浴室テレビの取り付け費用の相場は?テレビの選び方や設置場所
2023/11/16
2023/11/16
「浴室にテレビがあったら、もっとお風呂を好きになれるのに」と考えたことはないでしょうか。
浴室テレビは後付けも可能です。テレビがお風呂にあることで、長風呂をのんびり楽しめたり、退屈なお風呂時間を心地良い時間へと変えたりできます。
しかし、浴室テレビを設置するにあたって気になるのが、工事費用です。また、テレビの選び方や設置場所なども気になるかと思います。
この記事では、浴室テレビを取り付ける場合の費用相場や浴室テレビの選び方などについて、ご紹介します。
浴室テレビの設置に迷っている方はぜひ、参考にしてください。
目次
浴室テレビには、次の3種類があります。
それぞれの特徴について、解説します。
壁掛け式の浴室テレビは、その名のとおり壁に取り付けて使用します。壁掛けキットがあれば自分で取り付けることができるため、好きな位置にテレビを設置できる点がメリットです。
しかし設置する位置によっては、壁の強度が足りないことも考えられます。素人では判断が難しいため、プロに設置を依頼したほうが安心です。
埋め込み式のテレビは壁の中にテレビが埋め込まれています。壁とテレビがフラットなため、高級感があり安定感を得られる点が特徴です。
取り付けには壁に大きな穴を開けなくてはならず、配線工事も伴います。そのためDIYでの施工は難しく、施工会社への依頼が必要になります。
ポータブル式の浴室テレビは持ち運びができます。そのため、お風呂以外の場所でもテレビを楽しめるのが特徴です。
使用する度に持ち運ばなくてはならない点を手間と感じるかもしれませんが、ポータブル式は備え付けのテレビよりも安価です。加えて、近年の製品は画質も良く電波の受信状況も良いため、ストレスなくテレビを視聴できます。
持ち運びの手間よりも、費用を抑えることに重点を置く方に、おすすめの選択肢です。
浴室テレビを取り付ける際の工事費用は、新規で取り付ける場合と交換取り付けの場合で金額が異なります。
新規で取り付ける場合の工事費用は、2万円〜22万円ほどが費用相場です。製品代やお風呂のタイプによって金額が異なります。
壁掛け式 | 約12〜15万円 |
埋め込み式 | 約12〜22万円 |
ポータブル式 | 約2〜6万円(製品代のみ) |
浴室テレビの交換取り付けの工事費用は、新規で取り付けるよりも安く済みます。20万円ほどあれば、新しい浴室テレビが取り付けられます。
壁掛け式 | 約9〜12万円 |
埋め込み式 | 約9〜19万円 |
ポータブル式 | 約2〜6万円(製品代のみ) |
浴室テレビを新調するにあたって、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。
ここからは浴室テレビの選び方について解説します。
浴室テレビを選ぶ際、何よりも重視したいのが見たい番組が見られるかどうかです。
浴室テレビを取り付けたい方の中には、地デジだけではなくDVDやYoutube、映画やアニメのサブスクリプションを視聴したい方もいるかと思います。また、映像ではなくて音楽を聴きたいというケースも考えられます。
浴室テレビの種類によっては、地デジに限定されている物もあります。お風呂で見たい番組が見れるのか、求める機能があるかどうか、調べた上で購入してください。
浴室テレビは、湯船に浸かった状態で見ます。よほど広いお風呂でない限りテレビとの距離はそれほど離れていないため、大きすぎるテレビでは目が疲れてしまうかもしれません。
また、テレビが邪魔をしてシャワーがしにくかったりシャンプーやボディソープの置き場所に困ったりすることも考えられます。
逆に小さすぎるテレビでは、画面が見づらくなります。
浴室の広さに合ったサイズのテレビを取り入れて、快適なお風呂時間を楽しんでください。
浴室テレビには、ワンセグタイプとフルセグタイプ、さらに両方を備えているタイプの3種類があります。
これらの違いは、解像度の差です。ワンセグタイプの解像度は320×240、フルセグタイプは最大1920×1080の解像度を備えています。
解像度を求めるのであれば、フルセグタイプを選んだほうが無難です。しかしフルセグタイプは受信する電波の量が多いことから、電波状況が悪い浴室では機能しないことも考えられます。
一方でワンセグタイプは画質が荒いのが欠点ですが、電波が入りやすく見る場所を選びません。
解像度とお風呂の電波状況のバランスを見て、適したタイプを選んでください。
浴室テレビはどのお風呂にも取り付けられるとは限りません。
設置するには、次の条件にあてはまる必要があります。
浴室テレビを設置する際は、配線工事が必要です。
お風呂の配線は、壁の中や天井に設置されています。ユニットバスであれば、壁の一部を外すだけで施工が可能です。
一方でタイル貼りの古いお風呂(在来工法)の場合は、大がかりな工事が必要になります。テレビを埋め込むのも難しく、壁掛けをするにもタイルでは金具の取り付けが不安定です。
そのため、浴室テレビを取り付けられるのは、ユニットバスに限定されます。
浴室テレビの配線には、天井の点検口が必要です。点検口があることでケーブルの配線が容易にでき、修理や交換の作業もスムーズに進みます。
近年のユニットバスであれば、点検口が天井についていることがほとんどです。しかし古いタイプの場合は、点検口が設置されていないケースもあります。
点検口がないユニットバスの場合、浴室テレビ設置時に点検口の取り付け工事が伴います。
浴室テレビは、基本的には浴槽の足側に取り付けます。取り付け高さは浴槽に浸かったときの目線の高さほどです。一般的なサイズの浴槽であれば、浴槽の縁から25〜30cmほど上の位置がテレビを取り付けるのにちょうど良い場所といえます。
また、お風呂の構造によっては頭側に浴室テレビを取り付けなくてはならないケースもあります。その際は、バスタブの足側に頭を置いてテレビ視聴をすることになります。
近年の浴槽は頭側に傾斜がついていたり、脚側に段差が付いていたりするタイプが豊富です。そのため脚側に頭を置くことで、少し窮屈さを感じてしまうかもしれません。心地良くお風呂タイムを過ごせるように、お風呂でも使用できる枕などを取り入れて対策をしてみてください。
浴室テレビを取り付ける際の工事は、浴室の壁に配線用の穴を開けることから始まります。その後、天井裏にアンテナと電源の配線を確保します。最後にテレビチューナーを設置して浴室テレビまで配線を通し、浴室テレビを壁に設置すれば工事完了です。
工期は交換工事であれば半日ほどで終了します。新規で浴室テレビを取り付ける場合は、2〜3日かかると見ておくと安心です。
浴室テレビの取り付けは、DIYではできません。電気工事を有するため、専門の資格を持った人・会社しか施工ができない決まりです。
資格を持たずに工事すれば違反となります。安全面にも不安が残るため、DIYでの浴室テレビの取り付けは避けてください。
工事費用を削減したい方は、ポータブルテレビを検討することをおすすめします。
浴室テレビがあることで、お風呂時間が充実します。長風呂ものんびり楽しめるため、今よりももっとお風呂が好きになるかもしれません。
のぼせないように注意しながら、お風呂でのテレビ時間をぜひ楽しんでみてください。
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