カーテンのサイズの測り方!サイズ選びで失敗をした場合の対処方法も
2023/12/26
2023/12/26
カーテンのサイズを間違えてしまうと、窓周りの見栄えが悪くなったり、遮光性・断熱性も低下したりする可能性があります。そのため、カーテンを購入する際は、窓に対して正しいサイズを把握することが大切です。
しかしカーテンの計測には細かいルールがあります。幅や丈、カーテンの開き方やフックの位置など、カーテンをオーダーする際に、難しく感じることもあるかもしれません。
この記事では、カーテンのサイズの測り方について解説します。サイズが合わない場合の調整方法についてもご紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
カーテンのサイズは、レールを取り付けてから決めてください。カーテンの丈や幅は、レールに合わせて採寸する必要があるためです。
レールに合った大きさのカーテンでないと、窓を十分に覆えなかったり、幅や丈が大きすぎて光や空気が入りやすくなったりします。
サイズが合っていないカーテンはカーテンとしての機能を果たせなくなります。失敗をしないためにもレールを取り付けた上でサイズの計測をしましょう。
カーテンのサイズ測定はコツさえ押さえればそれほど難しくありません。カーテンのサイズの測り方の基本を解説いたします。カーテンの取り付けに後悔しないようにしてください。
カーテンの横幅は、カーテンレールのサイズに合わせて決めます。一般的な機能性レールの場合は、端に固定されているランナー同士の距離を計測します。
装飾レールの場合は、左右のキャップの付け根〜付け根までを測ればOKです。
計測した寸法に3〜5%をプラスしたサイズが、カーテンの仕上がり幅のサイズとなります。しかしオーダーする際に計算する必要はありません。多くのメーカーが計測したサイズから適切な仕上がりサイズを算出した上で作成をします。
仕上がりサイズを指示したい場合は、オーダー時に「仕上がりサイズ」である旨を明記しておくと良いでしょう。
カーテンの幅を決めたら次はカーテンの丈を決めましょう。カーテンの丈も、レールに沿って計測します。
機能性レールの場合は、ランナーに取り付けられた銀色のフックの下端〜床までの長さを計ってください。
装飾性レールの場合も同様に、カーテンフックをひっかけるランナー部分〜床までを測ります。
腰窓の場合は、ランナー〜窓の下端までの長さを計測しましょう。
一般的な掃き出し窓や出窓の場合は、ランナーから床まで測った長さからー1cmしたサイズが、ちょうど良い丈のサイズです。腰窓であれば、窓の下端から+10〜15cmほどが一般的なサイズとなります。こちらも、取り付ける窓の名称(掃き出し・出窓・腰窓など)を伝えれば、レールから測った寸法に沿って最適な長さを算出し、縫製をしてくれます。
しかしカーテンの丈は好みやインテリアの位置によって左右されるため、希望の長さを伝えるのもひとつの手です。たとえば、部屋の断熱性を高めたい方は、丈の長いカーテンを作るのも良い方法です。腰窓の下に家具が置いてある場合は、短い丈でカーテンを作ると良いでしょう。
カーテンの開き方は、両開きと片開きの2種類があります。両開きと片開きで仕上がり総幅のサイズは変わりませんが、カーテンレールの種類によっては片開きが対応できないタイプもあります。
真ん中にレールを支えるブラケット金具が設置されており、ランナーが両端まで行き来できないカーテンレールは、片開きカーテンに対応できません。
カーテン購入時は、レールの形状に注意した上で、両開き・片開きを決めましょう。
カーテンを購入する際、フックの位置の指定をお願いされることがあります。
カーテンのフックとは、カーテンの裏側に取り付けられているフックのことです。ランナーにカーテンをひっかける際に、使用します。
カーテンフックにはAフック(天井付)とBフック(正面付) の2種類があります。Aフックはレールが見えるようにカーテンを取り付ける際に使用するフックの形状です。Bフックは、カーテンでレールを隠したい場合に使用します。
レース側がAフック・ドレープ側をBフックで作るのが一般的です。
フックを指定することで、採寸したサイズに対して最適な長さのカーテンになるよう、縫製メーカーが調整してくれます。レールの丈を測った後、カーテンをどう取り付けるのか決めて、Aフック・Bフックの指定をしましょう。
小窓の目線隠しをしたい場合はカフェカーテンの導入がおすすめです。
カフェカーテンのサイズを決める際は、窓枠の内側(突っ張り棒の幅)を測ります。窓枠の内枠の幅を縫製メーカーや店舗に伝えることで、そのサイズに対して適切な大きさのカフェカーテンを作成してもらえます。
ヒダが大きな、ゆったりとしたカフェカーテンを希望する方は、窓枠の寸法に対して1.5〜2倍の仕上がり幅を指定するのがおすすめです。
フラットカーテンとは、ヒダのないタイプのカーテンのことを言います。すっきりとしたイメージに仕上がるため、モダンな空間や窓周りをシンプルなイメージにしたい方におすすめです。
フラットカーテンの計測方法は、丈・幅のサイズは普通のカーテンと変わりません。フラットカーテンであることを伝えれば、採寸した数値に対して適切なサイズで製作をしてもらえます。
フラットカーテンでもゆったりとした仕上がりを求める方は、レールから計測した幅に対し1.5倍ほどの仕上がり幅になるよう、製作を依頼すると良いでしょう。1枚布のようにすっきりした仕上がりにしたい方は、レール幅に対して1.1倍ほどの仕上がりサイズを、店舗や縫製メーカーに伝えてみてください。
カーテンを取り付けた後に、サイズが合わないことが判明するケースもあります。ここからはカーテンのサイズが合わない場合の対処方法をご紹介します。
カーテンの丈が窓に合わない場合は、いくつかの対処方法があります。
カーテンの丈はフックの取り付け位置を変えることで、ある程度の調整ができます。カーテンが長すぎる場合はフックを上に動かし、短すぎる場合は下に動かしてみてください。
1〜4cmほどであれば、フックで丈の長さを調整できます。
フックの調整だけでは事足りない場合、再縫製を検討してみてください。
カーテンの裾は、10cmほど折り返して作られています。縫製が得意であれば裾の折り返しをほどいて、長さを調整してみるのもひとつの手です。
折り返しても長さが足りない場合は、布を継ぎ足すのも有効な手段です。裾部分だけ色が違うカーテンにすることで、窓周りのおしゃれさがアップします。
裾が長い場合は、裾を押さえるフックなどアイテムを活用するのもおすすめです。
ジャパンコマース シェルカーテンクリップ 25mm (アンティーク, 10)
たとえば、こちらの製品を活用すれば、裾をバルーンカーテン風にまとめられます。ぜひ、使用を検討してみてください。
DIYで丈を調整できない場合は、作り直しも検討したほうが良いかもしれません。店舗によってはサイズミスをしてしまったことを伝えると、値引きしてくれるケースもあります。
工夫でどうすることもできない場合は、カーテンを購入した店に相談してみましょう。
カーテンの幅が大きすぎる場合は、ランナーをプラスしてカーテンレールのサイズ内に納めてしまうのがおすすめです。もしくは、レールのみを再購入し、幅が大きなカーテンを取り付けるのも良いかもしれません。
幅が大きなカーテンは見栄えは悪くなりますが、窓から入る光や空気を遮断しやすくなるため、断熱性が高まります。
カーテンの幅が短すぎる場合は、再縫製が必要です。費用を抑えて再縫製をしたい場合は、フラットカーテンやハトメカーテンにすることも検討してみましょう。
布を追加する必要がなくなるため、縫製代のみの追加費用でカーテンの再縫製ができる可能性があります。
カーテンのサイズの測り方はルールが細かいことから、難しいと感じてしまうかもしれません。しかし基本を覚えてしまえば、それほど困難ではなく、簡単に希望の仕上がりサイズのカーテンを入手できます。
心配な場合は、カーテンメーカーや店舗に相談すれば、出張で採寸してもらえるケースもあります。カーテンの計測で間違える不安がある方は、ぜひ依頼をしてみましょう。
適切なサイズのカーテンで、お部屋を理想通り彩ることができたら良いですね。
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