階段下にトイレを設置するメリット・デメリットとは?収納アイディアも解説!
2023/12/14
2023/12/14
注文住宅で悩む間取り…特に階段下のスペースをどう活用するかで悩む方が多いようです。デッドスペースを少なくし、空間をうまく活用すれば、コンパクトな家でも、居住空間を広くとることができます。
空間の有効活用のために人気のアイディアのひとつに、階段下へのトイレの設置が挙げられます。
この記事では、階段下にトイレを設置するメリットとデメリットについて詳しく解説し、さらに階段下トイレを使いやすくするコツ・アイディアもご紹介いたします。
目次
まずは、階段下にトイレを設置する3つのメリットについて解説いたします。
一般的に、トイレを設置するために必用なスペースは最低0.8畳と言われています。一方、階段下は1〜1.5畳のスペースがあるものの、デッドスペースになりやすい場所です。
この階段下のスペースにトイレを設置すれば、普通より広めのトイレになるうえ、デッドスペースを有効活用することができます。階段下は収納スペースにする方も多いですが、奥行きがありすぎて、実際使ってみると使いづらさを感じる方も多いようです。
その点、トイレならある程度の奥行きが必用ですし、階段の幅があれば窮屈にもなりません。トイレを設置する予定だった場所に収納を作るのも良いかもしれませんね。
階段下にトイレを設置することで、他の部屋のスペースを広く確保することが可能になります。リビングや子供部屋など、ある程度の広さを確保したい部屋が多い時に、トイレの場所決めは意外と難しいものです。
そこで、階段下にトイレを設置すれば、他のスペースを圧迫することなく、トイレの場所を確保できます。
階段下にトイレを設置する意外なメリットは、「使いやすい場所」にトイレを設置できることです。
階段は家の中でも使いやすい場所にあり、どの部屋からでも行きやすいですよね。そんな階段の下にトイレを設置すれば、どの部屋からも行きやすい場所にトイレを作ることができるのです。
就寝後にトイレに行きたくなった場合も、階段の真下にトイレがあれば、階上からトイレに行く際にも比較的楽に向かうことができます。同じ階の部屋で寝ていれば、さらに簡単に行くことができるでしょう。
ここまで階段下にトイレを設置するメリットを紹介いたしましたが、もちろんデメリットが無いわけではありません。デメリットを知らないまま、階段下にトイレを設置するのは不安ですよね。
3つのデメリットをご紹介いたします。
階段下にトイレを設置すると、広さは十分ですが、高さが低くなってしまいがちです。ほとんどの場合で、天井が階段の裏の形となるので、段差が天井に反映されていまします。そのため、背が高い方にとっては、かなり居心地の悪い空間になるかもしれません。
天井が高いところが活きるように、インテリアを配置したり、鏡を設置するなどして圧迫感を感じさせにくいデザインにすることで、素敵な空間にすることも可能です。壁紙をおしゃれなものにしてみるのも良いアイディアですね!
天井の高さは、実際目にしてみないとイメージがつきにくいので、施工前に一度類似の間取りを見せてもらうなどしておくと安心です。
間取りにもよりますが、来客時には、1階にあるトイレをゲスト用とする方が多いと言われています。しかし、階段下トイレだと、デッドスペースを有効活用している感じが強く出てしまい、来客時に貸すのが恥ずかしいと感じる方もいらっしゃるようです。
たしかに、開放感がある広いリビングやラグジュアリーな応接室など、贅沢な雰囲気の家だと、階段下トイレはバランスが悪くなりがちです。
照明を工夫して、あえてこじんまりした落ち着いた空間を演出してみると、自然なメリハリがつけられ、ゲスト用として貸す際にも、恥ずかしいと感じないかもしれません。
トイレには掃除用具やトイレットペーパー、サニタリーグッズ類など、収納しておきたいものがたくさんあります。階段下にトイレを設置する場合、幅が階段の幅になってしまうため、奥行きはあっても幅が狭くなりがちです。そのため、たっぷり入る収納棚や大きめのトイレ掃除グッズを置くと、トイレの空間がごちゃごちゃしやすくなってしまう可能性があります。
サイドにデッドスペースがある場合は、そこまでトイレを広げるのも良いアイディアかもしれません。多少間取りがいびつな形になりますが、その分を収納スペースにできるので、トイレの空間が広々使えます。
または、壁面に棚をつけ、収納スペースに変えてしまうのもオススメです。
階段下トイレを使いやすくオシャレに見せる収納・インテリアのアイディアをご紹介します。コンパクトな空間を使いやすくする便利グッズも合わせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
スペースが限られている階段下トイレは、小さなスペースを有効活用できる収納アイテムがあると便利です。とくに、ドアの横などちょっとしたコーナースペースは収納にうってつけの場所!棚をつけたり、ぴったりサイズの収納グッズをおくと邪魔にもなりにくいでしょう。
こちらの無印良品のコーナー棚なら、石膏ボードに設置できるので、トイレの壁にも設置できます。木目が綺麗で重厚感があるので、雰囲気のある空間を作りたい時にもオススメです。木材の種類はウォールナット材のほか、ナチュラルなオーク材も選べます。
階段下の空間を有効に活用するために、つっぱり棚を利用するのもオススメです。階段の段数が低い窓際は、天井高が低くなりがちです。人が立つのに十分なスペースがない場所は、つっぱり棚をつけて収納スペースに変身させてしまいましょう。
山崎実業の伸縮つっぱり棒用棚板は、突っ張り棒でつくったスペースの上にのせてつかえる棚板で、トイレットペーパーやタオルなど、さまざまな小物をおくことができます。フラットな棚板なので、観葉植物をおいて飾ることも可能です。端にフックがかけられる溝があるので、掃除用具をひっかけて収納することもできます。
トイレのお掃除グッズやトイレットペーパーは、トイレ空間の中に収納してしまいたいものですよね。大きな収納だと、足元を圧迫してしまい生活感が出てしまうので、なるべくスリムで目立たない収納がオススメです。
こちらのトイレットペーパーストッカーは、奥行き12.5cmとかなりスリムなストッカーです。下からトイレットペーパーを取り出せる仕組みになっているので、いちいち上の蓋を開け閉めしなくて良いのも嬉しいポイントです。
階段下のトイレは照明を工夫することで、雰囲気のあるおしゃれ空間にすることも。シンプルなLEDライトよりも、アンティーク調の照明やペンダントライトなど、遊び心のあるデザインの照明がオススメです。やわらかな光を演出できる照明器具だと、より良いですね!
こちらのガラスシェードペンダントライトを天井の高い部分から吊り下げれば、空間全体が優しい光につつまれ、落ち着きのある空間が生まれるでしょう。
階段下トイレのメリット・デメリットをご紹介しました。これから家を建てる予定の方や階段下トイレの収納・インテリアでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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