追い焚きとたし湯はどう使い分ける?給湯器機能の違いを比較解説
2022/05/17
2022/05/17
先日、自宅の給湯器を交換しました。
今までの給湯器はお湯がぬるくなると「高温さし湯」のボタンを押してお風呂を温めなおすタイプのものでした。今回、追い焚き機能がある給湯器に交換したので、高温差し湯機能が追い焚き機能になったものと思っていました。
しかし、交換した給湯器には、追い焚き機能に加えて「たし湯機能」もあり、この2つの機能の違いはなんでしょうか?また、どういった状況で使い分けをすればいいものですか?
高温水供給式タイプの給湯器から、追い焚き機能付きの給湯器へ交換されたということですが、今までと違う機能の給湯器になると、使い勝手や機能の違いが分かりにくいと思います。それでは、疑問に思われている「高温差し湯」「追い焚き」「たし湯」の違いをご説明します。
今までご質問者様がお使いになっていた給湯器は、約80℃の高温のお湯を浴槽に供給することでお風呂の温度を上げる仕組みです。差し湯は、メーカーやお湯が供給されるアダプターの種類により、設定した湯量が供給されるタイプやお風呂の設定温度になるまで差し湯し続けるタイプ、タイマーの設定で1分間に何Lと決まった高温水が供給されるタイプなど様々です。
湯量が増えますので、元々の浴槽の湯量が多い場合はあふれることがあります。また、設定した湯量が供給されるタイプやタイマー設定の場合は、湯加減をみながら熱くなりすぎないように時間を調整する必要があります。
ぬるくなってしまった浴槽のお湯を給湯器で設定温度に温めなおして、また浴槽に戻ることでお風呂のお湯が温かく(熱くなる)機能です。もともと浴槽にあるお湯を循環させているため、お湯の量が増えるkとはありません。そのため、水道代がかからなくて節約に繋がります。ご家族の入浴時間がバラバラでお湯が冷めてしまうことが多いときは、とても便利な機能です。
※フルオートタイプ、オートタイプの給湯器は、自動保温機能が搭載されているため、設定した時間内であれば定期的に浴槽内の湯温をチェックして、お湯の温度が下がると自動で追い焚きしてくれます。自動保温がきれた場合は、追い焚きボタンを押せば設定温度までお湯の温度をあげることができます。
たし湯とは、新しい水を設定温度に沸かした設定した量のお湯を、浴槽に足す機能です。高温さし湯と追い焚きがお風呂のお湯の温めなおしを指しますが、たし湯は湯量の調整機能のことです。体を洗う際に浴槽のお湯を使って、浴槽内のお湯が減ったときに使います。なお、給湯器タイプによって、たし湯は自動と手動があります。
※フルオートタイプ給湯器の場合:自動保温の間は、たし湯も自動です。設定水位より下がると、自動で設定水位までお湯を足します。
※オートタイプ給湯器の場合:たし湯は手動です。たし湯ボタンを押すと、設定した量のお湯が足されるため、場合によっては設定した水位より増えることがあります。
ぬるくなったお風呂を沸かしなおす場合は「追い焚き機能」、お風呂の湯量が減ってしまった場合は「たし湯」機能をご利用ください。
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