キッチンのシンク下収納を有効活用する方法とは?調理器具・調味料を整理するコツ
2023/09/01
2023/09/01
キッチンのシンク下収納はスペースが広く、大きなものをたくさんいれるのに適しています。しかし、仕切りや棚など整理するパーツがないので、整理整頓が難しいと感じている方も多いでしょう。
実際、シンク下の収納スペースは高さや奥行きがありすぎるので、ひと工夫しないと、デッドスペースが生まれやすい収納場所でもあります。
この記事ではキッチンのシンク下収納を有効活用する方法とコツをご紹介いたします。
目次
キッチンのシンク下は、シンクの蛇口に通っている水道管が通り、排水口からは排水管が通っています。配管を通すためのスペースを隠しながら、収納スペースとして有効活用するために、引き出しや扉がつけられているのが、シンク下収納の特徴です。
シンク下収納は、水道管や排水管など水回りの配管が通っているため、どうしても湿気が溜まりやすく湿度が高くなりがちです。また、奥行きはキッチンの天板やシンクの奥行きと同じになるため、65cm程度かそれ以上になります。
一般的に、収納の奥行きは30〜45cmが使いやすいと言われているため、65cm以上奥行きがあるシンク下の収納は、かなり奥行きがあるといえるでしょう。
キッチンのシンク下は、水回りで使うものや濡れても大丈夫なストック品を収納するのに適しています。
鍋類の中でも、行平鍋やパスタ鍋のように水をいれてから使うことが多いものは、シンク下にいれるのが最適です。ザルやボウル、計量カップも水と一緒に使う機会が多い調理器具なので、シンク下がベストな収納場所といえるでしょう。
水切りネットやスポンジのストックも、シンク下に収納しておけば、必要な時にすぐに取り出せて便利です。また、ゴミ袋やラップ、収納袋は万が一濡れても使えなくなる心配がないので、シンク下にストックさせることができます。
調味料を収納したい場合、醤油や料理酒など液状で賞味期限が長いものを入れるのがオススメです。
キッチンのシンク下は湿気があることから、残念ながら収納に適さないものもあります。特にストック品に要注意です。
まず、パスタなどの乾麺、海苔などの乾物は、湿気が苦手なので、シンク下に収納すると風味がおちる原因となります。他にも、おせんべいや干し椎茸など、乾燥剤が入っている食品はシンク下以外の場所に収納するようにするのがオススメです。
また、お米も湿気が苦手なので、シンク下に入れるのは良くないと言われています。特に開封済みのお米をシンク下に入れるとひび割れやカビの原因となるので、他の場所に収納するようにしてください。
シンク下の湿度が気になる場合は、除湿剤を使うことで、ある程度湿度をコントロールすることができます。
キッチンの収納は、シンク下とコンロ下の二箇所がメインとなりますが、サイズ感や配管の配置が似ているので、どう使い分けしたら良いのか悩むところですよね。
コンロ下は炒め物に使うフライパンなど、出した後にすぐコンロに置く鍋類を収納するのに適しています。中華鍋やフライパン、卵焼き器などはコンロ下に収納しても良いかもしれません。
また、調理中にコンロ下の収納を開けるのは、危険ですので、サブの鍋やトングなどの調理器具は、シンク下に収納した方が安全です。
動線を考えながら、使い分けすると整理整頓しやすくなりますよ!
ここからはキッチンのシンク下収納をフル活用するための整理術と便利アイテムをご紹介いたします。広いスペースをフル活用できれば、キッチンが驚くほど使いやすくなるはずです
まず、シンク下収納の基本ルールは『よく使うものを前に、ストック品は奥に』です。奥行きが広いキッチン下のスペースを有効活用するためには、空間の使いやすさで物を置く優先順序を決める必要があります。
手前は良く使うもの、トングやおたま、フライ返しなどの調理器具やザル・ボウルなどを入れるのがオススメです。そうすれば、調理中でもすぐに取り出すことができます。
奥は手が届きにくく、急いでいる時には使いにくい場所です。スポンジ・洗剤のストックなど、頻繁に使わないものを入れておくのがオススメ。除湿剤も奥側に入れておきます。
28cmのフライパンや中華鍋を平置きすると、それだけでかなりのスペースを使ってしまいます。そこでオススメなのが、調理器具を立ててしまうことができるスタンドです。スタンドを利用すれば、コンパクトに収納できるので、スペースを有効活用できます。
フライパンの深さによって適切な幅は異なります。スタンドの幅を調節できると、フライパンが倒れたり、引き出しを開けた時にガタついたりすることがなくなります。
なるべくフライパンの向きも揃えるようにして収納すると、整った印象に仕上がります。
引き出しタイプのシンク下収納をお使いの方にオススメなのが、こちらのバータイプ収納アイテムです。収納引き出しの左右にあるバーに固定するので、引き出し上部のデッドスペースになりがちな場所を有効活用できます。
排水管を避けて収納スペースを作ることができるので、配管にぶつかる心配なく、安全にスペースいっぱい使えるのが魅力です。
観音開きタイプのシンク下収納をお使いの場合、普通の突っ張り棒を使えば、スプレーなどを吊り下げ収納することもできるでしょう。
シンク下全体が大きな引き出しになっていると、物を入れても仕切りがないので倒れてしまいます。全体をいくつかのスペースに分けてあげると、収納しやすさがグンと高まります。
仕切りにオススメなのが、無印良品のファイルボックスです。無印良品のポリプロピレンファイルボックスは、ラップのストックを入れたり、ゴミ袋をストックするのに最適です。いくつか揃えて使うと、見た目もスッキリした美しい収納に仕上がります。
調味料やストック品、たまに使う調理器具などは、パッと見て、どこになにがあるのかわかるように工夫しておくと、使いやすくなります。
買ったはずなのに無い、買ってあったのにまた買ってしまった…そんな悲劇を減らすためにも、ラベリングシールを使うのがオススメてーす。耐水調味料ラベルなら、湿気でラベルがにじむこともないのて安心です。
収納グッズを使って、キッチンのシンク下収納を使いやすくしたら、あとは整理整頓して使いやすい状態をキープするだけです。
使ってみて、使いにくいところがあれば、思い切って収納方法を見直すのも良いアイディアです。使っていくうちにマイルールがわかってくることもあるでしょう。あまり使わないものは他の場所に収納するように入れ替えてみたり、ストック品の数を吟味してみたりして、さらに使いやすいシンク下収納を作ってみてください。
キッチンのシンク下収納の整理方法や収納アイディアをご紹介しました。広い収納スペースを有効活用できずにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください!
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