散らかりがちなキッチンがすっきり!自分で作るキッチン収納のDIYのやり方を解説
2023/06/02
2023/06/02
キッチンは食材や調理道具、調味料、食器類など必要なものが多く、散らかりやすいスペースです。
しかし、「キッチン台が散らかっていて料理の効率が悪い」と考えながら、「DIYで収納を作りたいけど何から始めたらいいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、これからDIYを始めようと考えている方やキッチンを整理したいという方に、「DIYでキッチン収納を作る」ためのアイデアについてご紹介します。
目次
まず、たくさんのキッチン収納製品が販売されている中で、DIYでキッチン収納を作るメリットとはどのようなところにあるのでしょうか。
ここではキッチン収納をDIYで自作するメリットについてご紹介します。
市販品では、「自分の好みのデザインがない」という場合もあると思います。
収納棚は自分の使い方や、収納するものによって理想とするデザインは人それぞれとなってしまいますので、市販品で見つけるのが難しいのです。
その場合はDIYで自分の理想の収納を作ってしまうのが一番です。
キッチンは他の家具や家電のサイズで利用できるスペースが変わってきます。
「デザインは良いけどサイズが合わず、隙間ができる」という場合も多くあります。
キッチンのスペースに合わせてピッタリフィットする収納棚があれば、貴重なスペースを無駄なく活用することが可能です。
DIYの最も大きなメリットは「安価に家具を手に入れられる」という点です。
市販品の購入と比べ、作る時間は必要となり手間はかかりますが費用は「材料費」のみですので安価に利用できます。
DIYの能力は、他の様々な作業に役立てることができます。
DIYの道具を使いこなすことができれば、家の修繕や住宅設備のトラブル時に役立つでしょう。
また、実際に作ることで、市販品の品質なども比べることができ、粗悪品の購入を防ぐことができるでしょう。
DIYでキッチン収納を作るには、材料と道具が必要となります。作るものにより、必要なものは変わりますが、ここでは基本となる材料と道具についてご紹介します。
キッチンは湿気や水分が多いので「耐水性」に優れた木材を使うことをおすすめします。
代表的なものは「ヒノキ」・「スギ」・「ウェスタンレッドシダー」・「レッドウッド」などとなります。
金具は収納棚や引き出しの構造を支える大切な材料です。
ネジやボルト、L字ステーなどの他、引き出し用の「レール」や「取っ手」などが必要となります。
塗料は木材の色や質感を変えること以外にも「傷や汚れから保護する」役割もあります。
また、水性塗料や耐水性のある塗料を使うことで、湿気や水分から木材を守り、木材の腐食を防ぐことができます。
「金具」で紹介したレールや取っ手の他、作る棚の種類によって棚板の「棚受け」や、キッチン用品を掛ける「フック」など必要に応じて用意しましょう。
電動ドリル(ドリルビット) | 穴を開ける |
ジグソー | 木材や金属板を切断する |
サンダー | 木材や金属の表面を研磨する |
ハンマー | クギを打ち込む・金属や木材を叩く |
ドライバー | ネジを回す |
プライヤー(ペンチ) | 金属製品やクギ、ボルトをつかみ、引っ張る、曲げる |
ノコギリ | 木材を切る |
メジャー | サイズを測る |
クランプ | 木材や金属を固定し、加工する |
作る棚の種類により必要な道具は変わったり、代用のきく道具などもありますので、制作の工程を確認し、必要なものを用意しましょう。
特に電動工具については使用状況によってケガをする危険性があります。
取り扱いには十分注意し、安全第一で作業しましょう。
引き出し棚は収納力も高く色々な使い方ができるので、「細かいものをまとめて収納したい」、「種類別にわかりやすく収納したい」という方におすすめです。
カット前にしっかり完成形のサイズを設定した設計図を作成しておきましょう。
設計図に沿って板材をカットします。引き出し用のフロント板、サイド板、背板、底板などに分けてカットしましょう。
カットした板材をサンダー(サンダーペーパー)で表面をなめらかになるように研磨します。
研磨作業中は、粉じんや切削物が飛び散ることがあります。目や手を保護するため、安全メガネや手袋を着用することをおすすめします。
また、研磨作業を行う際は、研磨の方向に注意することが重要です。一定方向に揃えるように行いましょう。
引き出しの高さに合わせて取り付け位置を決め、スライドレールを取り付けます。
棚板にドリルで穴をあけ、ネジで固定します。スライドレールは引き出しのフロント板とサイド板に取り付けます。
フロント板とサイド板を木工用ボンドで接着し、ネジで固定します。
背板と底板をつけ、引き出し箱を作ります。引き出しのフロント板には取っ手用の穴をあけておきます。
引き出しをスライドレールに取り付け、動作に問題がないか確認します。もし開閉に問題があればレールの設置位置を調節します。
棚の表面にペンキで塗装します。ペンキは耐水性のあるものや、防食性のあるものを使用しましょう。
キッチンの壁面はデッドスペースとなりやすいので、うまく活用することでおしゃれな収納スペースになります。
また、手の届きやすい位置なので、よく使うものを収納しておくことで、調理の効率をあげることもできます。
「調理器具を整理したいけど使い勝手は犠牲にしたくない」、「調味料を手の届く位置にまとめておきたい」という方におすすめです。
必要な大きさに板材をカットします。収納したいものや幅の長さにより、板のたわみや落下がおきないように板の厚さに注意しましょう。
カットした棚板を研磨します。
研磨作業は、粉塵や切削物が周囲に飛び散ることがあるため、広いスペースで行いましょう。
棚の位置を決め、ドリルで穴をあけてブラケットを取り付けます。棚板の幅が広い場合は適切な間隔で複数箇所に取り付けましょう。
その後、棚板をブラケットにのせ、ネジで固定します。
木工用ボンドも使用し、しっかり取り付けましょう。
必要があれば棚板に穴をあけ、フック(S字フックなど)を取り付けます。
棚板にペンキを塗り仕上げます。
応用として、棚板にもう一枚スパイスボトルの大きさに穴を開けた板を設置すれば「スパイスラック」として活用できる棚になります。
最後に、キッチン収納をDIYする際に注意することについてご紹介します。
DIYを始める前に、しっかり計画を立てることが大切です。「使用方法」、「サイズ」、「使い勝手」、「材料(デザイン)」などを考慮し、どのようなものが必要なのか決めましょう。
DIYは工具などの使用によりケガをする恐れがあります。「手袋」、「マスク」、「安全メガネ」などの安全用品を用意して十分注意しましょう。
DIY作業において、材料の選択は非常に重要です。耐久性やデザイン性、価格などを考慮して、適切な材料を選択することが大切です。
特に使用方法を考え、必要な耐久性をもった材料を選ぶようにしましょう。
DIY作業で作ったキッチン収納は、仕上げによってより美しく仕上げることができます。塗装前の研磨などをしっかり行うことで、滑らかな仕上がりにすることができます。
キッチン収納を自分でDIYすることで、自分の生活にピッタリな収納棚ができます。
最初は必要な道具を揃えたりで費用もかかりますが、一度揃えてしまえば後は材料費のみで色々なものを作ることができます。
簡単なものからぜひチャレンジしてみてください。
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