トイレの交換を検討中ですが、今のご時世、除菌機能付きの商品が気になります。
メーカーやシリーズによって違いはありますか?

専門家からの回答

アドバイザー井口

投稿日時: 2022/05/19

トイレは家の中でも特に衛生的にしておきたい場所ですので、除菌機能は気になりますね。
各メーカー、除菌の種類は様々ですが、除菌する場所は便器・ノズルが主といえます。 搭載機種については、各メーカーサイトをご確認ください。

■TOTO:きれい除菌水

水道水に含まれる塩化物イオンを電気分解して「次亜塩素酸水」という除菌効果のある水を自動で生成し、 便器にふきかけたり、ノズルを洗浄することで汚れのもととなる「菌」を除菌します。また、トイレ使用後に毎回洗浄するだけではなく、 使用していないときにも定期的に自動で洗浄するので、きれいが長続きします。

<きれい除菌水>

TOTOメーカーサイトはこちら>

■Panasonic:オゾンウォーター

薬品を使わず水から生成された除菌効果のあるオゾン水を自動で便器に散布し、汚れの原因菌を抑制します。また、便器だけではなくノズルもオゾン水で自動洗浄します。 衛生面が気になるノズルも洗浄されるのは安心です。

※トイレ使用後に毎回散布ではなく、1日に3回程度自動的に散布されます。

<オゾンウォーター>

Panasonicメーカーサイトはこちら>

■LIXIL:プラズマクラスターイオンによる鉢内除菌

シャープのプラズマクラスター技術を使い、目に見えない『浮遊カビ菌』『付着菌』『におい原因菌』を除菌する機能です。 +(プラス)、―(マイナス)のイオンをプラズマ放電により発生、放出することで、便器やノズルだけではなく、 便ふた裏や便座裏のすみずみまで行き渡らせ、菌を分解、除菌を行うことができます。 なお、TOTOの除菌水、Panasonicのオゾン水に比べて、目に見えない除菌方法であるため、好みにはなりますが、除菌できている感としては、TOTO、Panasonicがおすすめです。

<鉢内除菌>

LIXILメーカーサイトはこちら >

上記、除菌機能はお掃除やお手入れが不要になる機能ではありません。 衛生的にきれいに使い続けていくためにも定期的なお掃除は欠かさず行いましょう。

また各メーカー、一部商品に、便座から立ち上がると自動で便ふたを閉めてから便器洗浄を行うモードが搭載された機種も発売されています。こちらは、コロナウィルス感染症が流行後に搭載された機能で、 便器洗浄時の水ハネを防ぎ衛生的に安心してお使いいただける機能です。