「洗濯機の振動や騒音が気になる」
「洗濯機下のスペースを掃除したい…」

そんなときに便利なアイテムが『洗濯機かさ上げ台』です。排水詰まりを防ぐために、設置が推奨されるケースもあります。
この記事では、洗濯機かさ上げ台を使うメリット・デメリット、おすすめの商品をご紹介いたします。

蛇口・水栓

「洗濯機かさ上げ台」とは?

洗濯機 台 とは

洗濯機のかさ上げ台とは、洗濯機の下に設置し、洗濯機と床の間に隙間をつくるための台です。必ず設置しなくてはならないわけではありませんが、洗濯機の下に排水口がある「真下排水」の場合は、かさ上げ台が必須です。

かさ上げ台は、防振機能が付いているタイプやタイヤ付きのものなど、さまざまな種類があります。

洗濯機かさ上げ台を設置するメリット

洗濯機 台 メリット

洗濯機かさ上げ台の設置が必須でない場合でも、かさ上げ台を設置することで排水詰まりを抑制したり、防振・防音効果を得ることができます。洗濯機まわりの埃でお悩みの方も、洗濯機かさ上げ台を設置することで掃除がしやすくなります。

洗濯機かさ上げ台を設置する3つのメリットを以下でくわしく解説いたします。

防振・防音効果が得られる

マンションやアパートなど、階下に洗濯機の音が響きやすいご家庭や、夜に洗濯機を回すことが多い方は、振動音を軽減することができるゴムで出来た洗濯機かさ上げ台を使用することで、防音効果が期待できます。耐震マットなどに使われるゴムが、洗濯機の振動を吸収してくれます。

反対に、プラスチック製の安価なかさ上げ台だと、振動が増してしまい、騒音の原因になる場合もあるのでご注意ください。

脱水時に近くの部屋の物が共振してしまうのが気になる方にもオススメです。

排水ホースを取り付けしやすい

引っ越して洗濯機置き場が狭くなってしまった場合や、排水口の位置が悪い場合など、洗濯機の下やサイドの隙間に排水ホースを無理やり通しているという方もいらっしゃるかもしれません。

排水ホースが潰れていると、詰まりの原因になり、最悪の場合は洗濯機が故障してしまいます。

洗濯機かさ上げ台で洗濯機下に十分なスペースを作ってあげれば、排水ホースに過度な負担をかけずに使用できるので安心です。排水ホースの正しい設置方法は、洗濯機の取扱説明書や据付説明書に記載されています。

洗濯機の裏や下を掃除できる

洗濯機の裏や下は、洗面所の中でも特にほこりが溜まりやすい場所です。かさ上げ台がないと、なかなか掃除できない場所ですが、10センチ程度のスペースがあれば、簡単に掃除できます。洗濯機の後ろに物を落としてしまった時も安心です。

特に、ドラム式洗濯機で乾燥機能を頻繁に使う方は、小さなほこりが溜まりやすいので、かさ上げ台を使うことで洗濯機のお手入れもしやすくなります。ルンバなどのロボット掃除機を使用しているご家庭なら、ロボット掃除機が通れる高さにすることで、洗濯機の下まで掃除してもらえます!

洗濯機かさ上げ台を設置するデメリット

洗濯機かさ上げ代は便利で優秀なアイテムですが、残念なことに、設置することで不便になる場合も。設置後に後悔しないよう、デメリットも把握してから設置を検討すると良いですね。

一般的によく挙げられる3つのデメリットについて解説いたします。

一人で設置するのは難しい

すでに設置してある洗濯機の下にかさ上げ台を設置する場合、洗濯機を持ち上げなくてはいけません。形状によっては、排水ホースも取り外す必要がある可能性もあります。

洗濯機は重いもので80キロ前後あるので、1人で持ち上げてかさ上げ台を設置するのはかなり危険です。力に自信がある方でも、1人で設置するのは避けた方が無難です。

業者に依頼するか、知り合いに頼むなどし、2人以上で作業するようにしてください。

メーカー保証対象外になる可能性も

新品の洗濯機を購入した場合、1年はメーカー保証がついてきます。しかし、メーカー純正品や指定品以外の、据付台を利用していた場合、故障時にメーカー保証対象外になる可能性があります。心配な方は、説明書を確認してください。

逆に、メーカー保証期間が過ぎていれば、どのかさ上げ台を使用しても問題ないといえるでしょう。ただし、設置時には洗濯機が水平になるように調整しないと、故障やエラーの下忍となります。水準器を確認しながら設置してください。

怪我のリスク

洗濯機の下部にはむき出しの部品が多数あり、運転中に指を入れると怪我をするリスクがあります。過去には、縦型洗濯機でかさ上げ台を使用していたご家庭で2歳8ヶ月のお子さんが、運転中の洗濯機下に手を入れ指を切断してしまう事故も起きました。

小さなお子さんがいるご家庭やペットのいるご家庭では、スキマガードを併用するなどし、安全対策を取る必要があります。

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おすすめの洗濯機かさ上げ台

防振効果付きやキャスター付きなど、人気の高い洗濯機かさ上げ台をご紹介します。

因幡電工 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマン

空調機器の関連部材製造で有名な因幡電工のかさ上げ台です。ポリプロピレン製なので、頑丈です。滑り止めシートもついています。足部分だけ載せるタイプなので、真下排水でもラクラク設置できます。

150kgまで耐えられるので、大きめの洗濯機でも対応可能です。

カクダイ 洗濯機用かさ上げ台

防振ゴム付きのかさ上げ台です。10cmの高さがあるので、かなりスペースが空き、洗濯機の下の掃除がしやすくなります。

両面テープで床面もしくは防水パンに固定することが可能です。地震や衝撃で洗濯機が転倒するのが心配な方にもオススメできます。

関東器材 かさあげくん LKD-60

こちらもエアコンなどの配管部材を製造する会社が作る、かさ上げ台です。6cmの高さなので、安定感が欲しい方にオススメです。

なんと200kgまで耐えることができます。

DEWEL キャスター付き かさ上げ台

キャスター付きのかさ上げ台です。洗濯機をこまめに動かして掃除したい方におすすめですが、キャスターを使用する際には、排水ホースや給水ホースを長くする必要があります。

台の四隅に振動軽減マットが付いているので、防振・防音効果が期待でき、キャスターで動かした時の安定感もバッチリです。伸縮式なので、どんなサイズの洗濯機にもご使用いただけます。

iHouse all 防災士監修 洗濯機用防振ゴム 

かさ上げ台と一緒に使うことで、さらに防振・防音効果を高めることができる洗濯機用の防振ゴムです。厚さ9.2mmと厚みのある高品質の防音ゴムを使用しているので、高い防振効果を得られます。

かさ上げ台付属の防振シートでも良いですが、こちらの製品と合わせて使えば、より防振対策ができるでしょう。

メーカー別純正品かさ上げ台

メーカー純正品のかさ上げ台を使用したい方は、下記の洗濯機かさ上げ台をチェックしてみてください。

日立 全自動専用設置台

日立の全自動洗濯機用のかさ上げ台です。日立製の洗濯機をお使いの方で純正品を使いたい方はこちらをお選びください。

東芝 高さ調節板

東芝純正の洗濯機のかさ上げ用調節板です。高さが足りない時に重ねて使うことができます。

まとめ

洗濯機の下にスペースを作るかさ上げ台をご紹介いたしました。真下排水でお困りの方や洗面所の掃除をしやすくしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

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