やりたいことがあっても、いつも忙しくて時間が全く取れないということもありますよね。

その一方で、趣味や交流などいつも充実した時間を過ごしているように見えるひとはいませんか?

「一体どうやって時間を作っているのだろう?」と不思議に思いますよね。

本記事では、時間が欲しい時の対応方法について取り上げます。

時間を有効活用するコツとは

いつもいろいろな用事に振り回されて、やりたいことをする時間が全然取れない・・

誰でもそんな経験が、きっとあると思います。

そんな時は、優先順位の付け方を見直すとよいのではないでしょうか。

バケツのたとえ

ビジネススクールなどに参加したことがある方なら、スティーブン・R・コヴィー氏(アメリカの作家・経営コンサルタント)の「7つの習慣」についてご存知かもしれません。

ここでは「7つの習慣」全体については触れませんが、第3の習慣「重要事項を優先する」の中の有名なたとえだけをご紹介します。

ここに大小さまざまな石と砂、そしてバケツがあるとします。

あなたは石と砂をできるだけ多く、バケツの中へ入れなければいけません。

砂や小石を先に入れてしまうと、後から入れた大きな石がバケツからはみ出してしまいます。

もうお分かりですね。

バケツはあなたが使うことのできる時間・石の大きさはあなたにとっての重要度を表しています。

小石や砂は、あなたにとっては重要でない雑用。

雑用を優先してしまうと、本当に重要なことがバケツ(時間)の中に収まらなくなってしまうのです。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」(FCEパブリッシング)

最優先事項を優先する

「7つの習慣」の研修などでは実際にバケツ・石・コップに入った砂などが用意され、どれだけ多くの石や砂をバケツに入れることができるかやってみることがあります。

石には「家族との団らん」「友人との食事」「健康のための運動」など記されており、入りきらないものを講師が取り上げて「あなたは『子供と過ごす時間』はあきらめますか?」などと質問してくるという具合です。

バケツ(時間)の中に収まりきらないものがあるとしたら、それは大きな石(重要事項)ではなく小石や砂(雑用)であるべきですよね。

そして小石や砂は、大きい石と大きい石の隙間などに案外詰め込めるものなのです。

やることが多いと、つい目の前のものから順番に片付けたくなるかもしれません。

でも一歩立ち止まってなにを優先するべきか考えることで、時間をより有効に活用できるようになることを、バケツのたとえは教えてくれます。

やることを減らす

やることが多過ぎて、そもそも時間が足りないという場合があるかもしれません。

そんなときは、やること自体を減らせないか考えてみてはいかがでしょうか。

「やらなければならない」という固定観念を捨ててみる

いつも忙しくて余裕がないというひとには、真面目で几帳面な方が多いのではないでしょうか。

「●●はやらなければいけない」という思いが強いと無理をしてでもやり遂げようとするでしょうし、もしやらないでいると落ち着かない気持ちになってしまうかもしれません。

その逆にいい加減で適当なひとは、できないことがあっても「まあいいか」と考える傾向があります。

その結果なにかと物事がおろそかになったりしますが、「やるべきことが完了していない」ということについてのストレスは小さいですよね。

もちろん仕事などで「まあいいか」と手を抜いて、他人に迷惑をかけてはいけません。

一方で「やらなくても実は案外大丈夫」ということがないか探してみることで、思いがけない時間創出につながる可能性があります。

「やらなければならない」という固定観念は、一度大胆に見直してみるとよいですね。

「Do Not リスト」を作ってみる

やらなければいけないことを列挙した「To Do リスト」は、多くの方が仕事や家事の備忘として活用しています。

しかし「やらなくてもよいこと」を列挙した「Do Not リスト」を作っているひとは、少ないと思います。

過去の経験から「あれは時間の無駄だったな」と思えるものがあったら、「Do Not リスト」に書き出してみるとよいかもしれません。

たとえば「食後にTVを見ながら寝落ちして2時間無駄に過ごしてしまった」という体験があれば、「食後はソファに寝そべってTVを見ない」という「Not Do」が設定できますね。

習慣的に行っているけど、止めても意外と問題ないかもという行動を考えてみるのもひとつの方法です。

「洗濯は毎日ではなく隔日にする」「新聞をわざわざ取って読むのをやめる」など、思いついたら一度試してみれば結果はすぐにわかります。

「朝食を食べないのは健康に悪いからNGだと思っていたが、自分の場合はそうでもなかった」などの発見があったら、「Not Do リスト」に「朝食を食べない」を追加しましょう。

もし「やはり朝食は大事だなあ」と思ったら、そのときは元の習慣に戻せばよいだけです。

時短できる製品やサービスを活用する

時間創出の方法は、自分の考えや行動を変えるだけには限りません。

便利なものがあったら使ってみるということも、時間確保には有効です。

時短家電

時短家電とは、家事に要する時間をより短縮する機能を持つ家庭電化製品のことです。

代表的なものは、ロボット掃除機ですね。

外出中などに床掃除を済ませておいてくれるので、それまで自分が床掃除にかけていた時間がそっくり節約できます。

アイロボット ルンバi7シリーズ

http://www.irobot-jp.com/product/i7/

食器洗い乾燥機も、時短効果が大きい家電の代表です。

食事の後食器と洗剤を入れてスイッチを押せば、洗浄から乾燥まで自動でやってくれます。

皿洗いに要していた時間を他の用事にあてることができるので、家事の効率アップが可能です。

パナソニック NP-TCR4(プチ食洗)

https://panasonic.jp/dish/products/NP-TCR4.html

ほかにも時短家電と呼ばれるジャンルに該当する製品は、たくさんあります。

時短家電の導入で創出できそうな時間がないか、一度調べてみるのもおすすめです。

家事代行サービス

家事代行サービスとは、文字通り家事を代わりにやってくれるというサービスです。

「パートタイムのお手伝いさん」と考えると、わかりやすいかもしれません。

家事に時間を取られてやりたいことがなかなかできない、というような場合は利用を検討してみる価値があります。

利用料金は業者によって様々ですが、1時間あたり3,000~5,000円程度に設定されていることが多いようです。

家事を他人に頼むということに、ひとによっては抵抗感を覚えるかもしれません。

そんなときは「時間をお金で買っている」という風に、考えてみてはいかがでしょうか。

家事代行サービスの利用で生まれた時間をどのように有効活用するかによって、利用料の価値も変わってきますね。

ベアーズ

https://www.happy-bears.com/kaji/

カジー

https://casy.co.jp/

スマイルプラス

上記に挙げた以外にもたくさんのサービス提供業者がありますので、お住まいの地区でニーズにあったところがないか探してみるとよいですね。

まとめ

以上で本記事を終わります。

時間創出のためには、まず優先順位の付け方が重要です。

やることを減らす工夫も必要ですね。

時短家電や家事代行サービスの活用も、ぜひ検討してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。