【TOTOなど】トイレタンクの部品交換の方法とは?部品の名称や購入できる場所のご紹介
2024/03/13
2024/03/13
「トイレの水が流れにくくなった」「トイレのハンドルが回せない」といった症状が出たら、トイレタンク内部の部品の交換時期です。
トイレタンクの部品は、自分で交換できます。交換作業自体は簡単にできる内容が多く、早ければ10分前後で完了します。
しかし、トイレタンクの内部はシンプルな構造をしている分、連携している箇所が多く、部品交換を正しく行わないとトイレに不具合が生じるリスクがあります。
適切な部品を用意したり、作業時に周囲を汚損しないよう注意が必要となるため、基本的にはプロに任せるのがおすすめです。
この記事では、トイレタンクの部品交換の方法について解説します。DIYで部品交換に挑戦したい方は、ぜひご参考ください。
目次
TOTOのトイレタンクの部品交換は、DIYで行なうことも可能です。簡単な作業であれば、数十分で交換を終えられます。
ただし、トイレタンクの部品交換の作業は正確な手順を守らないと、水漏れが生じたり水が流れなかったりすることもあります。トイレを快適に使用するために、トイレタンクの部品交換は正しい手順を把握した上で行ってください。
トイレはさまざまなメーカーより製造・販売がされています。しかしトイレタンク内の構造にメーカーごとの違いはほとんどありません。
以下は、一般的なトイレタンクの分解図です。
画像参照元:COM-ET
トイレタンクはシンプルな構造をしており、どこか一部が劣化すると他の部分が機能しなくなることがあります。
トイレタンクの中でも、とくに劣化がしやすく交換の頻度が高い場所が、以下の4つです。
次の項では、上記4つの交換方法の手順について、解説します。
トイレタンク内の部品交換を自分で行う場合、手順を守ることが大切です。
ここからはトイレタンク内の部品交換の方法を、交換箇所ごとにご紹介します。
排水パッキンは、トイレのタンクと給水管を密着させるために使用する接合部品です。劣化すると水もれの原因になります。
劣化を確認した場合、以下の手順で排水パッキンを交換してください。
排水弁のパッキンにうねり・ごみの付着があると水もれの原因になることもあります。必ず正しく取り付けるように注意してください。
水が止まらない、といった際はボールタップバルブの交換が必要です。ボールタップバルブは、以下の内容に沿って交換してください。
レバーハンドルの操作が効かない・動かなくなってしまった、などの症状が発生した際は、レバーハンドルを交換してください。
交換方法は、以下の通りです。
フロートバルブとは、トイレのレバーと繋がった鎖の先にあるゴム(プラスチック)玉部分のことを指します。レバーを回すとフロートバルブが浮かび、水が流れる仕組みです。
フロートバルブとトイレのレバーを結ぶ鎖が外れているだけであれば、鎖をレバーに引っ掛け直せば問題ありません。鎖が切れていたりゴム玉が変形していたりすれば、交換が必要です。交換の手順は、以下の通りです。
TOTOのトイレタンクの部品は、ホームセンターやネット通販で購入できます。
購入の際、必ず使用しているトイレの品番に合う物を選んでください。トイレの品番は、便座の裏や蓋部分などに記載されています。フロートトイレの場合は、便座の後ろに取り付けられたキャビネットに書かれていることが多いようです。
以下のURLで、TOTOトイレの品番の場所が確認できます。ご自宅のトイレの品番がどこに書かれているかわからない方は、参考にしてください。
TOTO公式サイト「トイレの品番を調べる」
トイレのタンク内の部品は、10年前後で劣化するとされています。トイレを使用して10年近くが経過している家庭は、トイレタンクの部品交換の時期です。
また、10年が経過していない場合でも水が流れにくかったり異音が発生したりする場合も、部品を交換してください。
トイレタンクの部品交換をしないでいると、トイレが故障してしまうことも考えられます。より長くトイレを使用するためにも、適切な時期に部品交換を行なってください。
トイレタンクの部品交換を自分でやるのが不安な場合、プロに依頼してみてください。
プロにトイレタンクの部品修理や交換を依頼した場合、費用相場は6,000円〜1万5,000円ほどです。自分で部品交換をするよりも高額になりますが、素人では気付けない部分の劣化や故障なども明らかになります。また、正確に素早く作業を終えられるため、自分でやるよりも効率的で安全性も高いといえます。
トイレタンク内の部品の交換時期は10年ですが、トイレ全体の寿命も10年前後とされています。
使用開始から10年前後が経過しているトイレは、トイレタンク内の部品だけでなくトイレの電気系統やその他の部分も摩耗していることが考えられます。
一部分のみ部品交換をしても、使用し続ければ他の部分で不具合が生じるかもしれません。
長年使用したトイレは部品交換を繰り返し行なわず、買い直しも視野に入れることをおすすめします。
補助金を活用すれば費用を抑えて交換することができるので、交換前には依頼先が補助金に対応している事業者かどうか確認することがポイントです。
トイレの部品交換はDIYでもできます。しかし適切な手順を守らないと、トイレの使用に不便が生じる可能性があるため注意が必要です。
ご紹介した内容を参考にして、トイレを安全に使用できるよう、慎重に部品交換を行なってください。自分で交換することに不安がある方は、プロに依頼するのもひとつの手です。
正しい部品交換を実現し、トイレを長く快適に使用していきたいですね。
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