キッチンのレンジフードは、前に飛び出したシルエットがインテリアの邪魔をしていたり、存在感がありすぎたりと、外観面で不満をもたれることの多い設備です。背の高い方だと頭をぶつけたことがあるという方も多いでしょう。

そこで、最近はすっきりしたデザインの薄型レンジフードの人気が高まっています。

この記事では、薄型レンジフードの特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントについて詳しくご紹介します。

レンジフード

薄型レンジフードとは?

薄型レンジフードとは、従来型のレンジフードに比べ、本体の厚みを抑えてスタイリッシュにしたレンジフードです。

一般的に従来型のレンジフードは『ブーツ型』と呼ばれる形状になっています。コンロ側が広く、煙や湯気を効率よく集めやすい一方で、側面の出っ張りがキッチン空間の圧迫感につながることもあります。

またある程度高さも必要とするため、コンパクトなキッチンでは邪魔になりやすいといったデメリットがありました。

薄型レンジフードはブーツ型のデメリットを改善した新たなスタンダードとなりつつあります。

スリム型レンジフード

薄型レンジフードの中でも主流なのが、スリム型レンジフードです。スリム型レンジフードは、シロッコファンが使われているのが特徴で、本体を横から見ると逆さにした「T字」になっています。
吊り戸棚があるキッチンなら、シルエットに統一感が生まれ、キッチンがスッキリした印象になります。

近年では、住宅のデザイン志向の高まりや、清掃性の向上から、ブーツ型よりもスリム型を選ぶ家庭が増えています。

浅型レンジフード

浅型レンジフードとは、天井が低いキッチンや梁(ハリ)があって通常のレンジフードを設置できないキッチンに設置する換気扇です。マンションやアパートなどに設置されることが多い傾向があります。

薄型レンジフードのメリット&デメリット

スタイリッシュな薄型レンジフードですが、従来型の換気扇に比べて劣るポイントはあるのでしょうか?薄型レンジフードのメリット&デメリットについて解説します。

薄型レンジフードのメリット

薄型レンジフードは、従来式に比べると凹凸が少なく作られている傾向があり、お手入れが比較的簡単です。
最近では、ノンフィルタータイプが増えており、さらに掃除の手間が省けるのが魅力的といえます。

また、ブーツ型レンジフードにくらべ、省スペースで設置できるのも特徴です。
すっきりとした見た目は、モダンなキッチンインテリアや収納設備とも調和しやすく、キッチンのデザインにこだわりたい方からも支持されています。

薄型レンジフードのデメリット

薄型レンジフードのデメリットとしては、ブーツ型にくらべるとやや換気性能に劣る傾向が挙げられます。
ブーツ型の方が、煙や湯気を効率的に集じんできる構造になっているため、プロペラ式の換気扇の方がパワフルで換気性能が高いと言われています。

とはいえ、最新型のシロッコファンは換気性能もアップしているため、そこまで気にする必要はありません。

もう一つのデメリットは価格面です。薄型レンジフードは、コンロ連動型やリモコン機能付きなど高機能な製品も多く、機能が増えれば増えるほど、価格にも反映されてしまいます。
設置にかかる工事費も含め、予算とのバランスを考えることも大切です。

レンジフード

レンジフードを選ぶ時のポイント

キッチンに合った薄型レンジフードを選ぶためにチェックしておきたい重要なポイントが3つあります。ここでは、レンジフード選びを失敗しないためのコツを3つご紹介します。

サイズ選び

レンジフードは、設置するキッチンの条件に合わせて適切なサイズを選ぶことが大切です。

レンジフードの横幅は、吸引効率を高めるため、コンロの幅よりも10cm程度大きいものを選ぶのが基本となります。
例えば75cm幅のコンロをお使いの場合は、75cm幅、もしくは90cm幅のレンジフードが適しています。また、天井までの高さや既存の配管位置も確認が必要になります。

特に集合住宅では、建物の構造上の制約がある場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。

お手入れのしやすさ

毎日使うレンジフードは、お手入れの容易さも重要です。落としにくいベタベタした油汚れがつかないよう、コーティング加工してある製品や簡単に取り外して丸洗いできるものだと、比較的簡単にお手入れできます。

最新機種では、ノンフィルタータイプや10年間ファンのお手入れが不要なレンジフードなど、お手入れが楽になるレンジフードが人気です。
掃除のしやすさを事前に確認しておくと、購入後の満足度が高まります。

機能性

薄型レンジフードには、基本的な換気能力以外にも様々な便利機能が搭載されています。

コンロと連携機能のあるレンジフードだと、コンロの点火/消火に合わせて自動で換気扇もON/OFFするため、換気扇の付け忘れや消し忘れを防止できます。
手が汚れている時に、換気扇のスイッチを触らなくても良いのも嬉しいポイントです。

他にも調光機能付きLEDライトやキッチンタイマー付きなど、調理がはかどる機能がついたレンジフードの人気が高くなっています。

オススメの薄型レンジフード3選

薄型レンジフードの中から、特にオススメのモデルを3つご紹介します。

薄型レンジフードをお探しの方は、製品選びの参考にしてみてください。

ノーリツ クララシリーズ

ノーリツの「クララ」シリーズは、省エネ性能と静音性に優れた人気の薄型レンジフードです。操作パネル部の厚みは、わずか35mm。スリムでスタイリッシュなデザインとなっています。

フィルター無しの設計と楽々オイルトレーでお手入れもしやすくなっています。コンロと連動機能付きのモデルもあり、予算やお使いのコンロに合わせて機種を選ぶことが可能です。

本体カラーはブラック/ホワイト/ステンレスの3色から選択できます。
特に、キッチンをホワイト系統で統一したい場合などは、ノーリツ クララがおすすめです。

リンナイ FUJIOH XGRシリーズ

FUJIOH製造、リンナイの薄型レンジフードは、オイルスマッシャー機能でレンジフード内部を汚さない特殊構造が魅力です。
サッと洗うだけでお手入れできるので、換気扇掃除が好きではない方にもオススメです。

オートモードなら、温度センサーが風量を自動で調整してくれるため、省エネにもつながります。

Panasonic HZCシリーズ

PanasonicのHZCシリーズはフラットな整流板をつかって換気能力を高めた機種です。フード部分の厚みも35mmと薄型で、空間への圧迫感を抑えられる点も魅力です。
フィルター付きなので、ノンフィルターよりもフィルター付きのレンジフードが良いという方にオススメです。

まとめ

薄型レンジフードは、圧迫感がないスタイリッシュなレンジフードです。
キッチンの見栄えを良くしたい方や最新式のレンジフードに交換したい方は、ぜひ薄型レンジフードを検討してみてください。

最後に、レンジフード(換気扇)の設置は、電源や排気ダクトの処理が必要となるため、専門業者に依頼するのが安心です。配線工事がない場合、換気扇は自分で交換しても問題ないですが、かなり難しい作業になります。特に薄型レンジフードは配管工事が必要になるため、専門業者に依頼した方が安心です。

レンジフード

ビルトインガスコンロ

蛇口・水栓