門扉が壊れたら修理できる?よくあるトラブルとメンテナンス方法について解説!
2023/08/03
2023/08/03
住宅の玄関を守る門扉は、家族の安全を守る重要な要素です。しかし、長年の使用や気候の影響により、門扉にも様々なトラブルが生じることがあります。
この記事では、門扉のトラブルや修理方法、そして効果的なメンテナンスについて解説します。
目次
門扉(もんぴ)とは、家の敷地と外を繋ぐ道の出入り口となる場所です。一般的に、敷地の外と中の境に設置します。門扉の内側はアプローチや駐車場に続いていたりと、自分の家の敷地になります。
そのため、門扉は防犯上重要な役割を果たします。門扉があれば、その奥は家の敷地となるのが一目瞭然ですので、不審者も入りにくくなります。また、外に置いている自転車や荷物などを盗難されるリスクを抑えることもできます。
また、門扉は、家の顔と表現されることも。家に入る人が最初に目にし、通る場所なので、第一印象を良くするためにも、門扉はキレイな状態にしておきたいですね!
門扉は外にあるため、気づかないうちに様々なダメージをうけています。強風にあおられて歪んでしまったり、雨や汚れで風化してしまったりすると、以下のような不具合・トラブルが発生します。
門扉の不具合の中でも、よくあるのが、門扉が閉まにくくなる・開けにくくなるなどの開閉トラブルです。雨や汚れが原因でサビついたり、強風や積雪でゆがんだりするのが原因と考えられます。
急いで家を出る時に開かなかったり、お客さんが開けられなかったりすると、困りますよね。
ヒンジや肘壺を調整することで、スムーズになることも多いです。調整方法は、後ほど解説いたします。細かな調整をする前に、サビや汚れを取り除いてみるのも効果的です。
門扉のがたつき・ぐらつきが気になる場合は、早めにメンテナンスするのがオススメです。そのまま放置すると、開閉不具合の原因となってしまいます。
また、門扉に物をぶつけたり、開閉の衝撃によって、ゆがみが生じることも。衝撃を与えていなくても、地震や地盤沈下などが原因で、知らぬ間にゆがんでしまうこともあります。門扉のゆがみも開閉トラブルの原因になってしまうので、パーツを交換するなどして、ゆがみを改善すると良いでしょう。
扉タイプの門扉の場合、取っ手や鍵の不具合もよく起きます。普段しめていない門扉の鍵を、旅行前などに閉めてみたら閉まらなかった…ということも。
鍵穴を掃除したり、取っ手を交換することで解決することもあります。
門扉に上記のような不具合が見つかった場合、どうすれば良いのでしょうか?
全体を交換・リフォームする方法もありますが、自分で修理したり、業者に修理してもらうことで、改善される可能性もあります。まずは簡単に修理して、それから新しい門扉に交換するのも良いかもしれません。
門扉の修理方法をご紹介いたします。
扉のがたつきや開閉しにくいときには、ヒンジ・肘壺(ひじつぼ)のネジを締め直すことで、改善することが多いです。
肘壺とは、門扉と柱を固定し、扉の蝶番のようなやくわりを果たしている『つぼ状』の金具のことを言います。門扉によっては、「ヒンジ」や「調整金具」と書かれていることもあります。
大抵は、日々の開け閉めでネジがゆるんでしまっているので、少し締め直してあげることで、がたつきが気にならなくなります。上下左右の位置がずれているせいで、開け閉めしづらくなっていることも多いので、開け閉めしながら、ネジを調整してみると、良い締め具合がわかってくるはずです。
年数が経った門扉やあまりメンテナンスをされていなかった門扉だと、肘壺やヒンジ部分が劣化してしまい、ネジを回すだけでは直らないことも。その場合は、劣化した部品を交換することで、比較的安価に修理することができます。
ほとんどの門扉メーカーが、部品・パーツ販売を行なっていますが、20年〜ほど前のものだと、部品が見つからないこともあるでしょう。純正部品が無い場合は、代替部品で合うものがないか探します。
部品交換や部品の調達は、素人がやるよりも業者がやる方がスムーズに行えます。リフォーム業者や工務店に相談してみるのがオススメです。
鍵の調子が悪い時も、部品交換で修理することができますが、その前にエアダスターでゴミや汚れを取り除くのも有効です。鍵穴用のエアダスターが無い場合は、PC掃除用などのエアダスターでも構いません。
ゴミや汚れを吹き飛ばし、鍵の調子を確認してみてください。それでも直らない場合は、部品交換することになります。無理にいじると、悪化することもあるので、ご注意ください。
複数の部品交換が必要になるほど、門扉が劣化してしまっている場合は、修理するより、まるごと交換してしまう方がコスパが良いかもしれません。見た目もキレイになるので、修理費用と購入費用を比べ、あまり変わらないなら購入を検討してみてください。
また、扉型の門扉よりも、アコーディオン門扉の方が、比較的安価に設置できます。もし費用面でお悩みの場合は、アコーディオン門扉も検討してみると、選択肢が広がるかもしれません。
年に1〜2回、門扉のメンテナンスを行ってあげると、門扉の寿命が伸びます。大掃除や草むしりのついでに、門扉の様子を観察し、お手入れしてみてください。
メンテナンス方法を解説いたします。
まずは、門扉の汚れを落とします。硬く絞った雑巾で水拭きし、砂埃や汚れを取り除いてください。鳥のフンやシミなど、しつこい汚れが気になる時は、中性洗剤で全体を洗い、その後水をかけて洗い流します。洗剤の残りがあると、サビの原因となるので、しっかりと洗い流してください。
最後に乾拭きをすると、ピカピカになりますよ!
大掃除が面倒な方は、月に1度、乾拭きをしておくと、汚れが蓄積しないので、掃除が楽になりますよ。
スチール製の門扉には、赤サビがつくことがあります。赤茶色の汚れがついていたら要注意です。サビを見つけたら、スチール製のタワシや紙やすり、錆び取りペーパーなどでこすり落とします。サビが落ちたら、目の細かい紙やすりで磨いてから、錆止め塗料をぬると、サビを防止できます。
アルミ製の門扉につくサビは、白サビになります。小さなサビなら、クエン酸や中性洗剤で洗うと落ちるでしょう。それでも落ちない場合は、少量の歯磨き粉をつけてこすると、取れることがあります。汚れをとったら、乾拭きして仕上げます。
肘壺や調整金具が硬かったり、異音を発している場合は、グリスやシリコンオイルを注油することで、症状がおさまります。放置していると、金属が疲弊し壊れてしまう可能性もあるので、気がついた時に処置しておくと安心です。
注油後は、余分な油分をしっかり拭き取って、乾拭きしてください。
長年の使用で不具合が起きやすい門扉は、定期的なお手入れ・メンテナンスで状態を保つことができます。不具合があれば、早めに修理することで、門扉の寿命を伸ばすこともできるでしょう。
修理・メンテナンスで、門扉を使いやすい状態に直してみてください。
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