窓・窓サッシ交換のリフォーム費用の相場とは?マンションでできるリフォーム・DIYの方法など
2024/03/08
2024/03/08
「部屋が寒い」「窓周りの結露がひどい」などの悩みを抱えていませんか?
室温を快適にし、窓周りの環境を整えたい方には、窓のリフォームがおすすめです。窓のリフォームを行うことで、窓枠・窓サッシ・窓ガラスが新しくなり、心地よい暮らしが実現します。
この記事では、窓の交換リフォームの内容や費用相場についてご紹介します。マンションでできる窓リフォームや、自分でできるリフォーム内容などについても触れているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
窓のリフォームとひと言で言っても、リフォーム箇所はさまざまです。リフォームする場所によって、費用相場は大きく変化します。
ここからは、窓リフォームを希望する方が多い、窓枠・窓ガラス・サッシ部分の修繕・交換費用などについてご紹介します。
【費用相場】2〜5万円
窓枠がそれほど劣化しておらず、機能性や見た目の向上などを目的とするリフォームでは、窓枠の塗装や化粧板の取り付けなどがおすすめです。
窓枠をペンキやラッカー塗料などで塗装することで、見た目の美しさがよみがえります。また、塗料による防水・浸水機能も期待できます。
化粧板を用いれば、窓枠全体の大きなイメージチェンジも可能です。塗料のように養生の手間や色ムラの心配も少ないため、手早く窓枠リフォームをしたい方は化粧板を検討してみてください。
【費用相場】5〜8万円
雨水やカビ、経年劣化による歪みなどが窓枠に発生している場合は、窓枠の交換が必要です。
窓枠全体の交換は、既存の窓枠を外しサッシも撤去しなくてはなりません。窓部分の大きなリフォームとなるため、窓枠交換と同時に窓サッシ・ガラス交換の工事などと同時に行うことをおすすめします。
【費用相場】2〜15万円
窓ガラスの交換費用は、窓ガラスの種類によって異なります。
単板ガラス(1枚ガラス)の小さな窓であれば、2万円前後でガラス交換が可能です。複層ガラスやトリプルガラスなど、性能の高いガラスであれば、5万円以上の交換費用が必要になります。
また、単板ガラスが取り付けられている窓に複層ガラスを取り付けることもできます。その場合、サッシ部分にアタッチメントを設置して、複層ガラスにリフォームする工事が行われます。
画像参照元:三協アルミ「よくある問い合わせ:単板ガラスを複層ガラスに交換することは可能ですか?」
【費用相場】
<はつり工法> 20万円〜60万円
<カバー工法> 15万円〜40万円
サッシは通常、外壁に埋め込まれて設置されています。サッシを交換する場合は外壁を壊し、埋め込まれたサッシを取り出した後、新設するサッシを再度埋め込まなくてはなりません。
これを「はつり工法」と呼び、どのようなサッシの交換にも採用できる工法です。ただし、大掛かりな工事となるためリフォーム費用は高額になります。
費用を抑えたい場合は、既存のサッシの上に新しいサッシを取り付ける「カバー工法」がおすすめです。カバー工法を用いると、既存のサッシがある分、リフォーム後の窓のサイズは小さくなります。しかし作業が簡単なため費用が抑えられ、短時間で窓サッシをリフォームできます。
【費用相場】
<はつり工法> 30万円〜70万円
<カバー工法> 18万円〜45万円
窓ガラスとサッシ、つまり窓全体を交換する場合、サッシ交換と似た工事を行います。
基本的にははつり工法かカバー工法を用いて、新しいサッシとガラスを設置します。
窓枠もガラスも新調するため、窓全体の機能性の向上が期待できるリフォームです。
窓の交換などのリフォームをする際、申請できる補助金があります。
対象となる工事 | 補助額 | |
子育てエコホーム支援事業 | 断熱改修によるガラス交換・内窓設置・外窓交換など | 最大30万円まで |
先進的窓リノベ2024事業 | 断熱改修によるガラス交換・内窓設置・外窓交換など | 最大200万円まで |
上記の申請は、施工をおこなった会社・事業者がおこないます。申請条件にすべての工事内容や家庭があてはまるとは限らないため、窓リフォームを依頼する際は依頼先の会社に補助金が利用できるか確認してみてください。
マンションの窓サッシは、「共有部分」として定められているケースがほとんどです。そのため、自分の判断で交換やリフォームはできません。
リフォーム・交換を希望する場合は、マンションの管理組合に問い合わせてみてください。
マンションの管理組合で、建物の外観を変える窓サッシ・窓リフォームは、工事が認められないケースがあります。しかし「内窓設置」「窓ガラスの交換」などであれば、建物の外観に関わらないため、マンションでもリフォームが認められるかもしれません。
内窓とは、室内側の窓にもう1枚設置された窓のことをいいます。「二重窓」とも呼びます。
窓を二重にすることで外気による室内への影響が減り、部屋の断熱性がアップします。また、防音効果も期待でき、窓の交換よりも安価に施工が可能なため、マンションで人気のリフォームです。
ただし、窓が二重になるため室内空間が少し狭くなります。窓周りに物や家具を置いている方は、レイアウトの調整が必要になるかもしれません。
窓ガラス交換はサッシをそのまま使用するため、マンションでもリフォームが可能です。窓ガラスを断熱性の高いタイプや防音性、防犯性の高いタイプにリフォームすることで、暮らしの快適性や安全性がアップします。
ただし、色付きの窓ガラスや模様付きの窓ガラスなど、建物の外観イメージが変わる窓ガラスへのリフォームは、工事の許可が降りない可能性があります。
マンション住まいで窓ガラスのリフォームを希望する場合は、取り付ける予定の窓ガラスの品番などをマンションの管理会社と共有し、問題ないか確認したほうが安心です。
既存のサッシを購入し、自分でガラスを取り外して窓サッシを新調するDIYは、おすすめできません。
ガラスはとても重く、ぶつかったり落としたりすればケガの危険性があります。サッシを水平に設置し、防水加工を加える作業も、経験や技術が求められる内容です。
窓サッシそのものを交換する作業は、プロに依頼したほうが安心です。
交換ではなく、既存の窓サッシを活用したリメイクは、DIYでも可能です。
たとえば、窓枠のリフォームはペンキで色変えを楽しむのもひとつの手です。ドアや床の色と窓枠の色を合わせたり、壁の色と同色にするなどして、窓周りのイメージチェンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、専用の化粧板を窓枠に使うのも良い方法です。化粧板の設置はそれほど難しくなく、素人でもDIYで実現できます。既存の窓枠に化粧板の窓枠を被せるだけで、部屋の雰囲気が簡単に変わるため、手軽に窓枠のリフォームをしたい方におすすめです。
もっと手軽に窓のイメージを変えたい方は、リメイクシートを活用するのがおすすめです。リメイクシートは100均でも販売されており、手軽に手に入ります。好みの柄で、窓を彩ってみてください。
窓や窓サッシを交換することで、住まいの雰囲気が変わるだけでなく、断熱性能や防音性もアップします。イメージチェンジと暮らしやすさの向上が両できるため、ぜひ、窓のリフォームを検討してみてください。
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