトイレの床が水漏れしている
ウォシュレットのトイレの床が濡れている場合、次の4つが水漏れの原因として考えられます。
- ・便器下の排水管の劣化
- ・フランジの劣化
- ・設置不良
- ・便器のヒビ割れ
便器下の排水管の劣化
トイレの下には、排水管が通っています。経年変化で排水管の腐食やヒビ割れが発生し、水漏れが生じていることも考えられます。
この場合も、修理には便器を取り外さなくてはならず、素人が対応することは不可能です。プロに修理を依頼してください。
フランジの劣化
フランジは、便器と便器下の排水管を固定し、水漏れを防ぐ役割を持つ部品です。ゴム製のシール部分が劣化すると、水が漏れやすくなります。フランジのズレや緩みも水漏れの要因となるため、一度業者に確認を依頼してみてください。
設置不良
新しくトイレを交換した直後に水漏れが発生した場合、トイレの設置ミスの可能性があります。トイレの設置を依頼した業者に連絡し、再度、取り付けを依頼してみてください。保証期間内であれば、無料で対応してくれる可能性があります。
便器のヒビ割れ
重い物を便器にぶつけたり落としたりすると、便器にヒビが入ることがあります。小さなヒビであっても、そこから水が漏れ出してしまうことも考えられます。
小さなヒビの場合は、防水コーティング剤で補修できることもありますが、大きなヒビ割れの場合は便器の交換が必要です。
ウォシュレットとの給水ホースや配管から水漏れしている
給水ホースや配管から水漏れが生じている場合は、次の2つが原因として考えられます。
- ・給水管のジョイント部分が劣化している
- ・給水フィルターの劣化
給水管のジョイント部分が劣化している
ウォシュレットに接続されている給水ホースは、長年使用することでゴムや金属部分が劣化し、亀裂が入ることがあります。この場合、給水ホース、またはジョイントのゴム部分の交換が必要です。
給水フィルターの劣化
ウォシュレットの給水ホース接続部には、異物の侵入を防ぐフィルターが設置されています。このフィルターが目詰まりすると、水の流れが悪くなり、水漏れの原因になることがあります。
給水フィルターの交換は、自分で対応が可能です。
参考：TOTO｜ウォシュレットのフィルターを掃除します
TOTOのウォシュレットの水漏れを修理した場合の費用相場
TOTOのウォシュレットの水漏れを修理した場合の費用相場は、修理の内容によって異なります。
部品の交換程度であれば5,000円〜1万5,000円ほど、便器そのものを取り外すような大掛かりな修理の場合は、3万円〜5万円ほどが相場となります。
TOTOのウォシュレットの寿命年数と交換費用の相場
TOTOのウォシュレットの寿命年数は、7〜10年ほどです。7年以上使用し、水漏れが発生したウォシュレットは、修理をしても、すぐに他の部分に不具合が生じる可能性があります。
そのため、長年使用したウォシュレットは、修理よりも交換がおすすめです。ウォシュレットを交換した場合の費用相場は、便座のみであれば3万円〜10万円、トイレ本体も含める場合は10万円〜20万円程度となります。
修理よりも費用は高くなりますが、今後、修理を繰り返す必要がなくなることを考えると、長期的に見れば交換のほうが経済的です。
また、交換の際はトイレ全体のリフォームも考慮してみてください。トイレの壁紙や床などを、ウォシュレットの交換と同時に行うことで、一つひとつの工事単価が安くなり、別々に依頼するよりも費用負担を抑えられます。
交換できるくん｜トイレリフォームの費用相場
まとめ｜TOTOのウォシュレットの水漏れはすぐに対応しよう
TOTOのウォシュレットの水漏れは、ノズルの汚れや劣化、給水ホースの劣化、便器下の排水管のトラブルなど、さまざまな原因で発生します。
軽微な水漏れなら自分で解決できる場合もありますが、便器を取り外すような大掛かりな修理が必要な場合は、業者に相談すると安心です。
放置すると水道代の増加や、床材の劣化につながることもあるため、ウォシュレットの水漏れに気づいたら、早めに対処することが重要です。
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