快適に使える書斎のレイアウトとは?必要な広さや押さえておきたいポイント
2023/08/30
2023/08/30
書斎をつくるにあたって、大切なのがレイアウトのアイデアです。どのようにデスクを配置し、どこに必要な家具を置くのかを熟考することで、快適な書斎が完成します。
しかし書斎スペースとして確保できる広さは、住まいやライフスタイルによって異なるものです。狭い書斎スペースでは満足できる書斎をつくることは、難しいのでしょうか。
この記事では書斎に必要な広さやレイアウトのポイントについて、ご紹介します。1〜6畳までの書斎のレイアウトのシミュレーションについても触れているため、書斎づくりに悩む方はぜひ参考にしてください。
目次
「書斎」というと、どれほどのスペースを想像するでしょうか、画像のように、広くて立派な書斎をイメージする方もいるかもしれません。
しかし日本の家屋は、それほど大きくありません。そのため書斎にたくさんのスペースを確保するのは困難です。
狭くても作業効率が捗る、心地良い書斎をつくるには、どのくらいのスペースが必要なのでしょうか。
書斎の広さは、1畳あれば問題ありません。
近年ではコンパクトサイズのデスクや、壁に収納できるタイプのデスクなどが販売されています。畳1枚分のスペースがあれば机も椅子も置けるため、書斎としての役割を果たすのに十分な広さといえます。
2畳以上あれば、幅130㎝ほどの大きなデスクを設置できます。デスクトップ型のパソコンを使用する方や、デスク周りに資料を置きたい方にとっても、不便することはない広さです。
1畳、2畳ほどであれば、住まいのどこかに確保できるスペースがあるのではないでしょうか。
快適な書斎をつくるには、レイアウトのポイントを知ることが大切です。
書斎レイアウトのポイントは、下記の5つとなります。
それぞれの詳細について、解説します。
書斎をどのように使用するのか、目的を明らかにすることで適したレイアウトが見えてきます。
たとえば、黙々と読書に時間を費やすための書斎にしたいのであれば、本棚とゆったり本が読めるデスクやチェア、もしかしたらソファーも必要かもしれません。
ノートPCでの作業をメインとする書斎なら、無駄な情報が視界に入ってこないように、デスクの向きを調整することをおすすめします。
書斎の活用方法を明確にした上で、家具のレイアウトを検討してみてください。
書斎の使用目的は家具のレイアウトだけでなく、書斎の設置位置にも大きく関わってきます。
書斎の設置位置としては、下記が挙げられます。
集中できる書斎をつくりたいのであれば、リビングといった家族との距離が近い場所に書斎を設置するのは避けたほうが良いかもしれません。
退屈な作業を書斎でしなくてはならない方は、寝室に書斎を設けないほうが無難です。ベッドが視界に入るとついだらけてしまいたくなり、作業効率が落ちてしまうことが考えられます。
自分以外の家族も使用する書斎であれば、スキップフロアや階段下などの位置につくるのもおすすめです。
どこに書斎を置けばより使いやすくなるのか、検討をした上で書斎家具を置く場所を決めてみてください。
書斎に何を置くかも大切なポイントです。
趣味部屋として書斎を活用するのであれば、取り出しやすく眺めやすいラックが必要です。書類が多い方なら、書類を整頓できる書棚・引き出しなどの設置をおすすめします。
書斎に必要な家具によって、求められる書斎の広さも変わってきます。
書斎に設置する家具に優先順位をつけて、必要なアイテムを揃えてみてください。
日当たりが悪すぎる・良すぎる、または暑すぎる・寒すぎる書斎では、作業に集中できません。
採光や空調も意識して、書斎づくりを進めることが大切です。
日当たりの調整には窓が必要ですが、書斎の設置場所によっては窓の光が入ってこないことも考えられます。手元や視界を照らす照明を加えるなどして、採光を確保してください。
空調に関しても、可能であればエアコンを書斎に設置することをおすすめします。
エアコンの設置が難しい場所に書斎をつくる場合は、サーキュレーターや小型の置き型エアコンの導入の検討をおすすめします。
書斎ではPCや扇風機など、家電を使うシーンも多くあります。コンセントが使いにくい位置にあると、延長コードで電源まで繋がなくてはなりません。
延長コードが書斎のあちらこちらに散らかっていると、景観が悪くなります。また、コードにつまづいてケガをしたり、家電を故障させたりする可能性も考えられます。
書斎を設置する場所は、適切な位置にコンセントが配置されているかどうかも意識した上で、選んでみてください。
書斎の広さは目的や住まいの大きさなどによって、確保できるスペースが異なります。
1畳の広さ程度の書斎は、リビングや廊下などのスペースの一角につくるのがおすすめです。
大人1人がスムーズに通り抜けるには、60cmの幅が必要とされています。リビング・その他の空間で書斎スペースを設ける場合は、椅子の後ろの空間は60cm以上を確保してください。
また、パーテーションを用いて、空間を間仕切るのも良いアイデアです。
1畳の書斎を個室でつくると、デスク・椅子を置くだけで空間がいっぱいになります。開放感を得るために、窓は大きめにつくったり壁に室内窓を設置したりすると良いかもしれません。
2畳〜3畳あれば、ゆったりとしたレイアウトが実現できます。
画像は3畳の書斎ですが、本棚を置いても余裕があります。130cm幅の横長タイプのデスクを置いても、窮屈な印象は感じません。細身のハンガーラックや趣味用のコンパクトな収納棚なども設置できます。
画像は6畳の書斎でシミュレーションをしたパターンです。広々としており、机をL字型に設置しても余裕があります。
お子さまの勉強部屋や趣味部屋と兼用しても、窮屈さがない広さです。レイアウトを工夫すれば、コンパクトなソファを置くこともできます。
レイアウトを工夫することで、快適で居心地の良い書斎が完成します。
まずは自身が書斎に求めるものを明らかにして、必要な物に優先順位をつけてみてください。その上で、確保できるスペースに何をどれだけ置けるのか、考えてみるのがおすすめです。
ご紹介した内容を参考にして、リラックスができるマイ書斎を、築いてくださいね。
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