エアコンのDIYアイデア!おしゃれに室内機・室外機を隠す方法と注意点
2023/06/22
2023/06/22
「エアコンが空間に馴染まない」「部屋をおしゃれにしたいのに、エアコンの存在が浮いてしまう」といった悩みはありませんか?
エアコンのイメージを変えることでインテリアに馴染み、空間コーディネートの幅も広がります。エアコンのイメージを変えるには、買い替えしかないと考える方もいるかもしれません。
エアコンのイメージチェンジは、自作やDIYでも可能です。
この記事では、DIY初心者の方でも簡単に実現できる、エアコンのDIYや自作アイデアについてご紹介します。エアコンの存在感やデザインに悩んでいる方は、ぜひ作り方の参考にしてください。
エアコンは夏・冬の暮らしに欠かせない家電製品です。しかしサイズが大きく空間における存在感も強いため、インテリアに馴染みにくい家電でもあります。
DIYや自作のアイデアを用いて、エアコンをインテリアの中に溶け込むおしゃれな家電に変身させてみませんか?
DIY初心者の方やDIYに不慣れの方は、マスキングテープやステッカーなどで手軽にエアコンのイメージチェンジをするのがおすすめです。
マスキングテープやステッカーをエアコンに貼ることでおしゃれなワンポイントとなり、エアコンの無機質なイメージを和らげることができます。また、マスキングテープやステッカーでのDIYは、飽きたら簡単に剥がせる点も魅力です。
ワンポイントではなく、エアコン全体の色や模様を変えて大幅なイメージチェンジをしたい方は、リメイクシートを活用してみてください。
リメイクシートをエアコンに貼ることで、エアコンを木目調や石目調など、自由なデザインを楽しめます。リメイクシートは100均でも手に入るため、まずはお試しで安価な品から試してみるのがおすすめです。
吹き出し口部分は避けて、前面下部から少しずつていねいに貼るのがリメイクシート貼りのコツです。
屋内用の塗料でエアコンを塗装するのも、DIYの良いアイデアです。ペンキをそのまま塗装すると、エアコンのつるつるした表面に塗料が弾かれてしまいます。まずはエアコンの表面をやすりで削った上で、プライマーという下地を塗ってから塗装をすると、きれいに色が乗ります。
塗装でのDIYは単色を選択する方が多いですが、前面はブラック・側面はブラウンなど場所ごとに色を変えるのも、おしゃれな仕上がりになりおすすめです。
木材のカバーでエアコン全体を覆うDIYのアイデアもあります。コの字型でエアコンの前・サイドを覆えるように板を組み立てたら、四方にフックを固定し、天井から吊るせば完成です。
材料は100均やホームセンターのすのこを代用すればカット工数が少なくなるため、簡単につくれます。凝ったデザインがお好みの場合は、購入した板・木材をカットして組み立ててみてください。
すのこや木材・板同士の組み合わせは、最初にボンドで固定をしてからビスを打つと、失敗の可能性を減らせます。
シャビーシックや男前インテリアで見かけることが多い、少し掠れた印字やイラストをエアコンに加えたい場合は、ステンシルがおすすめです。ワンポイントが加わるという点では、マスキングテープやステッカーと似ていますが、ステンシルのほうがナチュラルな仕上がりになります。
また、塗料の上からでも施工ができるため、ペンキ塗装と組み合わせて取り入れるのも良いアイデアです。
ステンシルのデザインシートも100均やホームセンターで入手できます。お気に入りのデザインを探して、自室のエアコンを飾ってみてください。
おしゃれなだけでなく、エアコンの機能性もアップさせたい場合はエアコンハンガーの設置を検討するのもひとつの手です。
エアコンハンガーとは、エアコンの吹き出し口に取り付ける洗濯物ハンガーのことを指します。エアコンの風が直に届くため、室内干しが乾きやすくなります。
梅雨時に重宝するアイテムのため、家に1つあると便利です。
エアコンというと白くて四角く、大きなサイズの製品を想像するかもしれません。しかし近年のエアコンはおしゃれなデザインの物も多く、従来に比べて選択肢の幅が広がっています。また、エアコンの存在を感じさせない埋め込み形のエアコンも需要が増えています。
DIYが苦手な方は、インテリアに馴染みやすいエアコンに買い替えを検討してみるのもひとつの手です。
エアコンの室外機も、庭やベランダで強い存在感を放ちます。そのため、DIYでおしゃれにリメイクしたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここからは庭やベランダに置かれた室外機をおしゃれに彩るDIYのアイデアについてご紹介します。
エアコンの室外機は室内のエアコン同様に、木で囲っても問題ありません。木製の板で覆われることでエアコンの室外機がナチュラルな印象になり、庭に溶け込みやすくなります。
また、上部分まで木製の板で覆えば、室外機を棚やテーブル代わりにすることも可能です。植木鉢や100均の小物などを置いて、庭の彩りとして活用してみてはいかがでしょうか。エアコンを活用しない時期は、ガーデニングテーブルとしても使えます。
使用する材料は、あらかじめ屋外用として作られているラティスがおすすめです。3枚のラティスを組み立てて固定することで、簡単に室外機カバーが完成します。木材を材料としてジグソーでカットしてつくる場合は、防腐・防水用の塗料を塗るようにしてください。
風雨による劣化が不安な場合は、アルミやステンレス製品でつくられた室外機カバーを活用するのがおすすめです。アルミ・ステンレスは木材よりも強度が高く、長持ちします。
室外機カバーは市販もされています。おしゃれな商品も多いので、DIYで手作りするのが手間だと感じる方は、市販品の採用も検討してみてください。
こちらのアイテムは杉材でできています。杉特有のやわらかな風合いが魅力で、緑や花が多い庭にマッチしやすい色とデザインです。
アルミ製ならこちらの製品がおすすめです。シンプルなデザインで、庭のデザインや家の外観を選びません。ルーバーの角度が自由に変えられるため、吹き出し口から出る風を上・下向きなどに選択でき、植物やアウトドア家具に風が直接当たるのを防げます。
アルミやスチール製の室内カバーは無機質なイメージですが、こちらはとてもおしゃれなデザインです。上部にグリーンをたくさん置いて、室外機に華やかさを加えてみてはいかがでしょうか。降雪地方にお住まいの方は、雪の重みにも耐えられるタイプを選ぶのがおすすめです。
室外機をペンキで塗装する方法もあります。塗装する場合、塗料は屋外用を使用してください。また、室内エアコン同様に塗料がのりにくい場合は、やすりやプライマーによる下地の準備が必要です。
風雨による変色は避けられませんが、色やデザインによってはそれも味として活かせます。ウッドデッキに設置している場合は、ウッドデッキの床と合わせて馴染ませるのも良いアイデアです。
室外機の日除けだけが目的であれば、室外機に屋根を設置するDIYアイデアをおすすめします。屋根があることで室外機に直射日光があたるのを防げれば、エアコンの効率も向上します。すだれやシェード、板を活用して、室外機の屋根がわりとするのも良い方法です。
下記の記事で、室外機の日除けに関する詳しい内容や、日除けと節電の関係性について記載してあります。気になる方は、ぜひ参考にしてください。
エアコンの室内機・室外機をDIYでおしゃれにしたり利便性を上げたりする場合は、次の3点に注意をしてください。
それぞれの内容を詳しく解説します。
室内機も室外機も、どちらも吹き出し口やルーバーを塞いでしまわないように注意してください。吹き出し口やルーバーを塞ぐと、室内機・室外機が空気の排出を遮ることになってしまいます。エアコンが空気を充分に排出できないと、エアコンは自身が出した冷たい・暖かい風を再び吸い込むことになり、その吸い込んだ空気を「部屋の温度」と認識してしまいます。
その結果、設定温度に到達したと勘違いをしたエアコンが、作動を弱めてしまうことも。この現象をショートサーキット現象と呼びます。ショートサーキット現象はエアコンの効率性を下げるだけでなく故障にも繋がります。発生を防ぐために吹き出し口は閉じないようにしてください。
塗料を用いてエアコンや室外機の外観を変える場合は、養生を欠かさないようにしてください。養生を怠ると、ペンキが部屋の壁や外壁に付着します。塗料の種類によっては、落とすのが困難なことも考えられます。
養生はめんどうに感じるかもしれませんが、後悔をしないように家具・家財や内装をていねいに保護してください。
エアコンや室外機をDIYするにあたって、設置場所に取り付けたままだと作業がしにくいと感じるかもしれません。しかしエアコンや室外機を取り外したり動かしたりすると、その後、元に戻せなくなる可能性があります。元に戻せたとしても、接続漏れや隙間が生じたりして、不具合を招く可能性も否定できません。
エアコンや室外機の取り付け・移動・取り外しはプロでないと難しい作業です。DIYで手を加えないようにしてください。
エアコンをおしゃれに飾ることで、部屋や庭、ベランダなどの空間のイメージが大きく変わります。DIYの内容によっては、初心者やDIYに不慣れな方にとっては難しい施工もあるかもしれません。その場合はステッカーやステンシルなど、工具が必要ない作り方を選ぶのがおすすめです。
おしゃれなエアコンや室外機で、空間コーディネートをもっと自由に楽しんでいきたいですね。
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