古いトイレのドアノブを交換しよう!自分でできる方法や注意点
2024/04/03
2024/04/03
トイレのドアノブ交換は、DIYで行うことも可能です。慎重さが求められる作業ですが、手順を把握すれば、スムーズに交換作業ができます。
この記事では、トイレのドアノブ交換を検討している方向けに、ドアノブの交換作業の方法についてご紹介します。
ドアノブ交換の際に必ず押さえておきたい注意点についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
トイレのドアノブ交換は、DIYで行うことも可能です。しかし古いトイレのドアの場合、ドア部分の木材にヒビを入れてしまったり、現状のドアに合うドアノブが見つからなかったりすることも考えられます。
不安な方は、DIYはせずにプロにドアノブの交換をお願いしたほうが安心です。
トイレのドアノブは、大きく分けて表示錠・円筒錠・チューブラ錠の3つがあります。それぞれのドアノブの特徴と、交換方法についてご紹介します。
表示錠とは、施錠状態が見える鍵のことをいいます。取っ手部分は握り玉タイプ、レバーハンドルなどが一般的です。現代では子どもでも握りやすい、レバーハンドルが主流とされています。
近年の戸建て住宅・マンションなどのトイレのドアは、ほとんどが表示錠です。
円筒錠とは、取っ手の真ん中のボタンを押すと施錠されるタイプのドアノブのことを指します。開くときは、ドアノブを回転させます。
形状は握り玉タイプのみです。基本的には内鍵しか付けられておらず、外側からの施錠方法はありません。非常解錠装置付きのタイプであれば、コインを鍵部分に差し込んで、外側からカギを開けることもできます。
握り玉や台座の横に小さな穴が空いているのも、円筒錠の特徴です。
チューブラ錠とは、円筒錠と同じくラッチボルトを固定するタイプのドアノブのことを指します。全体的に円筒錠とよく似ていますが、チューブラ錠はレバータイプも選べるのが特徴です。
ドアノブの丸座部分にビスがあり、取り外しがしやすいため、チューブラ錠よりもドアノブ交換工事がしやすいと感じるかもしれません。
高齢者のいる家庭やバリアフリーの住まいを選ぶ方のは、引き戸タイプのトイレドアがおすすめです。
引き戸タイプであっても、取っ手部分の交換が可能です。ただし、引き戸と戸枠(壁側・柱にあたる部分)の両方に鍵を取り付けてそれぞれの位置がぴったりかみ合っていないとならないため、施行の際はその他のドアノブよりも慎重さが求められます。
DIYで引き戸のノブ部分を交換する場合は、戸枠のほうは手を加えずに済むように、既存のノブと同製品を選ぶことをおすすめします。
ドアノブのは、ホームセンターやインターネットなどで購入できます。
購入する際は、既存のドアノブのサイズ計測を行うことが大切です。次の項でご紹介する「サイズ計測はしっかりと行う」を参考にし、トイレのドアノブの部品のサイズを正確に把握した上で、購入してください。
トイレのドアノブ交換を初めてチャレンジする際、施行途中にさまざまなトラブルが発生してしまう可能性があります。
スムーズにドアノブ交換を終えられるように、次の点に注意してください。
トイレのドアノブ交換を行う際、新しいドアノブは必ず、現在のドアノブと同じサイズの品を選択してください。
現在のドアノブのサイズ計測は、次の4箇所を測ります。
これらのサイズが全て一致していれば、他メーカーのドアノブや違う種類のドアノブに付け替えることもできます。
サイズが違うと交換はできないため、サイズ計測に間違いがないように注意してください。
ドアノブを交換する際は、ラッチの向きに注意してください。ラッチとは、ドアに取り付けられた突き出た金具のことを指します。
ラッチの向きが違うと、扉がうまく閉まらなくなります。「傾斜になっている側がドアを閉める方向」が正しいため、取り付けの際は間違わないようにしてください。
カギの向きもドアノブ交換で間違いやすいポイントです。施錠するカギは、トイレ側に設置します。
反対側に取り付けてしまうと、外側から施錠をする扉になってしまいます。トイレのドアのカギとして使えなくなってしまう上に付け直しも手間になるため、施行の際によく確認した上で、取り付けを行ってください。
トイレのドアノブの多くが、ビスで固定されています。ビスの取り外し・取り付けにはドライバーが必要です。
ビスのサイズに合っていないドライバーを使用すると、ビスのネジ山を潰してしまうかもしれません。ネジ山が潰れたビスはドライバーとかみ合わなくなるため、緩めることも締め付けることもできなくなります。
ビスの大きさを確認した上で、適切なサイズのドライバーを使用してください。
トイレのドアノブの交換作業中、何かの拍子でドアが閉まり、トイレの中に閉じ込められてしまうケースもあります。
ドアノブの金具が何も取り付けられていない状態であれば問題ありませんが、ラッチが取り付けられているのにドアノブが設置されていない状態のドアに閉じ込められると、とても危険です。
ラッチを動かす方法がないため、トイレからの脱出が困難になります。
破いたトイレットペーパーの芯や細い物をドアのスキマに入れてラッチを抑えれば、トイレから出ることができますが、これらが手元になければ助けを呼ぶしかありません。
トイレのドアノブ交換の際は、閉じ込められないようにドアのスキマにストッパーを置いて作業をしたほうが安心です。
トイレのドアノブ交換はそれほど難しくなく、自分で取り付けも可能です。しかし現状と違うタイプのドアノブを取り付けたり、古すぎるドアだったりする場合は、プロに依頼したほうが安心です。プロに依頼することでキレイに施行をしてもらえます。
また、DIYでやるとドアノブを傷つけたり、ドアの開け閉めがスムーズにできなかったりすることもあります。ドアの修理のプロであれば、これらの心配も必要ありません。
DIYでのドアノブ交換は費用を抑えられる点がメリットですが、手間やリスクを省きたい方は、プロに依頼することをおすすめします。
プロにドアノブの交換を頼んだ場合、費用相場は2〜3万円ほどです。ドアノブの種類によって金額は異なるため、見積もりをお願いした上で依頼を検討したほうが安心です。
トイレのドアノブ交換は、DIYでもできる作業です。手順をきちんと理解し、ドアノブのサイズ計測をしっかり行えば、ドアノブ交換で失敗をするリスクを減らせます。
しかしドアノブ交換の作業には慎重さが求められるため、不安な方はプロに依頼をしたほうが安心です。
ご紹介した内容を参考にし、自分で交換ができそうか判断した上で、作業の可否を検討してみてください。
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