冬のシーリングファンの風向きは?暖房効率を高める使い方
2023/12/28
2023/12/28
高気密の住宅が増えてきた今、注目を集めているのがシーリングファンです。シーリングファンがあれば、部屋の空気を効率的に循環させ、快適な室内環境を作り出してくれます。
従来は高い天井のある家にしか設置できない大型のものが主流でしたが、最近では小型のシーリングファンも増え、選択肢が広がりました。
特に冬は暖かな空気を循環させ、足元を温めてくれるので、足先の冷え対策にも最適です。ただし、シーリングファンを効果的に使うためには風向き(回転方向)に注意しなくてはなりません。
この記事では、冬の寒さ対策に効果的なシーリングファンの使い方とリビングや寝室にオススメのシーリングファンをご紹介いたします。
目次
シーリングファンは羽が回転する方向により、風向きを変えることができます。
右回り(時計回り)に回すと、下から上向きに空気が流れ、左回り(反時計回り)に回すと、上から下に空気が流れます。
冬は暖房を使い部屋の気温を温めますが、温まった空気はどんどん高いところに溜まっていきます。そこで、冬は右回りにシーリングファンを回すと暖房効率を高めることができるのです。
そうすることで、シーリングファンが空気を下から上に動かし、冷たい空気は天井に、温かい空気は壁に沿って足元に下がってくるという仕組みが生まれます。
空気が上向きに流れると、風が直接体に当たることがないため、体感温度も下がりにくく、ポカポカ快適に過ごすことができます。
シーリングファンの機種によって、シーリングファンの風向きを変更する方法は異なります。
ここでは、一般住宅でよく設置されることが多い、プルチェーン付きのシーリングファンの場合の回転方向の変更方法についてご紹介します。
プルチェーン付きのシーリングファンには、風向きを変えるための反転ファンスイッチがついています。
冬に暖房とシーリングファンを併用すると、以下のメリットが得られます。
それぞれのメリットについて、詳しくみていきましょう。
冬は空気が乾燥しやすく、肌の乾燥や口・喉の乾燥に悩まされる方も多いかもしれません。乾燥すると、免疫力も下がりやすく、風邪も引きやすくなってしまいます。
そのうえ、部屋を温めるために暖房器具をガンガン使うと、さらに湿度が下がり、室温が上がっても部屋の空気が乾燥してしまいます。
湿度が下がると体感温度も下がってしまうため「暖かさ」を感じるためには、どんどん部屋の温度をあげるしかなくなり、悪循環に陥ります。
そこで、シーリングファンを使うことで、空気を攪拌し暖房効率を高めると、部屋の空気をむらなく短時間で暖かくできます。弱めの暖房で済むため、湿度が下がりにくく、加湿器も使えばさらに体感温度が高まります。
暖房器具だけだと、頭上に温かい空気が溜まり、足元に冷えた空気が溜まりやすいため、足元の冷えが気になる方が多いでしょう。
シーリングファンを使えば、室内の空気の温度のムラがなくなるため、足元からポカポカし過ごしやすい空間を作り出せます。高気密住宅だと、特にその効果を実感できるはずです。
さらに、シーリングファンは一般的な暖房器具より電力を必要としないため、電気代がかかりません。節約にも繋がります。
シーリングファンを使うと、部屋の空気が常に静かに動き続けます。寒いからと暖房の温風を体に直接当てたり、足元だけを暖房で
温めたりすると、動いた時に体が急激に冷え、大きな温度変化に体がびっくりしてしまいます。
シーリングファンなら、部屋全体が温まるので、急激な温度変化が少なく自律神経が乱れにくいため、体の不調が起こりにくいのも特徴です。
冬のリビングにおすすめのシーリングファンを5つご紹介いたします。小型で一般的な天井高のリビングでも使いやすい商品を集めたので、是非チェックしてみてください!
リビング用のシーリングファンとして人気が高い、シーリングライトにファンがついた製品です。照明器具を取り付ける引掛シーリングがあれば、簡単に取り付けられます。
スイング機能や回転方向切り替えもできるので、冬だけでなく、オールシーズンお使いいただけます。
シャンデリアタイプのライトがついたシーリングファンです。低い天井だと少し圧迫感があるので、マンションなど高めの天井のお部屋におすすめです。羽が大きいため、しっかりめの風を感じることができます。羽のデザインはリバーシブルで、お部屋の雰囲気に合わせて好きなデザインに変更することも可能です。
モーター音が静かでランニングコストが低いDCモーター搭載のシーリングファンライトです。木目調のファンがオシャレで人気のシリーズになります。自然でなめらかな風を生み出す「ゆらぎ」機能付きなので、リラックスしやすく、寝室にもおすすめです。
木の木目を生かしたナチュラルで重厚感のある木製のシーリングファンです。ライトはついていませんが、その分シンプルなデザインが魅力的です。圧迫感が少なく、天井高が高くない部屋でもマッチしやすいタイプと言えるでしょう。同じデザインでライト付きのものや羽の枚数が多いタイプも選べます。
大きめのフラットなシーリングライトにファンがついたタイプのシーリングファンです。フラットなデザインなので、一般的なシーリングライトから取り替えても違和感がなく、馴染みやすいデザインになっています。風量調整もでき、DCモーターなので駆動音も気になりません。
さらに、無段階調光、3段階調色できシーリングライトとしても万能です。
シーリングファンに関するよくある質問をまとめました。シーリングファンを導入するか悩んでいる方は参考にしてみてください。
回転方向を変えられるシーリングファンなら、オールシーズンお使いいただけます。今回ご紹介したシーリングファンなら、どの製品も回転方向を変えられるうえ、風量調整もできるので、一年を通して使用可能です。
製品や設置場所によっては工事がいりますが、今回ご紹介したシーリングファンなら、照明器具用の引掛シーリングがあれば、ご自身で簡単に設置できます。
製品によっては、モーター音が気になる場合もあるようです。静かな部屋で使う場合は、モーター音が静かなDCモーターのシーリングファンがオススメです。
また、ファンに汚れがたまる場合もあります。キッチン近くだと、ベトベトしたホコリが溜まりやすいので、定期的にファンを外してお手入れすると、汚れが気になりにくいはずです。
暖房とシーリングファンを併用することで、室内の温度のムラがなくなり部屋全体がポカポカと暖かくなります。足先の冷えでお悩みの方や、乾燥が気になる方にもオススメです。
シーリングファンの風向きを調整することで、オールシーズンより快適に過ごせるようになります。
暖房効率を上げることで節電・節約にもつながるので、シーリングファンをお使いの方は、ぜひ季節ごとに設定を確認し、ベストな風向きでご使用してみてください。
ARTICLE LIST
2023/12/28
2024/05/09
2024/05/07